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ぼ う も う し と そ も う し
紡毛糸と梳毛糸


 
 
 毛糸は大きく紡毛糸と梳毛糸の2種類に分けられるでしょう。手紡ぎの糸はちょっと違うと思うので、ここでは工場で作られる紡績糸に視点を当て考えてみました。

 紡毛糸は短い毛も含めてカードをかけて糸にします。繊維が混ざっている状態で、摩擦に弱く切れやすいのですが空気を多く含み、糸の構造上いろいろな風合いを持たせることも出来ます。織った布は洗って縮絨して仕上げます。

 梳毛糸は比較的長い毛を梳き短い毛を取り除いてから糸にし、繊維は平行にきれいに揃っています。撚りをかけることで空気を追い出していまうので、紡毛糸に比べ保温性は劣りますが、摩擦に強く切れにくいのが特徴です。(梳毛糸を英語でウーステッドと言います)梳毛糸で織られた布の仕上げは、縮絨ではなく、蒸気や煮沸などによって高温処理する事で縦糸と横糸の繊維をからませます。

 
 
情報提供:David Gurney