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手織り講習
この講習の特色は、各自取り組みたい課題を
その人に合わせたレベルで指導が受けられることです

  講習内容の例

     織りの中の色づかい
     4枚と8枚綜絖の組織織り
     4枚綜絖による2重織り
     オーバーショットの図案作りと織り
     伝統的なチェックを用いたパターンの展開
     その他

参加者は、手織りをしたことがない人、少し経験のある人、またいろいろな織りをしている人と、経験も様々です。選んだ課題は同じでも、同じように理解し作業が進められるわけではありません。デイビットは丁寧にそれぞれのレベルに合わせて説明し、わかりやすく工程を進めます。

講習1日目は色と組織のサンプル織り・伝統的なチェックのサンプル織り・2重織り・オーバーショット等の見本を見ながら説明を受けて、それぞれ取り組む課題を決めることから始まります。あまり経験のない人たちは、色と組織織りのサンプル、経験がある人たちは日本ではあまり知られていないオーバーショット・また8枚綜絖の組織織りのサンプルに取り組むなど様々です。


組織織サンプル

チェックサンプル

オーバーショット
色と組織織りのサンプルを始めるに当たって、まず組み合わせる色選び、その並べ方、どの組織をどう組み合わせるかもそれぞれの希望を聞いたり、アドバイスを受けたりしながら、決めていきます。同じ課題に取り組んでも、違うものが織りあがります。

使うのは油のついた紡毛糸です。織る工程では油が毛羽立ちをおさえ、織りあがった物を熱いお湯で洗い、油を落として良い風合いに仕上げます。洗う前と後の風合いの変化に、新しい体験が得られるでしょう。

講習の時間は、日曜朝9時から金曜午後5時30分まで昼食とティタイムの休憩を取りながら行い、希望により夕食後もデイビットの指導が受けられます。日が長く9時ごろまで明るかったので、夜遅くまでという感じがしません。ケートが食事やお茶の用意ができたと知らせてくれて、時の過ぎる速さを感じます。期間中の1日午後から近くのお城見学とタリフの街へのショッピングがいい息抜きになるでしょう。天気がいいとちょっと織りの間でお散歩に出かけたり、それぞれ自分に合わせた時を過ごしてください。

デイビットが書いた英文のテキストの中から、織り始めるまでの用意、2重織り、オバーショット等の項目を日本語訳したテキストを用意しています。

また、このコースで、サンプルではなく、一つの作品を織り上げることも出来ます。

ちょっとひと言!  

英国で手織り糸として使われる糸は、油がついています。それは染色した羊毛を糸にする工程で加えられた油がそのまま残っていて、これが織りの工程で毛羽立ちを防ぎ、糸に弾力性を持たせる役割をしています。油で毛先がくっついた状態の糸を織り、織りあがってから洗って油を落として毛を広げてフェルト化することで、布になります。英国で始めて手織りコースに参加したとき、指導してくれたアメリカ人の Nancy Lee Child に言われるまま、出来上がったサンプル織りを切り、一部を熱いお湯と沢山の石鹸で泡をぶくぶくにして20分もみ続けました。出来上がったのは毛布のようになった布でした。使う糸によっては良い服地が織れる、そう思ったこのコースでの体験が今の私の織物の基本になっています。