単糸の経糸について

最近チェビオットの経糸を巻き取るのがとても大変だったという話しを2人から聞きました
タリフの糸は油が付いていて毛羽立ちを抑えてあるので
とても扱いやすく、双糸は経糸の巻き取りも殆どトラブル有りません

そのつもりで単糸を扱うとちょっと大変だったのかもしれません
単糸は工場でコーンに巻き上げた後で程ほどの撚り止めはしてあるのですが
それでも、糸を緩めると、クルクル回ります

今日丁度服地の経糸を織機にかけ始めました

経糸を織機にセットする作業を簡単にする秘訣は
きれいな経糸を作る(整経) ⇒ それを崩さずきれいなまま織機にかけるの2点です

写真の経糸は960本織り幅86cm
糸が細いので、整経台には沢山かけられるのですが、全体を5つにわけて
約200本ずつの束にして、夫々に500mlのペットボトルを重しにします
クルクルなって巻き取り難いのはこのようにテンションをあげて引っ張ると解消します

経糸の本数が多くなって、複数を同時に引いて整経される方も有ると思いますが
大管などを使う場合も、均一な張り具合で扱えないようなら
手間でも1本ずつ整経するときれいに出来ます

経糸がきれいに巻き取れると、服地の出来上がりもスッキリしています
勿論織る時のトラブルも有りません

これらの糸は工業用で、機械で加工するためのものです
それが度々切れるような事が有れば、扱いがちょっと合っていないかもです
1本では弱くても束ではかなり強いので、工夫してみてください
これに関しての問合せにもお答えいたします~

明日、巻き取りをして、どこまで綜絖通しができるでしょう・・・

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