卓上機、使いやすくする4つのヒント⑶

レバーやペダルを操作すると、経糸が上に上がる上開口の織り機は
経糸を開いた時に、下の糸の高さが揃わなかったり
上に持ち上げられたりして、シャトルを使うと経糸を拾ってしまうことがあります

ヒント⑵で説明したように、ゴムで綜絖枠を下へ引っ張っておくと、かなり織りやすくなりますが
さらにシャトルと、シャトルの入れ方に工夫を加えます

車が付いていないタイプのシャトルを、立てて飛ばします
私はSAORIの1番小さな24cmのシャトルを使っています
織り進んで、立てて入れると通り難くなってきたら、通常の横向きでも経糸を拾わずに織れます
手前に巻き取りすぎず、綜絖の近くで織る方が具合が良いので
面倒がらずに少しずつ頻繁に巻き取りましょう

もちろん、上手にシャトルを投げて飛ばせるようになるのは、たくさん練習して下さい
私でも、時に気が散ると落としてしまうことがあります
集中力も必要ですね

そしてスムーズに織るには糸の管巻きも重要です
シャトルが飛ぶ時にスルスルと緯糸が出てこないと、ストレスですね
なるべく硬く管に巻きましょう
これもたくさんやると上手になります
ちなみに教室で生徒さん方が使う時には、ほとんど私が巻いてあげます
特に初めてシャトルを使う方は、シャトルに慣れないのに糸がスルスル出てこないと
大変な思いをされますから、、、、

自分でやってみながら、色々考えて工夫してみると、もっと楽に織れるようになるかもしれません
❣️小さな楽しい❣️ 増やしましょう

コメント

  1. 八木原明子 より:

    初めまして
    羊毛を紡ぐようになって楽しく拝見しています。勉強になります。一つお尋ねですが、ドラムカーダーの中古を探していますが、どこのものがお勧めですか?アシュフォードと東京手織りとスピンハウスのものを比較されていた続きが知りたいです。私の紡いでいるのはコリデールなど敷物用の太い糸に適したものです。

    1. タリフ より:

      八木原明子さま

      コメントに気が付かず失礼いたしました。
      手紡ぎの記事も気に留めていただきありがとうございました。
      あの記事の時は偶然3種類が揃ったので、比較してみただけで、そのあと続けて使いこなしている訳ではないので、良し悪しは私たちには分かりません。

      とても良く知っている、紡ぎのbaru先生に聞いてみて下さい。
      http://baruknitting.blog29.fc2.com/

      羊の毛に触っていると癒されますね。最近は毛糸ばかりですが、紡ぎもしたくなりました。 楽しんで下さい

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