先日ちょっと触れた、馬鹿みたいにやり続けている事を書きましょう
手織りを初めてかれこれ、35年、その殆んどの間、私はウール以外興味がないと
思い続け、言い続けてきました。
ところが、最近ちょっとした変化がありました
思いもかけず、頼みもしないのに、やってきた、綿、麻、絹の糸を見て、
何だか、心の隅っこに隠れていたものが、動き始めました
色々ある中で、まず気になったのが、写真の麻糸
長さ約13m本数にして約300本足らず?
一部きれいに束ねてあるものの、真ん中当たりが特にこんがらがっていました。
糸がこんがらがっていると、ついほどきたくなるのは、悪い癖?
他の用事をはさみながら3日ほどかかって、巻き取りました
そして、長さ半分の6mほどの縦糸を作り、織機にかけました
こんがらがった糸をほどきながら
他に仕事はいっぱいあるのに、どうしてこの糸をほどかずには居られないのか
なぜなのか?この糸で何をしたいのか?どうしてウール以外の糸に手を出すか?
そればかり考えていました
それは、色々な面で自分と向き合う作業です
つなぎながら時間をかけて整経している間に、答えを見つけました
「ウールを沢山織ってきて、その技術力で他の糸が織れるのか試してみたかった」
伸び縮みが無い麻はウールとすごく違うし、縦糸と横糸の密度の関係もわかりません
最上と言うわけには行きませんが、一応織れています
気をつけて巻き取ったつもりが所々縦糸が緩んでいる所もあります
一応拾わずに横糸が通せるので、このまま織り続けたいと思います
もしちゃんと織れていたら、手提げでも作れるでしょうか
夏向きのものが出来ていいかもしれません
時期を見て絹糸にも挑戦していたいと思っていますが、どうなるでしょう
月曜日には珍しくキーシュを作りました
ズッキーニから水が出てびしょびしょになったけれど、味はよかったです