2021年 の投稿一覧

絹とウール 織る時の違い2

今日は緯糸を通す時と打ち込みの話です

絹糸など張りがある糸で織る時
シャトルを引き出す時に腕を伸ばして
次の段に足りる長さを出されるでしょうか?
それは、シャトルが経糸の上を走る時
ボビンが急回転して糸が出過ぎないようにするコツのようです
(私はそれが出来ず何度も糸の絡みを取る羽目になりました)

糸を出しておくと、シャトルが走りながらのボビン回転が抑えられ
結果シャトルの中で糸が解けすぎて絡むこともなくなるようです

教室でウールの単糸で服地タイプを織られる時に
端の方で緯糸にループができている方がいらっしゃいますが
それは、シャトルを引いて糸を出して遊ばせて、単糸がクリンとなるためです

ウールは次の段でシャトルが入れられるだけの長さが出ているのが理想です
経糸の上をシャトルが走りながら必要な緯糸を解いていきます
それにはボビンに硬くきれいに糸が巻かれている事が大事ですね

緯糸を入れたら、どうしますか?
絹糸は次の開きにしてから
または経糸を閉じてから打ち込む方が 緯糸がきれいに収まるそうです
ツルツルなので、必要があれば多少動いてくれるでしょうか?

ウールは緯糸を入れたまま打ち込みます
私の場合、そのままの開きで打ち込み、筬を戻す時には次の開きに移っています
経糸が開いたままであれば、ウールの緯糸も必要なところへ動いてくれます

打ち込みが必要な服地の場合、私は開いたまま糸を寄せるように打ち込み、
次の開きに踏みかえて強く打ち込みます
打ち込みは、目指す緯糸密度に打ち込めてそれをキープすることが大事です
どうすれば、それができるか自分の方法を見つけて下さい

打ち込みが入らないというお問い合わせがあった方は 何度かのやりとりの結果、
経糸のテンションを上げて解決されたようです
良かった‼︎

次は経糸のテンションです

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絹とウール、織る時の違い

着尺を織っていた方がウールの服地(ツイード)を織っていて
打ち込みが入らないというお問い合わせをいただきました

そこから、絹とウールの織り方の違いを書いてみようと思いました
自分では着尺を織った事が無いので間違った見方があるかもしれませんが
そんな時は、ぜひともお教え下さい

織り方の違いは、糸の持つ性質が違うということから始まります
絹糸はツルツル、滑りが良く、ウールに比べたら、糸の摩擦は無いに近いとも思います
糸に糊付けもしてありますね

着尺を織る時は、綜絖の後に綾棒をセットしたまま織ります
それは絹糸が細く、切れた時に見つけられないからだと聞きました
そのために着尺用織り機は間長が長いのでしょうか?

ウールは絹糸に比べて数段太いので、切れてもすぐに見つけられますし
綾棒入れておくとその箇所で糸は滑らず
結果間長が短い織り機で織っているのと同じですね

でも、たまに綾棒を入れて織る時もあります
毛羽立ち易い糸を経糸に使ったり
経糸を繋いでいて、結び目が擦れて解けてくるような時は
綾棒の後ろは経糸が動かないので、有効です

余談ですが、先日織り終わった細いモヘアとウールの引き揃えは
問題なく織れるのですが、さすがに平織りでは織れません!

次は緯糸の入れ方です




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何で?何で?何で⁇

一つ一つは大したことがないのに、色々溜まってしまった作業
ぐずぐずしていましたが、ちょっと脇に置いて
思い切って、気になっていた服地を織りあげることにしました

随分前にブログにも書いた120cm幅のコート地
2枚目は大きなチェックが入るので、織る前に図を書いたり計算したり、、、

でも久しぶりに織ったら、何で?
経糸の本数と緯糸の段数が違っている💦
モヘアを使っているので解く訳にもいかず、そのまま段数定規のまま織ることにしました
長年チェックを織っていますが、初めての間違いです‼️

段数定規とは、色を変えつつ打ち込みを揃えて確認するための物

経糸の終わりが見えてきたところで計ってみると
予定のデザインには足りない💦
だんだん、予定通りに織れていない気がしてきました

機から外したら、最初のコート1丈目の部分で無地の段数が足りない💦

最初の計画の段数計算から間違っていたので、経糸が足りなくて当然です
サンプル分を始めに織ってしまったのを終わりにすれば良かった💦
何でこんな間違いばかり???
でもきっと仕立てくださるAさんがステキなコートにしてくださるでしょう❣️

しばらく先ですが、次は気を引き締めて取り掛かりましょう

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チェックを正方形に織れるかの検証

新版本の準備を進める中で、タリフのスチュアートの単糸バージョンを織りました
撮影のためなので、短いのですが、一つの検証を試みました

機械織りは、1段織る度に筬が自動で動き
同時に決められた長さを巻き取るので打ち込みは一定です
でも手織りは全て手の加減なので、同じサイズに織るのは簡単ではありません

今回織ったのはラムウール単糸の8本/cm綾織りです
織る時の打ち込みは8段/cm
でも織っている時から、幅は織り縮みがあり
同じ段数をきっちり織っても、縦横が同じではありません

それでも、織り機から外すと、経糸のテンションが無くなるので
結果、織っている時の幅と同じサイズまで縮みました

洗ってた後、全体的に縮みほぼ正方形になりました

タータンは「四角が正方形」が基本ですから、気持ちが良いですね

でも、同じ糸でも織る密度が高いと、機から外しても同じサイズまで縮む訳ではありませんから
服地タイプは若干縦長のチェックになっています
服地は経糸密度が緯糸密度より少し高い方が布の機能性が良いので
これでちょうど良いかなと思っています

ちなみに打ち込みを揃えて織るコツは、4段ごとに物差しを当てて確かめること
かなり慣れている私でも、きっちり織りたい時は必ず確かめます
私のこだわりでしょうか?

チェックの見栄えが違いますので、面倒でもお試しください!

今回初めて単糸でスチュアート柄を織りましたが
有無を言わさずタータンの世界に引き込まれてる感じでした
さすが、タータンの代表です❣️

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オーバーショットの糸セット

ウールの季節が過ぎても、タリフのオリジナル冊子のご注文が細く長く続いています
皆さま、楽しんでいただけているでしょうか?


オーバーショットは
他の織りと同じように、糸の種類、太さ、色の組み合せで
多種多様な模様を織れるのが魅力ですね

冊子の中に「初めてオーバーショットを織る人のために」というページがあります
同じ経糸で、緯糸の色、太さを変えて体験できる糸セットを販売しています

経糸は双糸
緯糸の模様の糸は太い糸、双糸と色も様々
緯糸の平織りに双糸や単糸、色を変えて違い雰囲気にしたり
模様糸をグラデーションにしたり、織り方を変えて違う模様にしたり、と
考えられることを、あれこれ盛り込みました

用意しているのは5種類のセット
同じような色が重ならないように組み合わせています
在庫がなくなり、昨日から糸を巻いて15セット作りました
糸についている油で袋が汚れてしまうので、とりあえず他の袋で保管
ご注文をいただいた時に、きれいな袋に入れてお送りします

ぜひ一度お試しください

また、冊子をご覧になって解らないところがあったら、お問合せください
(講習範囲の場合はご相談させていただきます)







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手編み用毛糸で織る

手織りをされる中には、手元にある手編み用毛糸を使いたいという方がいらっしゃるでしょう

手編み用毛糸は、手編みにしたセーターなどの風合いが良く、着心地、また形崩れがしないなど、理にかなった糸として作られています

その糸で織って、玉に巻かれた時のようなふんわり柔らかい手触りの布にならなくてがっかりしたことはありませんか?
私も初めて織ったマフラーがそうでした

手編みの毛糸が引っ張ると14%くらい伸びるのは以前確かめました
ふと思いついて、物差しに巻きつけて、太さを比べてみました

大雑把なところで、引っ張ると太さが半分より少し太いくらいになります
織る時は引っ張った状態なので
織り機から外して糸が元に戻る時を想像して織り密度を決めて下さい

織っている時はガーゼのようにスカスカですが
手触りの良い風合いに仕上がります👍
お試しあれ❣️

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切ったり貼ったり、、、

チェックの本新版の編集作業中です
新たに加えるリジッド織り機の基本テキストがほぼ形になり
全体の内容を再構築して、全体の流れが見えてきました

そしたら、早く終わらせて織りたい❣️
今日は紙を切ったり貼ったり、手書きで新しいページ書いたり、、、

作業テーブルの周りに、ファイルや紙切れ、その下にパソコンが散乱しています
長い文章の変更はパソコン入力ですが
やっぱり紙に書いた方が全体が見えていますね

これで、何をすべきか、足りないところはどこか、
見えてくるでしょう‼️

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チェックは楽しい❣️

教室をお休みしていますが、結構用事がいろいろあって
毎日、どれだけ成果が出ているかなぁ⁇
時間があるので、普段しないことに手を出していたり、、、

今日はチェックの切れ端でちょっとお遊び
メモ程度のメッセージを書くものが欲しくて、こんな物を作りました
少し厚手の白い紙にチェックを切って貼りました

使ったのは、チェックの本のゲラ刷りから切り取ってあったチェックの紙

まだまだたくさん有るからもっと作りたい
でもその前に次の本のための作業を進めなければ、、、

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リジッド織り機

例年より早く季節が移り変わるようですね
他の紫陽花より早く色づく我が家の紫陽花がきれいに咲いています
増えなくても良いドクダミがどんどん増えて、可愛い白い花がいっぱい❣️
でもこの写真を撮った後、庭仕事に精を出していた娘に抜かれてしまいました
ドクダミが増えすぎると他の植物が見えなくなってしまいます

緊急事態宣言が延長されて、教室のお休みも延長ですね
そんな工房でリジッド織り機でチェックを織る工程の写真撮影をしています
作品の写真はプロのカメラマンが撮影して下さいましたが
工程は複雑な内容なので、息子が撮影してくれます

いつもは糸の棚と大きな織り機が置いてあるコーナーです
1日では終わらず、明日に持ち越しそうです
実際見てもらえれば簡単なことが写真と言葉で伝えるのはとても大変です

リジッド織り機で数点織ってみて、整経や、通し間違いが起こり難いこと
デザインや織る時の最低限の規則性が大切なことなどを実感しました
織り機がシンプルなので工夫して自分仕様を見つけると、楽しみも倍増します❣️

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タータンの色❣️


この色の組み合わせの糸を見れば
誰もが連想するのはこのタータン‼️
そう、ロイヤルスチュアート(これはタリフのスチュアート)

新版の本の撮影のためにリジッド織り機にかけてみました

色替えが大変だけど、楽しい❣️
打ち込みを揃えて織ると、見栄えが違います

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