お出かけ

織物整理工場に行って来ました

スコットランドの工業用糸で服地を織っていますが
工場で洗って仕上げてもらうことが長くなり
同じ糸を使っているのに、洗い方、プレスなど、違う表情の布になることがわかってきました

工業生産と違って、依頼する頻度や分量が極端に少ないため
同じようにしてもらうことは難しいのですが、もっと知りたくなって
山梨県織物整理株式会社さんを訪ねて来ました
参考になったのはこの記事です

場所は富士山の麓、富士山がとっても大きく見えました
やっぱり、日本一の山ですね

対応してくださったのは、記事にも出ている小杉さん
これまでも、工場を訪ねて工程の説明や機械を見せていただいているのに
気がついていなかったことが色々とありました

今回初めて近くで見れたのは、テンタリングの機械
布を一定の幅に引っ張って乾燥させる工程です
ハリスツイードの工場で動いているのを見たことはありましたが
テンタリングフックを見たのは初めてでした

量が少なく、その度に違う糸に手織りの布を、希望の風合いに仕上げるのは
とても難しいということが良くわかりました

手持ちの布を持参して色々と質問している様子に
社長の渡辺さんの「ウールは1番難しい」という一言に納得です
化学繊維の布はいつも一定ですから、、、
些細な質問にも丁寧に答え
希望を叶えるべく、手間をかけてくださる姿勢に手答えがありました❣️

今回持参したラムウールの服地タイプをお願いしてきました
教室でも服地を織りたい方が続いています

まだまだ知らないことがたくさん❗️
試してみたくなって、ワクワクします‼️

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最近の教室 とお出かけ

しばらく休ませていただいた後の教室は、織りたい熱気があふれています

紡いだ糸を編み物から予定変更してブランケットを織るCMさん(左上)
糸の長さと番手のリストを作って、織れるサイズを出していきます
計算機とメモ片手に、半分より少し多めの経糸分を希望の長さで割って
経糸の本数の目安を見つけ、少しずつ計算を実際に近づけていきます。
大きな織り機は織り終わりに無駄になる長さが長いので補助糸(導き糸)を使います
若干太さが違う糸が混ざるように、補助糸に機結びしました

ヤノフ織りをマスターしたKKさんは、マットサイズに挑戦です(右上)
全面模様ではなく、角にモチーフが入ります
コースターサイズはきれいに織れたのですが、幅が広くなったら打ち込みが入らない‼️
筬を5/cmから4.5/cmに換えたり、筬かまちの向きを換えたりして、きれいに織れるようになりました
本や織り方を書き出したメモを確かめながら、凄い集中力で楽しまれています

8枚綜絖の2重織りに挑戦しているのはTTさん(左下)
4枚綜絖の2重織りでクッションを織って、組織を確かめてからの挑戦です
太めの糸でブランケットですが、打ち込みが揃うように工夫されています

次々とツイードを織っていたSTさんは、手持ちの絹糸を使って
絹とウールの市松マフラーをストールサイズにして織り始めました(右下)
自分で着物を織れるので、絹の扱いは慣れたもの
巻き取りもスムーズでした

他の方々も織りたい物が次々あって、お互いに良い刺激です
教室は1日4人までにして、コロナ感染に気をつけています

そして、今日は他の用事があって久しぶりに都内へ
用事が終わってから、足をのばして大倉山まで
今日から始まったAll about the wool の作品展を見に行きました

一つ一つの作品に羊への想いが溢れていました
29日までです

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駆け足で郡山美術館へ

気がつけば、10月も最後の日になりました

先週末のタリフマーケットには、2日間で30人ほどの方々が来てくださり
かつて母とここで集まりをして楽しかった思い出話や
毛糸や織りの話があれこれ、、、楽しいひと時を過ごしました
手織りを初めて間もない方々は、色々情報を集めて、思案して、迷って、、、
一度に疑問が解決することはできないとしても
やり続けることで、ある時「あぁ そうか」と
わかる日がくるので大丈夫とお話ししました
賑やかだった時に写真を撮るのを忘れました
そして月末の休みを使って、久しぶりの遠出をしました
郡山市美術館で志村ふくみさんの作品展が開催されています
企画に合わせて手織体験をするにあたり糸のご注文をいただいた縁で
館長さんからこの企画のことを伺いました


紅葉が始まり、きれいでした
着物はあまり知らないしあまり興味が無かったのですが
志村さんの初期からの作品が多く展示され、それを企画したのが館長さん
手織り体験のこともとても熱心な館長さんのお仕事ぶりを見たかったのかも、、、
色がきれい、これは好きだなぁ、なんだか不思議、、、
という程度の理解しかできない私も
作品に付けられた解説がとても身近な内容で、作品との距離を縮めてくれました
私のツイードの手織りとは違う世界だけれど、手織りの豊かを満喫しました
11月2日に館長さんの講演会があります
お近くの方は是非お出かけください

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紡ぎギルドで双糸を作りました

ずっと、気になりながら参加できなかった
ハンセンクラフツのスピナーズギルドに行ってきました



初めてのミニスピナー体験
聞いてはいましたが、限りなくストレスレス・・・
ボビンが大きいのに回転はスムーズ!
モーター音もほぼ無い!
回転スピードや引き込みの強さの調整が細かく対応できる!





ひま研さんの毛で双糸を作ってきました
糸紡ぎも楽しかったし、
同じ楽しみを共有できる仲間との
おしゃべりや情報交換はもっと楽しかった!

糸についての興味は尽きませんね

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新しい出会い

先週工房に織りに来られたHさんが
手紡ぎ、手織にされたマフラーを見せてくださいました
丁寧に、丁寧に手をかけられたことがそのまま伝わってくるような作品です



詳しく聞いてみると
オーガニックのペルーピマという綿を紡ぎ
やはりオーガニックのミシン糸と撚り合わせたカベ糸を
少し組織が入った平織りにしたとのこと
綿の入手先増田製綿工場をネットで見てみると、面白そう!!!

場所が予定していたお出かけ先に近かったので
早速訪ねて工場を見せていただきました



3代目ご主人ご夫婦が綿の話をしてくださいました
羊毛のカード機は沢山みていますが綿用は初めてです
近所にふとん綿の打ち直しをしているところはあるのですが
見せてもらったことはありませんでした

一番興味があったのが、違う綿が揃っていること
工業用とは違う綿を、手仕事用に取り揃えて販売しています
どうやら綿の紡ぎをしていらっしゃる方々には知られているお店のようです
羊毛から入って、アメリカで毛刈りをしたこともあるが行きついたのは綿だったと
ご自分でも紡いで織っているという奥さんのお話からは
綿が好きで楽しんでいらっしゃることが伝わってきました

綿の違いをお伝えできるほどは知らないので控えますが
ペルーピマとスーピマの違いが判りました
ペルーピマはペルーの綿栽培に適したところで育つもので、産量は少なく
そのピマの綿をアメリカへ持っていって栽培しているのがスーピマで
これは工業用に大量に生産しているとのこと

やっぱり持って帰りたい~
ペルーピマ(白)と茶綿のペルーを買ってきました
同じペルーでも手触りがとても違います!
羊毛と同じ、自然繊維に興味を持ってもらえると嬉しいです

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作品展へ

娘に誘われて、手織りの作品展に行ってきました
北欧の織りを一緒に学んだ仲間でブランドを立ち上げた
Idunnの初めての作品展



北欧らしい布が素敵でした
私のまわりにある手織りの布とは違うものがたくさんあって
とても良い刺激をいただきました

昨日は、タリフの同窓会をしました
講習が予約制なので、色々な人が出合う機会は多いのですが
それでも、平日に来られる方、週末しか来られないかたは
同じ時期に教室に通っていても会ったことが無い方もいたりします
引っ越した方が訪ねてくれて「会いたかった~」ということがあったり
しばらく工房に来られていない方に会いたかったり・・・

ご都合がつかない方もありましたが
織り機が増えて狭くなった工房に15人が集まりました
お喋りに夢中で写真がありません~

長く通って顔見知りの方々は久しぶりの再会を喜び
以前通っていた若い方が4人来てくれて、
これからどう織りを続けるのかの模索している様子を共有する機会になったようです
型にはまった生き方ではなく、どう自分らしく暮らしをつくっていくのか
経済的なことを含め難しい課題もありますから
簡単ではありませんが、可能な限りやりたいことが出来るように応援したいですね
さしあたり、人にお膳立てしてもらうのを待つのではなく
自分からアクションを起こして、試してみることをお勧めしました

同窓会の参加者と一緒に工房に来られたMさんから
経糸の巻取りで大変な思いをしている話を聞きました
近いうちに「千鳥格子のマフラーを織りましょう」の冊子で紹介している
機かけを実際に見ていただく講習会をしたいと考えています

その他、こんなことが知りたいというご希望があったら
リクエストしてくださいね

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山形遠足中

工房の希望者と山形遠足に来ています
寒河江市にある佐藤繊維の工場見学が目的ですが
思いかけず、山形市の霞城公園の桜が満開でした
1時間早い新幹線に乗ったので、集合前にゆっくり楽しみました
佐藤繊維では、社長さんが貴重な話をたくさんしてくださり
これまでバラバラだった情報が一気につながりました
詳しくは帰ってから…

明日は天童木工とオリエンタルカーペットの見学をして帰京します

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ステキなケーキ

浅草橋keitoさんは加点4周年
記念のお店のディスプレーがとってもかわいいです

スタッフがみんなで編んだそうですが
手編みの楽しさと、みなさんのチームワークの温かさが伝わってきます
何でもそうですが、写真より実物はもっと素敵です~

毛糸が好きなスタッフ世界から選んだ毛糸が並びます
好きな糸を何にするか
スタッフに尋ねたら、きっとピッタリの提案をしてくださるでしょう~
毛糸を使ったユニークなワークショップもたくさん開催されていて
スタッフが講師をつとめることも度々あります

フェアアイル用の糸もたくさんの色が揃っています


定休日は月曜
浅草橋の駅から歩いて5~6分、路地の奥にありますから
地図をよく見てお出かけ下さい~

糸を沢山持っている糸屋の私が行っても、つい誘惑に負けてしまいそう~

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グラスハートさんのオープンアトリエ

思いがけなく講習がキャンセルになり、ふと空いた木曜日
帰って来たばかりの娘とグラスハートさんのオープンアトリエに行って来ました

アットホームな雰囲気にすっかり、リラックス
初めて会う方々とのんびりお話し、楽しかったです~
だから様子が解るような写真がありません!

糸くず手帖にもっと写真があります~

日本では海外のギルドのような組織がなく、
同じ楽しみの人たちが繋がれる機会が少ない
『そんな思いで、1人で交流を続けているのよ~』という
小柄ながらエネルギーが溢れてくる主催者Y先生は、
羊毛のように何でも受け止めてくれるようで暖かい!

今日が最終日 
初めていらっしゃる方は表札に小さく『グラスハート』と書いてあるだけですから
気を付けていらしてくださいネ
(私達、近くを一回り、あちこち路地を入りました)

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浅草橋へお出かけしました

昨日は午後から先日作品展に伺った はたおと の浅草橋のお教室に
カード織りの oliva さんと伺いました

いつも気さくに受け入れて下さる先生とのおしゃべりはいつも楽しく
新しいことに気が付かせて下さいます~
オリジナル織機も面白い! その背景を伺うと教室の原点にある桐生の織りから来ているとのこと
それでも、ヨーローッパ式の綜絖の奥が1というのは驚きでした
和の織りは手前が1だと思っていましたから・・・

経糸の綜絖後ろにセットしてある綾棒の意味も教えて頂きました
毛羽立ちやすい糸の開口に有効であるというのは、納得
でも、油で毛羽立ちを抑えてあるタリフの糸には必要ないということも確認できました
建築から手織りに入られた先生は理屈まではっきりしているので、さすがですね

秋にはここでoliva先生のカード織りの講習が行われることになりました
少し広がって、私も嬉しい!!

その後、最近浅草橋にお店をリニュアルされたKEITOさんへ
手仕事仲間のソウマノリコさんが紡ぎ講習などをなさっているところです
ソウマさんと友達で・・・と言ったら
『スタッフも講習を楽しんでいます。店長さんもとても仲良しで・・・』と
だから、楽しい講習が人気なんですね

きれいな色の色々な糸が気持ちよさそうに棚に並んでいるのは
見ているだけで癒される心地よさ
やっぱり毛糸が好きなんだなぁ~と実感しました
でもストックを持ちすぎている私は買わずに、ぐっと我慢!

新しい刺激を頂いた、楽しいお出かけでした

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