服地

タータン登録

1年半ほど前にタータン登録された証書が届きました

正式にはスコットランドのTartan Registerで認められて初めてタータンと呼べるので
日本でそれらしきチェックを全てタータンチェックと呼ぶのとはちょっと違います
それでも、デジタルの色を選んでデザインしての申請はどこまで違いが出せる?など
デザインが登録商標のように思うと曖昧な感じはしますが
1番大事な意味は、タータンの持つスピリットではないでしょうか

実際に織った布を提供して、それが永久保存されます


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母娘並んで織りました

コロナ感染拡大で2月は教室をお休みにしました
その間に、先延ばしにしていたことをいろいろと進めています
その一つが服地
私の織り機が空いたので、娘が経糸をかけ
初めて母娘で並んで織り機に向かいました

私はモヘアとラムウール引き揃えの服地
娘は随分前から原毛を染めて紡いで準備していたホームスパン
時々清野工房にお邪魔して教えていただきました

私が織るものとは一味違う服地になるでしょう❣️

私は織り終えて次の経糸を作りました
教室用のブランケットです

115cm幅、12m (6枚分)
ブランケット用の太めの糸を全部出して、デザインを考えました
今回は幅いっぱいに赤→黄→緑→青→紫→ピンクのグラデーション
4束に分けました
一つずつ織ってもきれいですね

経糸を作る時の条件は
*明るい色と暗い色は使わない
*隣にはきれいに見える色を使う
*1色を続けて4本以上にしない

規則性が大好きな私には、思いつくまま、、、は楽しめないのですが
このみんなで織るブランケットの経糸は、だいぶ慣れました

緯糸に明るい色か暗い色を使うと
同じ経糸でも違う雰囲気のブランケットになります
明日織り機にかけます!

コロナ感染者はまだまだ減りませんが
教室の方々の3回目ワクチン接種が進んできたので
3月5日から教室を再開します
久しぶりに皆さんにお会いできるので、とっても楽しみです❣️

世界中で難しい問題が次々に起こって心が痛みます








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服地の洗い

教室がお休みに入る前にHさんが服地を織り終えられました
忙しいお仕事の都合をつけて通われています

モヘアとラムウールの2本合わせて織る軽い服地
打ち込みが難しい杉綾ですが、とても気をつけ織られました

この頃は、工房で服地を洗っています

工房の台所の流しにお湯を張って、ジャブジャブ
糸に付いている油を落として、糸を膨らませて毛を出させて絡ませて布に変化させます
間で脱水しながら洗剤で2度洗い、濯ぎは洗濯機で様子を見ながら2回
洗濯機では布端が伸びてしまわないように、時々止めて布を動かします

最後の脱水の後、布を平なところへ広げて整えて棒に巻きます
真ん中を少し引っ張り、両脇が伸びないように気をつけて、、、
しばらく置いて広げて干しました

この後プレスのために工場へ送りました
仕上がりが楽しみ❣️
Hさんのお嬢さんのマントになる予定です

教室がお休みの間に糸の比較を試しています
同じ羊毛から紡ぎ方を変えると違う性質を持った糸ができるはず。。。

でも紡ぎ技量不足ではっきりした違いができず
羊毛が持つ性質の方が強く出ています
そう、毛は嘘つかないですね

また違う課題も見えてきました

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グレンチェックのマント❣️

昨年織ったモヘア入りの布がステキなマントになりました

織っている時はターコイズがきれいすぎるかな?と思いましたが
洗って仕上がったら、グレーが全体をまとめて
とても落ち着いたグレンチェックになりました

教室に通われている I さんがマントに仕立ててくださいました

シーチングで仮縫いの後、年末には出来上がっていたのですが
私の風邪でお休みになってしまったので、今日お届けでした

背が高く、丈も長めのご希望だったので、布もギリギリ
でもとてもきれいなドレープが出ていて、カッコイイ❣️
街で歩いたら、目を引くでしょうね
羽織ってみると、とっても軽いです

いつものように、工房にいらした方々が次々に試着させてもらい
楽しませていただきました
ありがとうございます❣️

新年初日から楽しい笑い声がいっぱいの教室でした

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ラムウール単糸について

最近ラムウール単糸のご注文を度々いただくようになりました。
リジッドで織る時は?というお問い合わせもいただきました。
なのでこの糸についてお知らせしたいと思います。

この糸は、
11.3番手(工場で示す番手)の紡毛糸
ラムウール双糸を作るための単糸です。
双糸は元々工業ニット用にデザインされているので
甘撚りで仕上げでふっくらする風合いのための糸です。
タリフではマフラーを手織りにする目的のためにこの糸を販売しています。

単糸は、双糸にした時に良いように比較的甘い撚りです。
この糸を使って機械織りをする場合は、この糸の撚りを強くするそうです。

実際に、服地タイプを番手から計算式で推奨される密度12/cmで綾織りましたが、
1m過ぎた頃から経糸が切れ始めました。11/cm(実際には28/インチ)で織ったら切れません。
でもテンションはゆる過ぎず、張り過ぎず。

機械織りはできない布が、手織りなら可能に!

柔らかい風合いで布の腰が弱いのですが、色数が多いので、時々織っています。
新版書の表紙のタータン「オシドリ」も単糸で織りました。


この糸で織れるもう一つの要素は、綾織りだということ。
平織りの場合、常に経糸の開きが、真逆の連続ですが、
綾織りだと1本ずつずれていきます。

服地はそれなりの経験を要するので、まずははマフラーサイズからなさってくださいね 
マフラーは8/cm(4/cm筬に2本ずつ)綾織り

ちなみに、タリフで販売している
チェビオットという糸は工業用のツイードのための糸です
撚りがしっかりかかっていりので、切れ難いです
10/cm 綾織りでしっかり打ち込んで織り、しっかり洗い、縮絨、プレスをすると
テーラーにも認めてもらえる完成度が得られます

最近この糸で織った服地が洗いとプレスで違う風合いになることに気がついて
試行錯誤をしています

今日4つ目の記事です。
下の方も読んでみてください❣️

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オシドリタータンの服地

本の表紙撮影のために織り始めて放置すること4ヶ月
やっと順番がきました。

久しぶりすぎて恐る恐る織り始めたのですが、打ち込みはほぼ揃い、ホッとしました。
でも油断をすると、チェックの1ブロック分で1段の差が、、、
これがもう1回あると、仕立ての時に柄が合わせられないということになるので
微調整したり、数段解いてやり直したりします。

今日は台風の影響で屋根に落ちる雨音を聞きながら楽しんでいます❣️

手織りのタータンチェックの本ですが、タリフにご注文くださったのが90件近く
ありがとうございます❣️
発送の準備を進めながら本が届くのを待っていますが、少し遅れているようです。

届き次第発送いたしますが、発売日より少し遅れてお手元に届くかもしれません。
心配せずにお待ち下さい。

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ラムウール単糸の服地

本の撮影のために準備したラムウール単糸の服地
デザインは、登録したタータン Handweaver Keikoです

アッシュフォードの卓上機で、服地タイプを織るのは
色々工夫が要ります

ラムウール単糸(11.3番手)の服地タイプの密度は
11/cm 実際はインチの筬を使い 28/インチ(14/インチの筬に2本)
この織り機に使える筬は16/インチの筬しか無いので
筬通しは、2本、2本、2本、1本 です
不均一ですが、綾織りなら大丈夫
織っている時は若干糸が寄っていますが、洗うときれいになります

打ち込みの密度を同じにするには、反対向きにセットした筬から10cm辺りで
経糸のテンションもかなり上げて織らないとしっかり入りません
そのために綜絖枠にゴムをつけて、下へ引っ張ります
同じ位置で織るために、狭くなって経糸を緩める時は
後ろの歯車を、6個、7個、8個、、、と
巻き取り棒の太さに合わせて数えて緩めます
そうすると、織る位置が合わずにイライラしません

糸の色によって微妙に太さが違うので、打ち込みもずっと同じではありません
デザイン通りに作った段数定規を4段、8段、12段と頻繁に当てて確認します

大変そうに聞こえるかもしれませんが
チェックが同じサイズに揃って織れるのが楽しいのです❣️
時には緯糸2段程度の狂いが出てしまいますが
1リピートの中で戻れば良しにします

最後もギリギリまで織りました
密度は揃いませんが、仕立ての時の縫い代分にはなるでしょう

織りあがった布を外してから、真っ黒になった糸綜絖を洗いました
これで次に油がついていないきれいな色の糸を通しても安心です



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お待たせしました、ベストです❣️

ずいぶん前に予告しながら、随分お待たせしました

マフラーはもうたくさん織った!という方のために
タリフの糸でマフラーより少し長く織ればベストができるという提案です❣️

通常販売しているラムウールの糸で織った物はできていたのですが
新しくベスト用に入荷した糸を使った物ができていませんでした
同じようなデザインのベストは何枚も要らないので
全部見て頂いて選んでいただきたくて、待っていただきました

ベスト用に、今年の輸入で入荷したのは
ラムウールではないウール、毛質が少し硬めで少し太い糸
布にした時に布の腰とベストに良い厚みがあります
これまで入れたことがなかったナチュラル(羊の毛の色)の糸もあります
自分ではたくさん織ってきたのに、これまで紹介していない織り方もあります❣️
リジッドで織ることもできます❣️(新しい本に掲載予定)

元になったのは、20年ほど前に母が縫ってくれたこのベストです
ゴットランドの毛を紡いで織った布で、ボレロ風
サイズフリーで、脱ぎ着が楽でとても重宝してきました


という訳で、型紙も、サンプルも準備ができて
数は限られますが、縫製のお手伝いできると思います
今、工房の縫製担当mが最後の1着を縫っています‼️

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経曲がりと緯曲がり

他の用事が入って、日が空いてしまいました
嘆かわしいのですが、1日の処理能力は確実に落ちています

今回は絹とウールの比較というより、布の話です
まずは布の断片を見て下さい
手織りのツイードの服地です

経糸と緯糸が同じようにクネクネ曲がっています

特殊な布でない限り、布は両方で曲がっている布が
体に馴染み易く形崩れしない服地ではないでしょうか

機械織りの場合、早く織るには、その回数だけ経糸を上下させるために
必然的に経糸をピンと張っています
経糸がピンと張っているところに緯糸を入れる訳ですから
どうしても経糸がまっすぐで緯糸が曲がる状態が強くなります

1900年代に活躍したドブクロスという織り機で織った服地が
ツイード愛好家の間で人気だと聞いた事があります
もっと早く織れる織り機に比べて経糸の張りなどが違うからだそうです

手織りの場合は、もっとゆっくり織るので、それほど経糸を強く張る必要はありません

タリフで販売している服地(ツイード)用の糸は工業用です
機械織り機で織るために作られた糸で、しっかり撚りがかかっています
機械で織る糸を使って手織りの意味があるか???
私もずっと、オリジナルデザインと織る楽しみがメリットだと思っていました

でも、上記のような事が解ってきて、自信を得ました❣️
手織りにして工場で洗いと高温高圧のプレスを施してもらった布のクオリティーは機械織り以上です❣️
最近、この服地の良さを認めてくださる仕立ての方と出会いました
嬉しいですね

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何で?何で?何で⁇

一つ一つは大したことがないのに、色々溜まってしまった作業
ぐずぐずしていましたが、ちょっと脇に置いて
思い切って、気になっていた服地を織りあげることにしました

随分前にブログにも書いた120cm幅のコート地
2枚目は大きなチェックが入るので、織る前に図を書いたり計算したり、、、

でも久しぶりに織ったら、何で?
経糸の本数と緯糸の段数が違っている💦
モヘアを使っているので解く訳にもいかず、そのまま段数定規のまま織ることにしました
長年チェックを織っていますが、初めての間違いです‼️

段数定規とは、色を変えつつ打ち込みを揃えて確認するための物

経糸の終わりが見えてきたところで計ってみると
予定のデザインには足りない💦
だんだん、予定通りに織れていない気がしてきました

機から外したら、最初のコート1丈目の部分で無地の段数が足りない💦

最初の計画の段数計算から間違っていたので、経糸が足りなくて当然です
サンプル分を始めに織ってしまったのを終わりにすれば良かった💦
何でこんな間違いばかり???
でもきっと仕立てくださるAさんがステキなコートにしてくださるでしょう❣️

しばらく先ですが、次は気を引き締めて取り掛かりましょう

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