30年ほど前、初めてスコットランドへ服地の手織りを習いに言った時、工場で織るのと同じ糸で手織りにしても、工場に仕上げに出した物は工場生産と余り変わらない、なんて思いました。でもオリジナルデザインが出来るし、何よりも織っていて楽しい。 ずっとそう思っていました。3年前にスコットランドから紡績糸の輸入販売を始めても、その考えは余り変わっていませんでした。多くの女性が自分で織った物を着たいという願望を持っていて、それをホームスパンほど手をかけずに、しかも質の良いウールの服地が織れるということで、十分満足できる、と思っていました。
最近、手織りはしないけどツイードが好きでという男性がスコットランドチェックの本を買ってくださり、先日のチェック展にも来てくださいました。そこで聞いた、『昔ながらのツイードが好きで集まる仲間がいて一昔前の服地を探したりする・・・ 昔の物はスロープロセスだから布も良い、寝かせてあった布は良いんですよ・・・』という話。 目にも止まらぬ速さで動く織機より、ガッチャン、ガッチャンと杼が行ったりきたりする織機の方がスローだし手織りはもっとスロー
手織りにして工場で仕上げをしてもらった布が、市販の布と違うのは、質が劣る?と頭の隅っこにありました。どこかで工場生産の布の方が質が高いと思い込んでいたようです。でも市販の布のようにする必要は無く、同じ糸で織っても身体になじむ手織りの風合いが良いという事を知りました。
そこで前にも増して自信を持って、紡績糸で服地を手織りにすることをお勧めします !!
スコットランド紡績糸の服地用単糸の注文販売をいたします。
2種類の糸の色見本を回覧して注文を頂き、その分を輸入、販売します
この春の輸入がトラブル続きだったことから、今後基本的に年1回この時期に注文を受けることにいたしました。 この次は1年後になりますのでご検討ください。
詳しくはこちらをご覧ください
分からないことなど、ホームページからお問い合わせください