ハリスツイードは英国産の羊毛だけが使われています
洗ってきれいにされた羊毛が本島から届きます
毛を染めて、ハリスツイードの微妙な色を出すために、複数の色をブレンドして毛をほぐします
その毛がフワフワと舞いながらこの右手の部屋にたまります
次のカーディングの機械まで送るのは、部屋の前に空いた穴から吸い取られ、パイプで次の部屋へ
左側が、カーディングの機械 右側が毛が運ばれている次の部屋
同じ量の毛がカーディングの機械に投入されていきます
針が沢山ついたローラーがグルグル回り、毛がきれいな綿状になっていきます
最後に薄い膜になった羊毛がリボン状に分けられて、切れないようにこすりあわされて
最後に撚りがかかっていない状態でロールに巻かれます
この工場は同時に4つのロール、以前紹介したノッカンドーでは2つでした
リング紡績機で撚りをかけて糸が出来上がります
この工場で作られる糸は全てハリスツイードを織るための糸なので
大きなコーンに巻き替えられることも、撚り止めをすることもなく
リング紡績機の大きなボビンのまま保管されていました
以前お見せした写真と、工程は全く同じですから、何度もみて下さった方は、
なんとなく紡毛糸がどのように工場生産されているのかがお分かり頂けたと思います