チェックを織るとき、特に注意するのは、緯糸の打ち込みを揃えることです
服地ならば、柄合わせをしますから、同じサイズに織れているというのは
服地の完成度にもつながります
チェックは経糸と緯糸を同じ糸、同じ色、同じ密度が基本で
一番難しいのは打ち込みを揃えことでしょう
そのために段数定規という、チェックの段数とサイズがわかるものを用意します
無地の部分が大きいところは、4段、8段、12段と細かく印を入れておきます
綾織りで8/cmという場合は物差しを使う事がありますが、
インチの筬を使っている時は、難しいですね
大きなチェックの服地を織るときは、4段〜8段で必ず当てて確かめます
ちなみに機械織りは、筬はいつも同じ位置で動き
1段毎に少しずつ巻き取ることによって一定の打ち込みに織られます
ということは、チェックを同じサイズに織るのは
手織りならではのテクニックですね
マフラーなど小さく柄合わせが必要ないものを織るときから
この段数定規を使って慣れるといいでしょう