手織りで皆さんが気になることの一つが布端をきれいに織りたいということですね。
きれいにするためにどうしても緯糸を引っ張り気味になるために
チェックなのに経糸くっ付き縞模様になっていませんか?
2つ前の4月14日の投稿参照
では、どうしたらちょうど良い具合に緯糸を入れられるのか?
織り始めは幅が縮む要素が無いので、ほぼ筬の幅のままですが、
10cmも織ると両端はつぶれていないのに、少し幅が縮んできます。
それは緯糸が経糸の間をうねうね曲がるために出てくる縮みです。
端がつぶれずにきれいに織るために、
ちょうど良い緯糸の緩みが入れられれば良いのですが、
なかなか難しいのが現状ですね。
ちょっとしたテクニックを紹介しましょう。
これは綿糸、120cm幅のテーブルクロスです。この弛んでいる長さが、緯糸の必要な長さですから、そのまま打ち込みます。
ちょっと手間がかかりますが、布端がきれいです。
織り幅に引っ張って織る伸子という道具もありますが、
使わなくても適度な状態で織れるので、私は使っていません。
ちなみに緯糸が弛み過ぎていると、布に凸凹に出てしまいます。
糸、密度、織り幅など条件によって違うので、良く観察して工夫してみてください。