生活さまざま

毎日工房で、色々な事があるのに、有りすぎると言葉にする作業が間に合いません

先日来、引き取り手を捜していた竹筬は、偶然ですが、夫々知り合いに引き取られる事になりました。 嬉しいですね。竹筬はもう作れる人がいなくなったと聞いて久しいのですが、どういうわけか、持っていた織機を手放したいという人のところから、竹筬が出てきます
かつては筬といえば全て竹だったということでしょう

今回竹筬のことでは、竹筬復興を目指している下村撚糸さんにご相談しました
せっかくのものだから、絹を織る方に使っていただくのも良いかと思ったのですが
竹の厚さは、その筬目にあわせて作ってあるので、それを組み合わせて目の細かいものには出来ないそうで、結局そのまま竹筬を欲しいという人にそのまま使ってもらのが一番良いのではないかということでした

この2・3年でステンレスの筬も値上がりしてびっくりですが
その裏には織物工業の衰退も関係しているそうで・・・
工場用の筬生産が減ると、材料の生産が減り値上がりするという構図だそうです
そう聞いて、なんだか世の中の問題とつながっていることが不思議な感じでした

家では、家族に甥が加わって、益々賑やか
子供が離れていく友人が多い中、家にいるのが好きな私達、当分料理の手が抜けません
(何時も手抜き料理しかしないけど)

6月に工房でスピニングの講習会を企画しています
技術を習うというより、『羊の博物誌』の著者百瀬正香さんに紡ぎを習ったという友人を招いて、百瀬さんがどのように羊と向き合い、羊毛をどのように扱われたかなどを伝えてもらう会にしたいと思います。彼女から何を引き出せるかは、参加者の腕?
詳細は追ってお知らせします

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