しばらく前に、ツイードの定義は綾織りなのに、
何でホームスパンは平織りが多いのだろうと
書いたのだけれど、そのことで今日一つ新しい発見がありました
今日は前からきっちり予定を立てて、
下北沢まですずきひろこさんの作品展を見に行きました
前にこの方にホームスパンを習っていらっしゃるJoyceさんが
私の所へチェックサンプルを織りに来て下さり、それ以来興味深く思っていました
作品の一つ一つにお人柄の暖かさがあふれているというのが第1印象
羊の暖かさを、そのまま引き出して糸にし、布に織られ
とても丁寧はお仕事ぶりを想像させる数々でした
そしてお客様が次々いらっしゃる合間にちょっとこの疑問をお聞きしてみた所
前にハリスツイードの布サンプルを見たことがあり、その中には平織りの物もあったとか・・・
時間が短かったので、その続きは工房にお邪魔させて頂いて伺うことになりました
また一つ、自分が知っていることが1部分のことで、
全てではないことを教えていただきました
どこまで真実に近いことが分かるかどうか、は別として
謙虚に歩みを進めたいと思った出来事でした
その後新宿で
私が講師で行っている福祉センターの為に糸を買いにSグループの東京ショップへ
こちらは、工業用の残糸(細い物が多い)を巻きなおして販売していて
ループなど変わり糸があるので、何本か合わせて織る時に重宝します
1年に2回ほど行くのですが、毎回面白い糸が減っているような気がします
日本での工業生産が減っているということが影響しているかもしれませんね
オカダヤさんへも・・・
色々な小物を見ながら売り場を上から下へ
別に興味が無いもの、ちょっと面白そうな物・・・
でも、当分の縫製材料はあるので余計な物は買うつもりは無なく
買ったのは、20cmの竹の物指し2本 織る時の横糸の打ち込み具合を計るのに便利です
そしてやっぱりウールの布地売り場へ足が向き、一通り触って、表示を見て・・・・
驚くことに、ここにもほとんどウール100%の布が無い
確かに風合いや色、柄などいいと思う物はあるのですが、
一般の人たちがウールの洋服を作りたいと思っても、これじゃ見つからないと
なんだかちょっとがっかりしました
でも発想を変えると、ウール100%の布を織る価値がある???
これからを担う若者たちに本物を知るチャンスを作らなくちゃね