随分間が空きましたが、5月末から3週間のスコットランド旅行の締めくくりは
嘗て織物の街として栄えたガラシールズの大学訪問でした
私はの興味はツイードの手織りからスコットランドチェックへ、
そしてその起源や歴史、手仕事の時代へと広がっていきました
前回の旅行の時にも手で紡がれ織られた布を探してみましたが、思ったようなものに出会えず、それは多分ガラシールズの大学にあるだろうという情報がありました
今回は紹介者を得て、アーカイブスを見せていただけることになりました
なるべく古い布というリクエストに大学にある物を並べて待っていて下さいました
でも、期待したような古い布有りませんでした
工場の生産記録のサンプルは紡績糸、でも手織りだろうとのこと
ホームスパンの様な普段着られていた布は残っていないのですね~
こちらからはお返しに絹のことをお教えしました
と言っても、こちらも絹の専門家ではありませんから、子供たちが小学校で体験した程度の事です
本の上では知ってはいたそうだけど、百聞は一見に如かず!
きっと学生さんたちと、あれこれ言いながら絹糸の繊細さを感じてくれているでしょう
その後大学の織り部門を見せて頂きました
嘗てはこの大学を卒業すればすぐ織物工場のデザイナーとして活躍出来るほどのレベルだったと聞きました
教室にあった織機は機械に近い機能があるようなもので、工場生産を意識した勉強に特化していたのが良くわかります
現在ガラシールズには織物工場もなくなったし、大学も織り部門は縮小されたとか
今回ハリスツイードで出会った若者たちはグラスゴーの大学で勉強したそうです
旅の最後、少々体調不良があったため疲れ切っていたのが残念でした
もっと、あれこれ聞きたいことがあったはずなのに・・・
いつも1度で済まない、私のリサーチです 次にいろいろ宿題が残りました
ハリスツイードを織るのは人力で機会を動かして織るハタスリー
帰宅後、その工程の詳細のDVDを見て、私の手織りの原点はこれだ!と思いました
糸の扱い、機掛け、経糸緯糸の関係、などなど
これについては次回詳細をかきましょう
『訪ねたい』と連絡すると喜んで迎えてくれる友人たち、お世話になった方々
意せずして共に旅行することになった3人もほどほどお互いを縛らず、助け合い、楽しかった~これで旅行報告は終了です