先日、手織教室はたおとの丹治先生が工房を訪れて下さいました
ツイードを織るために織った布を実際に見て、糸を選びをされるためでした
手織りの経歴も長く、いろいろな事をご存知で、私たちも色々教えて頂きました
組織織りをするときに、経糸の端の糸が織りこまれないことがありますが
このトラブルを避けるために、
英語ではCatch Thread とか Floating selvage と呼ばれ
両端の経糸を綜絖に通さないでおく糸をつくります
これは組織織が多い洋のものだと思っていたら、
日本でも『耳糸』と言われ同じことをするそうです
横曲り(よこまがり) 縦曲り(たてまがり) 両曲り(りょうまがり)
マットの様に経糸をきつく張って緯糸で経糸を隠していくような織は 『横曲り』
縦吉野の様に経糸が強く出るのは『縦曲り』
平織りや綾織りの縦横同じ様に糸が組み合わされるのが『両曲り』
英語で言うBalanced setですね
日本語を知りませんでした!
ちょうどX機でマットを織り始めたWさん
試行錯誤をしていましたが、ヒントを教えて頂きました~
お買い上げ頂いたチェビオットでツイードを織られたら、ぜひ見せて頂きたいです~