今週は、地方から連続集中講習にSさんが通って来られています
長く平織りで気の向くままに織って来たけれど、
ここで4枚綜絖の組織をしっかり覚えたいというご希望の若い方です
平織りを長くされた方が4枚綜絖を覚えるのは
始めての手織りで4枚綜絖を覚えるのとは、ちょっと道筋が違います
特に組織を理解するには規則性が多く、考えることが沢山あります
事前に工房に相談に来られた時に直ぐ始められなかったので
その時は『千鳥格子のマフラーを織りましょう』の冊子と糸を持って帰られ
今回の講習までに自分で織ってきました
そして、千鳥格子にオーバーチェックを入れたデザインの勉強をしてマフラーを1本織り
実際に織る時間が無いのでグレンチェックや杉綾の勉強をじっくりして
今日の午後からは、ご希望の組織サンプルに取り掛かっています
冊子に出ているものは大変なので、抜粋して小さいサイズにして挑戦です
これまでほとんど一人で、あれこれ織ってきた経験から、次々と疑問が出てきます
それは、嘗て私が疑問に思っていたことばかり
スポンジが水を吸うように、様々なことを吸収して、次の疑問へとつながる
それに、わかり易いように工夫して説明する
通常の講習とはまた一味違う講習が続いています
それを脇で聞いていたHさん、『先生も楽しそうですね~』
少し停滞気味だった私の頭もフル回転、さび落としになるでしょうか???
やっぱり、教えることは教える者に一番勉強になるのです
ありがとう