『幅の広い織機を使わせて下さい』と問い合わせの電話をもらったのが2月後半
丁度1m位の織機がしばらく空いていたので、『来てごらんなさい』と返事をしたのが始まりでした
韓国からの留学生で今は大学院生のYさん
課題の作品の3部作の3枚目で打ち込みを失敗して、どうしてもやり直したい
大学は入試期間で入れず、困って織機を貸してくれるところを探していました
そうと聞いて、ほっとけない性分
私もイギリスで沢山助けてもらったから誰かにお返しがしたい
でも、持ってきたのは織りなおすための糸では無く、織った布・・・
それを解いてやり直す!?!?
無茶そうなことを、でもやりたいという若者は手助けしたい!
それに布は太いリネンの粗く織った1・3の綾織り
何とかなるかも・・・・
ということで、110cm幅の織機が空くのを待ち、筬は大学から借り
先週4日間、頑張りました~
織り終わりを筬に通して織機に乗せて、手前を結び付け
手前に巻き取ってから、織機の後ろに入って綜絖通し
後ろに経糸を結びつけて、綜絖を動かしながら解き
経糸の後ろの結びを整えて、経糸を巻き取り
今度は打ち込みに注意して織りました
織りあがって晴れ晴れしたYさん
でも・・・・ なんだか変なラインが何本も入っている~
織間違いが見つかって、がっかり、どう受け止めたらいいのか解らずしばらく呆然
そこは、直しお得意の私、
針でチクチク直せることを確認して
あとは自分で頑張ると持って帰りました
見事やり遂げた頑張りと熱意に大きな拍手!
貴重は体験を沢山くれたYさん
有難う!
後ほど、この作品に出合える作品展のお知らせをします~