金曜日はタリフの定休日ですが
今日は、単発で洋の機かけ講習会をしました
参加者は、教える立場の方2人を含め経験も様々な7人
頭の中では『こうして、ああして、こう説明して・・・』などと考えていましたが
聞きに来てくださった方々にちゃんと届いたでしょうか?
経糸をきれいに作るの時の工夫があることなどから始めました
手作りの仮筬(ラドル)の設置場所が織り機と目的によって多少ちがいますが
2cm幅の単位で分けて巻き取ると、随分早く巻き取れるのを見ていただきました
仮筬に入れながら、デザイン通りに経糸ができているかも確認できますね
キットモヘアとラムウールの単糸の2本どりは
綾棒を移動させない巻き方を見ていただきました
モヘアは経糸には使えないと思っていたという感想もありました
綜絖が開けば織れるのですが、通常巻き取りが大変ですね
でも2cm幅に分けるだけなら、大丈夫です
補助糸(導き糸)を使うのは、経糸の無駄を省くためでもありますが
『お仕事で手織りをされている方はこの方が早くて良いですね』と
参加された方が気が付いてくれました
同じ設定で続けて織るときは便利です
でも、これを始めると違う設定のものを織るのが面倒になったりします
いつも、人が居ない時を選んで一人で作業をしていた服地用経糸の巻取りを
初めて皆さんの前でやりました
しかも、今回の経糸は時々色を間違えてほどいたり・・・
巻き取っていると所々緩んでいる糸が見えましたが、少しずつて前に移動させて
綾棒の向こうはほどほど揃ってきました
周りの方々を見る余裕なく、いつものように巻き取りました
皆さんが何を拾って下さったかは、解りませんが
何か小さな工夫を見つけてくださったと思います
これらの小さなヒントからご自分に合ったやり方を見つけてくだされば嬉しいです
大事なのは、自分で考えること!工夫すること!
何か上手にできていないなぁ~と思ったら、
同じ設定(同じ糸、同じ本数、同じ長さ)で繰り返しやってみましょう
そうすると、自分が苦手なことや出来ていないことが見えてきます
そのために何をすれば良いかを考えられれば、必ず上達します
機がけが大変で、終わったら殆ど終わりの気分・・・と言われるのを耳にしますが
慣れるとこの部分の作業はどんどん早くできるようになります
基本がわかれば応用ができる!
手織りを楽しんでくださいね