昨年秋から織りに来ているMさん
要領よく覚えて、進んでいくタイプではないけれど、千鳥格子を色違いで繰り返し織り
最近は縦糸にグラデーションを入れた杉綾にはまっている
私が織ったものを見て、こんなのを織りたい!と2作目はこんなのをやってみた
千鳥格子のマフラーに丸まる2日かかっていたのですが、今日は、前回整経してあった
縦糸を9時半からお昼をはさんで3時に織り終わってしまった
次のピンク系のグラデーションの糸を並べて、眺めながらお茶休憩
小1時間かけて整経を終わらせて帰られた。次は予定が合わずに8月末にみえる
細かくグラデーションを入れられるのは工房に織りにみえる方の特権
秘かに、私が同じようなキットを作ろうと考えているに先を越されてしまった???
そんな合間に、チェックキットと、スターターキットのために試し織りを進めている
糸巻きも、少しずつ・・・・
今日はスターターキット12色の400gコーンが1セット出来上がった
まだホームページに掲載するほどに準備が出来ていないけれど
この400g×12色に、好きな色の100gの玉12個 合計6kgで
今回限り、25%引きで販売したいと思っている
400gコーンではなく、100gの玉4個にして、みんなで分けるのも良いかもしれない
母に融資してもらって輸入した今回の糸、零細商売のためにこれからの割引は出来ない
この糸が売れなかったらやめるしかない??
長い間一人でしていた手織がここで一気に広がりを見せている
この間、色々な事があった。
事情で、引きこもりや不登校などの子供3人連れて離婚もした
広がってきた織り仲間でも、全ての人と上手く行ったわけでもない
自分を生きるため、未熟な思いで、不愉快な思いをさせてきた事もあっただろう
この10年、夢中で、良いと思われることは出来る事全部やってみた
もちろん失敗も数多くある、反省もある、でも、後悔はしていない
いつも精一杯だった事は偽りがないから
10年前の私は、引きこもっていた息子と一緒に心が固まっていた
少しずつ自分を取り戻し、声を出して笑えるようになった私の経過を
2・3年ごとに来日する度に見てきた友人がいる
家庭を持つ前は親しくやり取りもしていたけれど、大変な状況では
詳しく状況を話す機会もなかった
その彼女が昨夏に2週間の予定で、いつも一緒に来る妹の友人と我が家に滞在した
その時に私が”自分を生きている”と感じた彼女の心に変化をもたらし
彼女も自分を生きたいと、長期休暇を取って、明日来日する
5年引きこもった息子は、1年遅れで通信制高校を卒業、北海道の私塾で2年過ごし
今は多くの意味で社会復帰を目指しスーパーの早朝アルバイトに励んでいる