2006年 7月 の投稿一覧

チェックキットの試し織り

織り方の説明と糸を必要なだけセットして、チェックのキットを用意してきましたが
その説明で実際に織ってみるということをMさんにお願いしていました
先日、織り上げて送ってくださいました

どうしてかはわかりませんが、私が織ったものよりとても柔らかく仕上がっています
とても几帳面な方のようで、打ち込みものさしで測りながら織ってあるので
チェックのサイズが揃っています
房の始末も、とてもきれいにしてあります

このチェックは、グレンチェックのベースにオーバーチェックとボーダーが入る
スコットランドチェックでも良く織られるものです
基本の3色+オーバーチェックとして好きな色を選べるように、3.4色のキットですが
今考えているのは、ブルー系、グリーン系、ピンク系、茶系、グレー系など・・・
次々と試し織り模しているので、その中から選ぼうと思っています

これで、気になる点を手直しして、いよいよキットに組み始められます

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少しずつ

ホームページを見てくださっている方からスコットランドチェックの本の注文が入り
少しずつ、動き始めている感触が伝わってきます

糸、特に毛糸に対しては色々な考えの方があるようです
でも、調べてみても、なかなかわからないというのが私の体験でしたが
ずっと工業用紡績糸に取り付かれている私は、他が見えてこないのでしょうか???

先日ホームスパンのS先生とお話しすることがありました
ホームスパンを長く手がけていらっしゃりながら、私のスコットランドのツイードの糸に興味をもたれて、先生なりに織ってみてくださいました
詳しくはスピニングパーティーのレクチャーでお話したいと思いますが
http://www.cashmere-ito.jp/tsp2006/index.html
それまで気が付かなかった事を教えていただきました

とかく手紡ぎをすると、何処のどの羊・・・とこだわるけれど
自分の好きな風合いの糸が出来ればいい
植物染色がいいといわれると、なんでもそれでなくてはダメだと思うらしいが、
化学染めでも好きな色を染めればいい
あなたは一つのこだわりを持ち続けていて良いよ
と言ってくださった

さずが大先生 とっても発想が自由だと、又教えていただきました

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ホームページの手直し

昨日1日かけてホームページのスコットランドチェック展の写真をやり直しました
スライドショーで写真をお見せしていたのですが
パソコンによってはスライドショーが上手く見られないこともあったようです

という事で、今度は小さな写真をクリックして小窓を開いて大きく見られるようにしました
サムネイルを使う方法はホームページビルダーにあったのですが
これでは、別窓にはならないし、窓のサイズも大きいまま

どうしたら程ほどのサイズの小窓が別に開くか・・・
娘いわく、そうやっているHPを探して画像をソースで開いて、見つければ?・・
そんなのわからない!と思っていたら、親切に解説をしているサイトを見つけてくれました

おかげで、時間はかかったけれど、思うようになりました
良かったら見てみてください
http://members.jcom.home.ne.jp/weaving/exhibition/2005exhibition.htm

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スコットランドチェックの本 販売開始

スコットランド北西部にある織物工場 ジョンストンズが出版している
『Scottish Estate Tweed』という本が販売できるようになりました

スコットランドといえば、タータンチェックと思われがちですが
氏族で受け継がれたのではなく地域で発展したチェックがエステートチェック

英語がわからなくても、150以上のチェックの写真を見ているだけで
時を越え、200年前のスコットランドの風が吹いてくるようです

詳しくはホームページに出しましたのでそちらをご覧ください
http://members.jcom.home.ne.jp/weaving/workshop/checkbook.htm

スコットランドチェック展のスライドショーが上手くいかないので
それも手直ししたいと思っています。
又織る時間がなくなってしまいそうです

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やる気満々、81才

友人から譲り受けた織機があり、どうしてもそれで織ってみたいと
通りがかりに工房に寄られたKさん、先月初めて織りに来られ、
ピンクの千鳥格子のマフラーを織られた
お歳だとは思っていたけれど、話はとっても前向き、顔や手もつやつや・・・・
去年、節目を迎えたという話に70歳だと思ったら、何と80歳を迎えられたとか・・・
80歳の手には見えない!
やりたいと思ったことはやらずにはいられないという意気込みがすばらしい

それからしばらく、どうしていらっしゃるかと思っていたところへ
昨日、ひどい雨の中を用事があって近くまで来たからと、工房へ寄られた
自分の息子さんが織機を使えるようにセッティングしてくれたけれど
どうやって縦糸を取り付けたか、もう全部忘れてしまった・・・・
そうでしょう !
若くたって、縦糸をかけて織れるようにするまでの工程を覚えるのはかなりかかる
『じゃあ、縦糸だけかけに行って上げましょうか?何処にあるの?』
織機は長野の別宅だとか。それじゃ簡単に行ってあげられない
『でも長野の何処?』だって長野県も広いから
『上田のそばの・・・』   えっ???

今日は月に1回 上田から織りに来るお嬢さんが来ている!!
何と不思議はめぐり合わせでしょう
彼女がしっかり覚えて、手伝いに行く事だってできると、お互いの可能性が一機に広がりました
前回工房に来たときもまた、偶然織りに来ていた方から織機を譲ってもらう話が決まり
今回はその織機での試し織り
今、これからを模索中のこのお嬢さん、どうやって道を切り開き進んでいくのだろう
自分に素直に向き合い、織りに反映させて欲しいなあ
前に転がったり、逆戻りしたりの玉も、自分から1歩進み出た事で
意せずして前に転がり始めている
大丈夫! ごまかさずに、無理せずに、自分の歩みを進めれば、必ず戸が開き
進む道が示されるだろう。 駄目元で、戸だけは叩いてみよう

そうやって、今模索中の友人がもう一人
長期休暇を取って、その準備に来日中のR 昨日は一人で都内まで出かけ
デンマーク大使館、日本語学校2校を、問題なく訪ねてきた
滞在ビザを取るのが難しいと散々言われてきたが、
彼女のこれまでのキャリア、先週来日してからすでに『子供達と歌う』集まりをし、
老人ホームを訪ね、これから中学校や高校を訪ねるアポイントもあり、
秋の大使館でのイベント参加を頼まれた・・・
そんな事実を集めて、現地大使館に申請すれば、可能性はあると聞いてきて
『今日はいっぱい戸を叩いてきた!』と嬉しそうに帰ってきた
一度帰国し、秋から活動開始予定だ

夜に、そんな気持ちをこめて買ってきてくれたケーキを喜んでご馳走になった

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『英語で歌おう』企画の結果

先週個人的にデンマークの友人のために企画した『英語で歌おう』という会
1回は児童センターで、もう1回は地域センターで
どちらも、蓋を開けてみなければ誰がどれだけ来てくれるかわからない状況で
児童センターと子供劇場の協力も取り付け、ポスターを貼ったり、チラシを配ったり・・・
結果は、児童センターに幼稚園生を連れた親子が3組と知り合いの大人2人
チラシの効果は期待できず、やっぱり口コミでしょうね

予想外に子供の年齢が低かったため、急遽内容変更で『英語で歌う』ではなく
リズム遊びのようだったが、手をつないでダンスをしたり、とても楽しかった 

最初、離れていた子供達がどんどん近づいてきた
場所の都合で今度は木曜日に集まることになった

地域センターは知り合いの大人2人・・・・大人だけで簡単な歌を楽しんだ
デンマークについていろいろな話が出来たのも、良かったかな?

人数的には成功とはいえないものの、秋からの活動のための良い体験になり
気が付かなかった沢山のことを教えてもらうきっかけになった
その1 デンマーク人が英語で歌うように日本人には歌えない
その2 楽譜なしで耳で聞いて歌を覚えて歌うデンマークの人たちに比べ
     何度聞いて歌っても、なかなか覚えられないし、音もとりにくい
その3 普段歌う事をしていないため、簡単では有っても2部で楽しむのは難しい?(私だけ?)

その他いろいろ・・・    
その結果、まず彼女に日本の歌を教えてあげることにした 
曲は、『四季の歌』 楽譜とCDがあったから、そして季節性もないし、良く知られているから
いつか日本の歌で、彼女の指導を受けられるだろう
                                              

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お客さんが2人

昨日は、朝からとても蒸し暑かった
真夏でのウールを織る我が工房では、エアコンは欠かせない
空気の入れ替えをして、早速スイッチを入れた

最初は一人だった工房も、昨日の続きを織りに見えた方が一人
通りがかりに熱心に覗いている方に、声をかけて、少し中で涼んでもらったら・・・
と思ったら、織りに興味があり、色々と話をした

今日の『英語で歌おう』という清瀬児童センターでの資料作りの作業をしにきた
デンマークの友人Rを交えて短時間で作った間に合わせのサンドイッチのお昼を食べ
お昼からは、糸巻きを手伝ってくれているAさんが来てくれて
帰る間際に、もう一人工房を訪ねてくれた初めての人・・・・
そうそう、先日工房に寄られた方の紹介で新しい方の予約も入った
 
と、昨日はにぎやかな工房だった
初めてお会いする方に、私がしている事の中から、その方の興味に合わせて話をするのはとても楽しいけれど、とてもエネルギーが要る
何を話しているかは理解できないRも、
ここはとってもいい雰囲気だね、と言ってくれた

人の輪は、こうやって一人ひとり広がっていくのだろう

一人暮らしを始めた息子もやっとネットが出来るようになり、
このブログで家族とのつながりが持てる
彼の様子は何もわからないけど・・・

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息子のギターにピアノ伴奏

昨夏デンマークの友だちが滞在した時に家にいなかった長男
娘はこの間の旅行で仲良くなっているので何となく、
私達の仲間に入れないでいた様子
でも前は戸を閉めてギターを弾いていたのに
彼女が来てから、暑い事もあって、いつも戸を開けたままギターを弾き歌っている

今日の夕食前、頼んでやっとスカボローフェアーを聞かせてもらった
2回目は彼女のピアノ伴奏付き
初めて合わせたので、テンポが上手くいかなかったものの
コードの事を聞かれて、答えがわかっていながら、自分で見つけるまで
じっと待っていた彼女。さすがだなあ
息子もすっかり溶け込んだ
これから彼女にレッスンもしてもらえるだろう
私の夢は、ファミリーコンサート
娘も、クリスマスにして、みんなでクリスマスソングを歌いたい! 
彼女のおかげで気持ちが広くなってきた

もう一つうれしかったのは、松山から私のホームページを見て
糸についての問い合わせが有ったこと。  
やはりウールの紡毛、しかも紡績糸そして服地が織りたい
私がしている事にぴったり当てはまる質問に、
やっぱりこだわっている人がいるとうれしくなった
出来るだけの糸の供給を考えたい
まだ正式にホームページに出してはいないが
昨日袋に入れた糸見本と、織りサンプルを送る事になった

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早速・・・

デンマークからの友だちが昨日無事到着
日本着が、デンマークの夜中過ぎだというのに、
飛行機の中でも眠らず、映画も見ず、何もせず、
リラックスして瞑想にふけっていたとか
我が家についてからもずっと起きていて
結局寝たのは、私達が寝る11時頃

というわけで夕食後早速私の糸見本作成を手伝ってもらった
普段こんな事をしないからか、適当に楽しそう
先日作った30組の糸見本を組み合わせてラベルを貼った袋に入れ終わった

デンマークでは音楽の先生を長くしてきた彼女
今週金曜には清瀬の児童センター(4時~)で、日曜には竹丘市民センター(3時~)で、
子供達を集めて『英語で歌おう』という会を計画している。
指導力抜群の彼女が日本語なしで何処まで子供達とコミュニケーションできるか?
きっと彼女の魅力に引きもまれていくだろう
簡単な英語と日本語を組み合わせた歌を作って来たらしい
お近くの方、ぜひ覗きに来てください!

なんだか語調が変ったのは、英語で話す事が多くなったため?
私の中の英語の世界は、日本語の世界とちょっと違う
英語で話すと、日本語感覚から少しずれる
英語であいまいな表現が少ないので、考えをはっきりさせなければ話せない
それが、心の整理にとても役立っている
ずっと、英語の世界にいる事を望んでいたような気がするが
最近両方楽しめるようになった

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Mさん15作目

昨年秋から織りに来ているMさん
要領よく覚えて、進んでいくタイプではないけれど、千鳥格子を色違いで繰り返し織り
最近は縦糸にグラデーションを入れた杉綾にはまっている
私が織ったものを見て、こんなのを織りたい!と2作目はこんなのをやってみた

千鳥格子のマフラーに丸まる2日かかっていたのですが、今日は、前回整経してあった
縦糸を9時半からお昼をはさんで3時に織り終わってしまった
次のピンク系のグラデーションの糸を並べて、眺めながらお茶休憩
小1時間かけて整経を終わらせて帰られた。次は予定が合わずに8月末にみえる
細かくグラデーションを入れられるのは工房に織りにみえる方の特権
秘かに、私が同じようなキットを作ろうと考えているに先を越されてしまった???


そんな合間に、チェックキットと、スターターキットのために試し織りを進めている
糸巻きも、少しずつ・・・・
今日はスターターキット12色の400gコーンが1セット出来上がった

まだホームページに掲載するほどに準備が出来ていないけれど
この400g×12色に、好きな色の100gの玉12個 合計6kgで
今回限り、25%引きで販売したいと思っている
400gコーンではなく、100gの玉4個にして、みんなで分けるのも良いかもしれない
母に融資してもらって輸入した今回の糸、零細商売のためにこれからの割引は出来ない
この糸が売れなかったらやめるしかない?? 


長い間一人でしていた手織がここで一気に広がりを見せている
この間、色々な事があった。
事情で、引きこもりや不登校などの子供3人連れて離婚もした
広がってきた織り仲間でも、全ての人と上手く行ったわけでもない
自分を生きるため、未熟な思いで、不愉快な思いをさせてきた事もあっただろう
この10年、夢中で、良いと思われることは出来る事全部やってみた
もちろん失敗も数多くある、反省もある、でも、後悔はしていない
いつも精一杯だった事は偽りがないから

10年前の私は、引きこもっていた息子と一緒に心が固まっていた
少しずつ自分を取り戻し、声を出して笑えるようになった私の経過を
2・3年ごとに来日する度に見てきた友人がいる
家庭を持つ前は親しくやり取りもしていたけれど、大変な状況では
詳しく状況を話す機会もなかった
その彼女が昨夏に2週間の予定で、いつも一緒に来る妹の友人と我が家に滞在した
その時に私が”自分を生きている”と感じた彼女の心に変化をもたらし
彼女も自分を生きたいと、長期休暇を取って、明日来日する

5年引きこもった息子は、1年遅れで通信制高校を卒業、北海道の私塾で2年過ごし
今は多くの意味で社会復帰を目指しスーパーの早朝アルバイトに励んでいる

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