今年は秋から、次々と作品展を見に出かけています
今回は、もう無理かなと思っていたのに、突然1日空いたので
思い切って2箇所をはしごしてみてきました
一つ目はホームスパンの清野新之助先生の作品展
DMに『市販の網糸で色々な色合いのマフラーを織りました』とあり
手紡ぎの清野先生が、編糸をどうされたかが、興味津々
今日は最終日でしたが、余り人も多くなく、清野先生とたくさんお話をしました
スコットランドチェックの事、日本の人たちのウール好きとか、扱い方とか
伝統がない分、自由な発想で作品作りが出来るようです
フェルトの筒型マフラーの作り方も教えていただき
一度工房に伺って見せていただく約束をしました
若い頃、木彫や木工細工をなさっていたとのこと
手織りの作品に混ざって木の作品がたくさんありました
紡ぎ車が幾つもあって、先生らしいです
益々新しいことを挑戦なさる意欲に、こちらまでパワーをいただきました
お嬢さんのホームスパンの作品もたくさんあり、暖かさが伝わってきました
前に、『スピンドルで紡ぐように紡ぎ車で糸を作りたい』とコメントされているのを
スピナッツで読ませていただきましたが、
甘撚りのやさしい糸で織られた作品は、本当に軽く、ふくらみがすばらしかったです
そして、前にチェックサンプルを織りに見えたことがあるJoyceさんの作品展へ
とても丁寧な仕事を、また自由な発想で作品にしていらっしゃいます
中に、ブランケットや、ハーフコートなど数点のチェックがあり、
あの時の成果と伺って嬉しい限りです
ここでは、習う側と教える側の難しさ、作る楽しみとそれにまつわる人の心など
製作に至る、手織り技術以外の過程の意見交換が出来ました
羊好きは、結構自由にしたいことを、したいようにしているのかと思いましたが
習う側が、まだ先生に気を遣っている???
先生はそんな事望んでいないと思うけど、日本では元来師弟関係がはっきりしているから難しい
そして今日ついていたテレビから流れてきた、1頭の羊からどのくらいの長さの毛糸が出来る?という番組。 用事が入り、全部しっかり見たわけではないけれど、メリノ1頭から、5000m以上、セーター編んだら、5着と半分とか・・・
羊牧場から毛刈り、フリースの洗い、機会でカードして、10人で紡いで・・・
これを見た人から、また羊好きが出るかもしれません
羊は癒してくれるのです