羊飼いのチェックと呼ばれているものがあるのをご存知ですか?
正確には、これはスコットランドの領地に属したチェックではありませんが
沢山のデザインの元になったチェック
本によると
スコットランド南部、イングランドと接する地域はスコットランドボーダーと呼ばれています。境目といういみですが、その地域にチェビオット(羊の種類)が沢山いたと聞いたことがあります。そこの羊飼いさんが見につけていたのが、この白黒のチェックの大き目の肩掛け(プレイド)です。
スコットランドの北西部、ハイランドに産業を興す目的でボーダーから羊を連れてきたときに、羊飼いも羊についてきたことから、この地域に羊飼いのチェックが伝えられました
そして、前に書いたグレンチェック、グレンアーカートは、このある程度大きな白と黒のブロックと、細かい模様を組み合わせてデザインされました
このグレンアーカートがデザインされたのが、1840年代というので、あまり古くありませんね
6月の旅行で初めてスコットランドボーダーに行きましたが、その折ガラシールズの街で始めてこのパターンが使われているのを見ました。ガラシールズは糸の単位に使われる程、かつて毛織物産業が盛んだった地域です
この羊飼いのチェックは他のデザインの元にもなっています
つづく・・・