鶴の恩返し

先日の工房での話しです
この日は、MさんとKさんが織機を並べて、
珍しく整経から同時進行で、マフラーを織りはじめました
これも珍しく、お二人とも同時に4本と、6本を一度に整経することに・・・
一生懸命計算したのに、どういうわけか二人とも整経で縦糸を多く作っている・・

と、こんなことはいいのですが、ワッフルを織り終えたばかりのMさん
Mさんに進められてこの日ワッフルを始めたばかりのKさん
Kさんは手織りがお仕事とまったく違うタイプの作業だから
気分転換にとってもいいと言われます

「集中して、自分の世界に入っている様ね」と私
『そうなのよ~ 退職したら家に織機を持ち、部屋にこもって手織りをしたいと思っているんだけど、邪魔されたくないから《織っている時は覗かないでね》、と夫に言ったら《見て、いなくなってしまったら困るから覗かないよ》と言われたのよ~』とKさん
久しぶりにお腹が痛くなるほど笑いました

やっぱり、日本人の織りのルーツは『鶴の恩返し』ですね

先週水曜に届いた糸の糸巻き作業を一生懸命しています
工房では、糸巻きを手伝ってくれているMさんとAさんが在庫切れになっていたものと
定番に加える新色の5色を100gの玉に巻いてくれています
デジタル秤を使うようになって、手を止めずに分量が把握できるようになり
作業のスピードがアップしました これは完全な手作業です

家では、電動のコーン巻き機を2台使って、単糸のコーン巻きをしています
暑いときはすぐモーターが熱くなってしまって、休み休みなのですが
今は寒いので、ほとんど休む時間が必要なく進められます


注文の分量にあわせて巻きますが、ここでもデジタルの秤が活躍します

20人ほどから注文をいただきました

今回間に合わず、2便で届くものがいくつかあり、まだお待たせする方もあります
6人分の用意ができたので、順次発送の準備に取りかかります
もう少しお待ちください

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