若者の意欲は？

今日、３ヶ月織機に糸を掛けたままお休みしていたKさんが工房に来てくれた
スコットランドから帰った頃、予約日直前に愛犬を見送り
『悲しくて・・・さびしい、もう少し時間が欲しいから』と講習を休まれた

今日お話を伺うと、ご主人のペットロスがかなり深刻そう
そのため彼女も仕事以外の外出が出来なかった
退職後長い時間を愛犬と過ごされたご主人の気持ちも察せられる
きっと時間が解決してくれるでしょう
今月から講習を再開できる事になった

昨日は５年ほど前に北海道で出会ったMちゃんと過ごすことが出来て
忘れていた子供たちが幼い頃の事を思い出す事が多かった
そして、若者のことをいろいろ考えるきっかけをもらった

何でも手に入る、そして学びの場ではあてがいぶちで育った今の２０代
自分から積極的に成りにくいし、底力を出すこと無く、諦める
限られた方法しか思いつかず、型にはまっている方を好む・・・
でも、そう育てたのは私たち大人

学校の工作や家庭科の課題の材料をキットであてがわれる
同じ材料、同じような条件でしか教えられない先生
同じ条件の結果が出なければ、採点したり成績をつけられない
これも大人の都合
物作りに採点要らないし、手作りするのにみんな同じじゃ意味がない
こんな簡単な原理に上に立つ大人たちは気がついていないのかなぁ