工房の様子

赤城のチェック講習会のことを書いてからもう1週間
毎日があっという間に過ぎるという感じです

この2週間の間に、大きな織機が無いのでとブランケットを織りにきた方、
組織織のサンプルをされた方が2人、
手織りを初めてするという方1人、2作目の方2人、何度も来ている方2人
それに織り経験はあるけれど、綾織りチェックは初めてという方・・・
短い間に多くの方が工房を訪れてくれました
今日はお2人の入れ代わりがあったものの、ほぼ4人の講習で
狭い工房に身動きが取れないような状況
何時もは間で自分の織りをしたりしますが、今日は全く出来ませんでした
お茶を入れる時間も無いほど・・・・ でも入れました

夫々に、興味がある部分、理解の仕方、理解のスピード、手が早い人、遅い人と
又、手織の経験も、違うものを持って工房を訪れます
手織りの講習だから、私が教えているのだけれど、
そのお一人、おひとりから色々なことを教えていただいているように感じます

写真は、サンプル織りとグラデーションを入れた杉綾(ゆくゆくはこれもキットしたいとひそかに・・・)


特に組織のサンプルは、基本的パターンの中から、5~7つを選び
夫々に色を選んで組み合わせていくので、その人だけのサンプルが出来ます
どのようにパターンを選ぶか難しいので、ちょっとしたアドバイスをするけれど
その言い方などが結構影響する事もあるのです
一人にすればそれしか知らないから、満足してくださるけれど、
次々見ている私は、毎回反省が残ります
夫々何を面白い模様と感じるかが違い、
たまたま横糸に選んだ色と縦糸のバランスがよくて、きれいに見えるパターンもあるから
全部成功と言う事はきっと無いと思うのです
思うように模様が出てこなかったものも、気をつける点を教えてくれるので
意味があるのだけれど、そんなものが続くと楽しくないし・・・・
スコットランドの先生のテキストをそのまま使っていたが、今回勉強しなおしました

そして、このところ工房ではグレンチェックのマフラーが流行っていて
お互い会うことのない方でも、グレンチェックのようなものが織りたいと言われ
2人が2作目で、オーバーチェックが入ったグレンチェックのマフラーに挑戦
一生懸命取り組んで2日間で織り上げました

以前、私は平織りは楽しめない、つまり私は平織りが好きではないと書いたけれど
その後、そのように書いて反感をもたれてしまうのではと心配してくださった方がありました
でも、私が平織りが楽しめないと書いた裏には、私は綾織りが好きだから
きっと平織りが好きという方がいらっしゃるだろうという気持ちがあるということ
自分なりに、かなりこだわりを持って手織りをしてきているので
私と違う事にこだわりを持っている人の気持ちがよくわかり、
反するこだわりでも、素直に認めることが出来るのだと思っています

ありのままの自分を素直に認めることが出来て
初めて他の人のありのままを認めることが出来る
これを不登校や引きこもりを経験した子供達に教えてもらいました
それが出来るようになるまで、かなりの時間がかかりましたが
でも好きな手織りを通して自分と向き合い助けてもらいました

今日うれしかった事
『工房のホームページを楽しく見ました。明石さんらしさがあふれていた』いわれた事
長期滞在中の友人Rが夕食をご馳走してくれた事、
美味しかったし、私は食事作りを、彼女は後片付けをしなくてよかったから・・・・

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