2017年 12月 の投稿一覧

赤ミミくん 大好評

随分間が空いてしまいました
仕事も忙しかったし、家のことも忙しかったのですが・・・
こんなこともしていました~
他の本を探していて、のめりこみそうで危ない本を見つけてしまいました
そして、届いたらやっぱり・・・
1才9か月の孫のクリスマスプレゼントに編み始めてしまい、止められない!!
でも耳を編む時間が無くて、クリスマスには間にあいませんでした

日曜日の教室では皆さんが自分の作品を織っていたので
脇で、耳を編み、目をつけて・・・ 赤い耳にしたので赤ミミくんです!
出来上がったら、みんなでしばし撮影会
私のカメラは色が悪く、Iさんが送ってくれた写真で紹介します

タリフの半端糸で編むのにとってもいい!
手を編むところまではペットボトルカバーと同じ、
後は丁寧に書いてある本をよく見ながら編めばそんなに難しくありません
ぬるま湯に浸けてから石鹸付けてなでなで、ごしごし、しっかりフェルト化させました

次は何を編もうかな~

でもその前にしなくてはならないことが山積みです

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新しいチェックマフラーキット

新しいチェックマフラーキットの紹介です

ず~っと前から考えていたのですが、具体的にしそびれいました
単子の糸で織るマフラーで人気があるデザインを双糸の糸で織れるようにして
webshopでご注文いただけるようになりました こちらへ

細い糸で織るのは少し大変・・・とあきらめていた方々にも楽しんで織って頂けます
左が単子、右が双糸 双糸はキットNo31の色違いです
教室でも、このチェックは人気で、色違いやカシミヤの糸で織る方があります

失敗しないで色を変えるヒントは
1、千鳥格子のブロックは同じ色の暗い色と明るい色を組み合わせる
2、赤の方のブロックは千鳥格子と補色関係でほどほどのコントラストがある色
3、2つのブロックの間のボーダーは大きな無地のブロックに使う色をきれいに見せる、わき役になる色
そんなことを考えながら組み合わせてみてください~

No31のチェックもこの千鳥格子が入ったチェックも
「手織りのためのスコットランドチェック」に掲載してありますので
ぜひ自分の色で織ってみてください

キットをお買い上げいただくときに、糸の分量についてお問合せいただくことがあります
キットの通りのサイズに織れば、140g~150gくらいで織れるのですが
失敗してもやり直せるように総量を200gで組んでいます
少し長くしても大丈夫です糸の話中断しましたが、次は戻ります~

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手編み用の毛糸で織るには

手編み用の毛糸は手編みにした時に良い風合いになるように
糸が作られています
毛糸に弾力性があり、ゴム編みが程々に縮んでフィットしたり
縄編みがこんもりきれいに見えたり・・・
編んだ後で形崩れしたり、ダレてしまわないように作られた毛糸です
そのふっくら柔らかい糸の風合いを織りで生かすのはとても難しいのです

手編み用の毛糸の糸弾力性とふくらみは
細い糸を撚り合わせたことによって得られ
引っ張ると細く硬くなります

細くなったまま、後で糸が膨らむ隙間も残さずに
細かく緯糸で止めてしまう(打ち込む)ことが多く
どうしても硬い風合いになってしまいます

紳士背広や学生服のサージなどウーステッドと言われる布は
細く長い羊毛を細い糸にして織るので
薄くて丈夫、光沢がある布になります
メリノはこのような布を生産するための羊種だと聞きました

タリフの糸でも、洗って糸が膨らむのでそのための隙間を残して
織ってくださいとお伝えしていますが,手編み用の糸でも同じです
引っ張らずに置いた時の太さを参考に
経糸の密度、打ち込みを決めてください

織りながら出来上がった時のように織ってしまうと固くなります

中細毛糸を経糸緯糸ともに5/cmの密度の綾織りすると
程々柔らかい風合いになります

市販されている手編み用の毛糸は均一なものが多いですね
モヘアやループヤーンのような細い変わり糸を添えて緯糸に使うと
織った布に表情がつきます

平織のように織りがシンプルなら糸に変化をつけ
組織織りのように織地が複雑なら、糸は均一なものが適しています

そんなことを考えて表情のある布を織ってください~

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手編み用毛糸で織りました

オーバーショットの冊子の編集作業を進めていますが、
そのテキストを使っての講習をしてみて、変えたい部分が出て来ました

新たに加えたい内容も出てきました

初めてオーバーショットを織る方のためのページです
一つのデザインであれこれ試してみる提案を考えながら
実際に織っていて、もう一つ気が付きました

タリフの糸を持っていない方は、きっと手元にある糸で試すでしょう
とすると毛糸なら手編み用の中細毛糸かな・・・

というわけで、手芸やさんで中細毛糸と並太毛糸を買ってきました

中細毛糸は、細くて長い羊毛がきれいに並んで撚りをかけられてた細い糸が4本合わせてあります
メリノのように長くて柔らかい羊毛が使われています

このタイプの糸を 梳毛糸(そもうし worsted(ウーステッド))といいます

初めてこの英単語と出会ったときに辞書でしらべたら
カタカナでウーステッドとしか出てこなかった為に
毛糸の何を意味しているのか解りませんでした

私が日本語訳を知ったのはその後しばらくして聞きに行った
ニュージーランドの先生の紡ぎの講演で梳毛糸との通訳でした

今はネットで検索するとちゃんと梳毛と出てきます 


余談ですが英語の勉強をしているときに読んだ
アメリカの子供の本「Railway Children」の中で
手編み用毛糸のことをworstedと書いてありました
そうか~ 手編み用の糸は梳毛糸なんだと、妙に納得でした

ちなみに織ってみた感じは
織り難い・・・というのは糸がしっかりしているので
経糸と緯糸が布としてなじんでない
お互い主張してくる感じがあり、それをきれいに織るのは注意が要りますね

次も糸の性格のことを続けたいと思います~

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