縫い物を楽しんでいます

ようやくコロナ感染者が減ってきて
タリフでも10月から教室を少しずつ再開したいと考えいます
ずっと前から縫いたいと思っていた物があるので
場所が使える今のうちにと、ミシンを出してきました

織った布の大きな端切れでベスト2枚縫いました


何でも自分で縫っていた母や家庭を持つ前に習っていた裁縫技術に
子供が小さい頃に子供服を縫った経験だけ
でも、縫い代の幅を揃えて切って、印も付けず、ピンを使ってしつけもせず
ミシンとアイロンを使いながら仕上げていきます

その後お直し屋さんで仕込まれた娘は、気が付かないうちに親を越してしまいました
私自身も、以前のようにきれいに縫えないなぁと思うことも、、、
根気が減ったのでしょうか?
同じようなことを母が言っていたのを思い出します

タリフの糸で織った布でこの形のベストに限り、縫製をお受けいたします

そろそろ本が出来上がってくるかな、と待ちつつ
もう少し縫い物を楽しみましょう

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ステキなタータンチェック

福音館書店の小学生のための月刊誌「たくさんのふしぎ」の
 2018年9月号『すてきなタータンチェック』が
この度、ハードカバーになって再刊されました

著者の奥田実紀さんが、タータンと出会ったカナダのお話しから
スコットランドのタータンへとつながり、スコットランドの文化や歴史など
子どもでもわかるように書かれています
そして穂積和夫さんのイラストが素晴らしい❣️
この本を記念してオリジナルタータンを織らせていただきました

タータンのデザインは福音館書店が所有していますが
ご自分のために織ることはできます
タリフのウェブショップでキットを販売しています

本屋さんで見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね
追ってタリフでもお取り扱いいたします

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タリフの糸を体験して下さい❣️

タリフで販売しているスコットランド製の糸は
紡績の工程でつけられる油が残っています
その糸で織ったり、編んだりしてから洗うと
油が取れて毛が広がりふんわりフェルト化するのが特徴です
短い毛を糸にしている紡毛糸の特性でもあります

その糸を洗ってみて下さい❣️

ご希望の方に無料で洗った布と織って洗っていない布をお送りします
洗っていない布をぬるま湯に浸け、手を洗う固形石鹸を塗ってもみ洗いしてみて下さい
お風呂に入るついででもいいですね

これを考えているときに、織りのことでお問い合わせいただいた方が
手編み用の糸を使っていらっしゃることがわかり、早速お送りしました
実際に洗ってみて変化が解って、良かったと知らせて下さいました

そんなんです! 百聞は一見にしかず‼️
同じ毛糸でも何が違うのだろう?と思ってくれたら嬉しいです❣️

ウェブショップやHPのお問い合わせフォームでリクエストして下さい

「手織りのタータンチェック」は9日に無事校了となり
金曜日から遅い夏休みで八ヶ岳で過ごしてきました

まだ 県を跨ぐ移動の自粛が求められているので
どこにも寄らず、誰にも会わないように食材持ち込みです
久しぶりに晴れた空に羊毛のような雲がきれいでした

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ベストの生地を織って下さい❣️

大変お待たせしました
ベスト用生地のキットと型紙がウェブショップに加わりました

ベスト用の生地は、ラムウールより少し太めの糸を用意しました
ラムウールは柔らかく、フェルト化するのが特徴ですが
それに比べて、硬めの毛質で厚みと腰がある布になります

マフラーはもう要らないけど、、、と思われる方にお勧めです

今回初めて提案するのは、フィニッシュツイルにチェックを加えたデザインです
表と裏(どちらでも良いのですが)の色の出方が少し違います
綾織り・6本/cm (4/cmの筬使用可) 

綾織りを織り慣れている上級者向けですが、教室で織られた方も迷うことがあるので
オンラインレッスン付きのキットも提案いたします

もう1つは服地ピッタリ ガンクラブのデザイン
これは平織りで織ることもできます
綾織り、平織り・5/cm 

ガンクラブは、織るときに緯糸の色替えが度々あって糸始末が大変なので
マフラーを織ることは少ないのですが、服地には適しています

提案するベストの型紙も用意しました
ウールの布を縫ったことがある方なら、難しくありません
表と同じに裁った裏地を中表にして縫い合わせてひっくり返す縫い方で見返しは付けません

また、ウェストまでの丈が短い形なので、フリーサイズに近いです
見本の写真は私が試着しています
通常Lサイズだけれど、私はMサイズのボレロ風が好きです

枚数限定ですが、縫製もお受けしたいと考えています

もちろんお手持ちのラムウールの糸で織りたいという方も大丈夫です
その場合、薄手になるので前ボタンが付いた形がお勧めです


もう一つお知らせ
オンラインレッスンを始めます
コロナ感染の終息の見通しも出て来ないので、教室をお休みしています
個別レッスンで皆さんに手織りを楽しんでいただくために、その時間を当てたいと考えました
すでに希望者があって始めています
講習範囲に含まれない内容は、無料でお問い合わせに応じていますので、ご利用ください
その場合は、フルネームと連絡先が必須です

手織りのタータンチェックは今日が入稿
昨晩最終の修正確認を終えました
地面を擦りそうな低空飛行が続いていた私たち
重い荷が降りたので、さぁこれから高度を少しずつ上げていきます❣️

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フェルトスリッパが生き返った❣️

スピニングパーティーでお会いした空飛ぶ羊さん
モンゴルのあたたかい靴下とフェルト雑貨を販売しています
その中でも目を引いたのが、フェルトスリッパ

とにかく足先が暖かい❣️
クッション性も良く、足に馴染んで履きごごちが良く
私はこの2年、真夏以外ずっと愛用していました
でも、工房の床がタイルカーペットで摩擦が多いのでしょう、裏の革に穴が開いてきました
修理はできないと聞いて、諦めるか⁉️

皮細工をしている友人から端材をいただき、Mが直してくれました
それまでの、あまり多くはない革の知識を総動員
でも新品のように生き返りました

工房の前の花壇の秋明菊が咲き始めました
スコットランドで見て植えたいと思ってから10数年
3月末に友人から株分けしてもらったものがしっかり根付きました
道を通る方々も楽しんでくださるでしょう

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どうしたら出来るか?

何か不便を感じたり、やりたいと思った事が頓挫したとき
あなたならどうしますか?
上手くいかない!と諦めますか?

物が無い時代に育った私は、子供の頃 欲しい物は自分で作るが当たり前でした
母も洋服を縫って着せてくれました
困ることは無かったけど、欲しい物がなんでも買ってもらえる経済でもありませんでした
それが身に付き、できないから諦める、妥協するではなく
どうしたら、希望通りにできるかの方法を考えるが習慣になりました

教室に来れた方々がタリフの工房には工夫がいっぱいあると驚かれます
やり難いと思ったら、どうしたらやりやすくなるかを考えます
整経長を決める時、テープメジャーは大体1.5mまでしかなくて、一気に計ることができない!
それならと、長いリボンや綿テープに5cm間隔の印をつけたものを作りました
仮筬の固定するのにいつも長めの紐を探すので、白いゴム紐で輪を作って固定専用に用意しました
などなど、整経周りの工夫をご覧下さい

自然に家族にもこの思考回路が引き継がれています
みんな作ることや自分で手間をかけて自分仕様にするのも好きですね
きっとそのための引き出しをたくさん持っているのだと思います
大事なのは、必要なタイミングで適切な引き出しを開けること

今日(日付が変わりましたね)は少々凹んで諦めかけた私を見て
息子が自分の引き出しを開けてくれました❣️❣️

手織工房タリフは、こんな私たちが身の丈にあった運営を心かけています
応援よろしくお願いします❣️

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3回目の校正真っ最中です

「手織りのタータンチェック」
3回目の校正真っ最中です
前回、これでもか‼︎と目一杯修正を入れたはず👍
でも3回目、修正がされていないところや
間違いや修正したいところ、同じ言葉が漢字とひらがなだったり
またまた赤字がいっぱい入りましたが
どこまで直してもらえるのかなぁ⁇

新しく加える「リジッド織り機でチェックを織る」のページは特に念入りにチェックしています

左右対称の文字が左
右対称じゃ分かりにくいですよね
(改行の位置‼︎)

3回目になって、こんなところに気になっています

校正を手伝ってくれるのは
今回もサンプルもたくさん織ってくださったHさんと
主にツイードを織りに通っているTさん
染織を教えている先生なので、また違う目線で見てくれています

一緒に仕事をしている息子娘もまた良く見ている
「変える」と「替える」の使い分けや
フォントのサイズが同じじゃ無いとか
アルファベット表記のsが抜けているとか
A/2の書き方が揃っていないとか

本がお手元に届いたら、私たちの努力をぜひ注意して見てくださいね

あと少し頑張ります❣️

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新版の校正2回目が終わりました


予約注文受け付けのお知らせをしてから、1週間
販売してくださるお店を含め、100冊以上のご注文をいただいています
ありがとうございます❣️

当初の予定より大幅に作業が遅れ
2回目の校正を2日でする羽目になってしまいました

タリフでオリジナル冊子やキットのテキスト、カタログなど
全て自分たちで作っている私たちは、結構こだわりがあり
細かいところが気になります

チェックデザインは、色と本数をリボン状の図にします

それをAとB 2つのブロックに分けて
それを計算式に入れて全体のデザインが解るように書きます
時にAブロックの半分を両端に入れて、経糸本数を欲しいサイズにします

でもその1/2の書き方が色々混ざっているのが気になります

どちらが良いか、使うフォントでも微妙に変わることがわかり結局全部こちらで作ってデザイナーさんに渡すことにしました

こんな表記もあります

どうしたら、数式が苦手な方にも理解していただけるか、色々工夫しています

編集者に渡してからの確認のやり取りも
より正確にするために画像で確認しました
新版ながらほぼ全ページに変更を入れることになり
編集者とデザイナーさんの作業は大変ですがその分1冊目よりかなりレベルアップしています

校正はあと1回、細かいミスも見逃さない頼もしい助っ人が嬉しいです❣️
お休みにしている教室の生徒さんから
「妥協しないで頑張ってください」と後押しも嬉しい❣️

こんなわけで、ベストの販売準備が後回しになっています
もう少しです‼︎

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手織りのタータンチェック

お待たせしました❣️
チェックの本の新版「手織りのタータンチェック」のご案内です。

新版は、通常一部削除してページ数を増やして新しい内容を加えるそうですが
この本は、初めて手織りをされる方のために
「リジッド織り機でチェックを織る」という部分が加わり
本全体の構成から手を加えました
上級者向けの内容も増やして
1冊目をお持ちの方にも楽しんでいただける内容です



発売日などが決まりました。

タリフでお買い上げの方には、A5サイズのクリアファイルをお付けします

又、発売日の10月8日までにご注文いただいた方は、送料無料サービスです

ご注文はwebshopからお願いいたします

今まだ校正の大詰めなので、手抜きや妥協をせずに、より良い本を目差します
これがきっかけになってできる、新しい交流が楽しみです❣️





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ラムウール単糸の服地

本の撮影のために準備したラムウール単糸の服地
デザインは、登録したタータン Handweaver Keikoです

アッシュフォードの卓上機で、服地タイプを織るのは
色々工夫が要ります

ラムウール単糸(11.3番手)の服地タイプの密度は
11/cm 実際はインチの筬を使い 28/インチ(14/インチの筬に2本)
この織り機に使える筬は16/インチの筬しか無いので
筬通しは、2本、2本、2本、1本 です
不均一ですが、綾織りなら大丈夫
織っている時は若干糸が寄っていますが、洗うときれいになります

打ち込みの密度を同じにするには、反対向きにセットした筬から10cm辺りで
経糸のテンションもかなり上げて織らないとしっかり入りません
そのために綜絖枠にゴムをつけて、下へ引っ張ります
同じ位置で織るために、狭くなって経糸を緩める時は
後ろの歯車を、6個、7個、8個、、、と
巻き取り棒の太さに合わせて数えて緩めます
そうすると、織る位置が合わずにイライラしません

糸の色によって微妙に太さが違うので、打ち込みもずっと同じではありません
デザイン通りに作った段数定規を4段、8段、12段と頻繁に当てて確認します

大変そうに聞こえるかもしれませんが
チェックが同じサイズに揃って織れるのが楽しいのです❣️
時には緯糸2段程度の狂いが出てしまいますが
1リピートの中で戻れば良しにします

最後もギリギリまで織りました
密度は揃いませんが、仕立ての時の縫い代分にはなるでしょう

織りあがった布を外してから、真っ黒になった糸綜絖を洗いました
これで次に油がついていないきれいな色の糸を通しても安心です



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