2018年 5月 の投稿一覧

経糸を数えるときは

              オープン工房のお知らせはこちらから

手織りには、数をかぞえることがたくさんあります

綜絖が4枚で、綾織りが4の倍数なので、特に4を数えることが多いですね
4本は、1本ずつ数えなくても、見てすぐわかります
2本が2つと見てもいいですね

5本になると、2と3に分けてみると、1、2,3,4,5と数えなくても
パット見てすぐわかります
7本は3と4でしょうか

チェックを織るときは、デザイン通りに色と本数を合わせて経糸を作ります
4~6色使うことが多いので、私は1本ずつ整経します

今日の整経は、服地タイプの経糸で18本というところがありました
18本ということは9往復・・・
それを3本を3つに分けて、確かめながら経糸を作りました
普段からそんな習慣をつけておくと、
少し複雑なことも、簡単にできるようになります

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オープン工房のお知らせ

2か月に1度 どなたでも工房に来ていただける日です
手織工房タリフはどんなところ?
糸を実際に見てみたい~
手織りの話がしたい~
手仕事を一緒に楽しみたい~
           などなど

5月27日(日曜)  10:30~16:00

教室をしている時は、ゆっくりお話しもできませんが
この日は予約も問い合わせもなしで、好きな時間にお越しください~

今回はオーバーショットの織り体験をします
コースターサイズ 500円 
事前にご連絡いただければご希望の時間の予約を承ります

編み物など手仕事ができるコーナーも用意します
織ったものをお持ちいただいて見せ合う情報交換もいいですね

お待ちしています

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新しく仲間入りした織り機

先月ですが、工房に新しい織り機が仲間入りしました
友人のお母さまが大切にされた織り機を譲り受けましたホームスパンで服地も織られたとのことですが
その頃は友人も私も子育てで忙しかった時期
今だったら色々お話できたのになぁ~と思いながらいただいてきました
これは八王子の大忠さんの織り機、現在は残念ですがもうありません
和の織り機から少し手を加えて、天秤式のパーツもついています
間丁が長く、いわば和洋折衷で、服地を織るのにとても適しています
そして、体格に合わせて少し低くしてもらったのか、織る位置からペダルまでも近い
何より本体の重さがあり、フレームがしっかりしているので
狂いもないし織りやすい~

移動もしにくいので、工房の一番奥が定位置になりました
私が試しを織ってみて、昨日から生徒さんが服地タイプの糸をかけ始めました

工房の織り機はほとんどが使わなくなった織り機を入手して集めているために
色々な種類があり、織るものに合わせて使う機を変えています
全て具合が良いという織り機はなかなかありませんが
少し手を加えて、タリフ仕様にして使っています~今年も9月の東京スピニングパーティーに出店が決まりました
オーバーショットの織り体験をしたいと計画中で、詳細は追ってお知らせします

連休中母の体調が少し落ちて、例年のように八ヶ岳へ行かれないし
自分のことを後回しにする日々に少々疲れがたまっていましたが
久しぶりの服地の織りを楽しみ、エネルギー補充をしました
落ち着いてきたので、また少しずつ発信したいと思います~

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みんなで織ったタータンの話

山形の糸の話の続きもあるのですが
今日は高校生が登録してみんなで織ったタータンの話

初めて高校3年のHMさんから相談の電話がかかってきたのは昨年秋でした
「登録したタータンをみんなで織っても、そのタータンと言える?」
昨年、本場スコットランドでタータンを織る工場で
一つのデザインを色合いやチェックサイズを変えても
同じタータンだという話を聞いてきたことをお知らせしました

それから、色々話を聞きました
高校生のグループが学校の25周年を記念してタータンをデザインして登録
それを小学生から高校性までのみんなで織りたいという計画をしていると話す彼女の話に熱意が伝わってきました

それから電話とメールのやり取り数回
登録するタータンというのは、1リピートのサイズが大きいので
実際にその本数で織ることはできないし
手織りにするためには織りやすい本数でのデザインが大事です
糸のこと、本数のこと、タータンは四角が正方形でなくてはならないことなどを話して
タリフの糸で手織のためのサンプルを織って送りました

その後、卒業の時期になり「どうなったかなぁ~」とおもっていたら
先日嬉しいメールと写真が届きました

タータン企画、大成功!!!!!!!!
明石さんに相談にのっていただき、覚悟ができ、何度か挫折しましたが、無事企画を晴れ晴れと終えることができました

素敵な糸が見つかり、念願の「みんなで織る」という目標も達成しました。私の通っていた学園は、和歌山以外に3つ姉妹校があり、福岡県、福井県、山梨県を織り機とともに旅をして、各地の子どもたちが携わってくれました。行くさきざきで、織り機に食らいついて離れない子が続出し、みんな興味津々で長蛇の列ができ、一人横糸三回ほどのガチヤガチャンを楽しんでいました。「織ってみるの、夢だったのー!!!」と興奮している小学生の女の子もいて、とても心があったかくなった旅でした

私が覚悟させた???というのは、織ったことが無いのに
チェックをきれいに織るのは大変だということですが
見事にやりきった彼らに大きな拍手を送ります

この経験を足掛かりに次のステップに飛び立ってください

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