タリフにつながる仲間が小さなマーケットをします。
3月に清野工房で開催したウールマーケットに続き
今度はクラフトひつじ座が糸類を持って来ます‼️
タリフも新しいキットの準備をしています。
他、仲間のワークショップも準備中。
追って詳細をお知らせいたします。
タリフは、諸事情のため
今年のスピニングパーティーは参加しません。
会場に持って行けない物もたくさんあります。
ぜひタリフマーケットで
見て、触って、選んで、質問してください。
皆さんの「知りたい!」をお待ちしています❣️
2024年 の投稿一覧
暑中お見舞い申し上げます
経糸切れそう‼️
今月始めに織り機にかけた経糸を織り始めました。
糸は40年ほど前に手に入れたデンマークの小さな紡績工場の物。
まだ毛糸のことはあまり知らなかった。
張りがある羊毛で撚りが甘い。
摩擦と引っ張りでとっても切れやすい。
織り始めて少々後悔、でもこの経糸を織るしか無い❗️
柄も見え難いし、経糸に負荷をかけたくないので、間違えないように集中力が要ります。
何でこんな面倒くさいことをしているだろう、と思いつつ、
でも地域の羊毛を集めて古い機械を動かして糸を作っていた人たちを思い出すと、やっぱり糸を布にしたい。
今日は教室もお休み。
朝から織って、集中力が途切れて散歩に出ました。
きれいな紫陽花が見れて、良い気分転換になりました。
最後の写真に居るのは最近新しく増えた家族。
最近の教室の織り
発信は滞り気味ですが、教室では次々と素敵な作品が織られています。
ピンクは太い糸を組み合わせて交互に織るクラックル。
緯糸を入れる順番を覚えるまでちょっと時間が要りましたが
わかりやすく図に書いたり、杼に同じマークをつけたり工夫しました。
左下、緑と白はキットにもなっている8枚綜絖変わり2重織り。
織っている時はまっすぐなのに洗うと糸がよろけて来て四角が丸く見えるようになります。
右下、オレンジと白はアルパカ50%の糸でブランケットツイル。
「色々な綾織り」に出ていますが、張りがある糸で織ると良いです。
幅広オーバーショットは、正方形のストールになります。
まず試し織りをして段数の確認をしました。
左下、ツイード服地(息子さんのコート用)
これを織る目標を持って教室に入られました。
ご自宅でも「手織りのタータンチェック」掲載のデザインを全部織る目標に努力を重ねられています。
4枚綜絖も綾織りも戸惑っていたのが嘘のようです。
右下、自分でデザインしたラムウール単糸のストール
織っている量は多くないけれど、長く関わりを持ってきた刺繍と繋がるところもあり
色の使い方と丁寧な織りのこだわりは、相通じていますね。
全て4の倍数では無いので、自分のデザインだから織れるというチェックです。
110cm用織り機に、120cmの筬を目一杯に使っての正方形のストール
両脇に20本綿糸を通して織り、出来上がりは正方形の4方が短いフリンジになります。
織りながら打ち込みに注意していたので、フリンジを切り揃えて洗ったら
どちらが経糸だったかもわからなくなりました。
なかなかできない優れ技‼️
きれいに織らなくてはダメ、では無いけれど
完成度が高い作品は、とても気持ち良いですね。
私の朝はブリティッシュ
Old English tea potは丸くて紅茶が濃くでるし、焦げ茶で茶渋が気にならない。
紅茶は英国の普段使いの安いティーバッグ
置いても渋くならず濃くでる❗️
ヤノフ織りで作ったお茶帽子をかけておくと、かなり長い間熱い❗️
ミルクティーは濃いお茶が美味しい❗️
使うのはスコットランドで見つけたツイード模様のマグカップ。
色々な羊が書かれた大きなマグで楽しむことも
教室でこのお茶を入れるので、ミルクティーを飲まれる方が増えてきた。
カップにミルクを先に入れるとカップに茶渋がつきにくいですよ〜
オープン工房1日目
手織工房タリフのオープン工房1日目
10人のお客様を迎えて、織りや手仕事の話を熱く楽しみました。
手織りの疑問をたくさん持って来られ、熱心に聞いてくださるのはとても嬉しいですね。
スコットランドのスライドショーでは
久しぶりに、彼の地での楽しい思い出が蘇りました。
新しい出会いも、嬉しい❣️
自分を信じて続けてきて良かったと思わせてくださった皆さま
ありがとうございました。
今日2日目 手仕事仲間も加わりまた熱い会話がありそう、、、
聞きたいことがあったら、遠慮せずに熱い会話に割り込んでくださいね。
オープン工房のお知らせ
普段は教室をしている工房を2日間開放いたします
毛糸と手織に興味のある方、いらしてください
両日とも 14:00~ スコットランドのスライドショー
21日には手仕事仲間が来てくれます
手仕事の話を一緒に楽しみませんか?
場所 手織工房タリフ
東京都清瀬市・西武池袋線 清瀬駅から徒歩7分
3月のウールマーケットでご案内したタリフマーケットですが
今回はお休みをいただいてオープン工房を開催します。
*クラフトひつじ座さんの羊毛と毛糸の販売はありません*
普段手織り教室をしている工房の見学と、スコットランドのスライドショー
通常販売しているラムウール単糸・双糸の50g、100g、200gの販売
双糸の好きな色を自分で巻いて量り売り
昨年人気だった糸詰め合わせギフトBoxも準備予定
*マフラーキットなどの糸セットは事前にご予約下さい*
みなさまにお会いできるのを楽しみにしています。
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今日のお休みは玉巻き作業
キットのご注文をたくさんいただき、そのための糸巻き作業の続きで
在庫が減ってきた50gの玉巻き作業をしました。
全部で60個くらい。
巻き付けるラベルが足りなくなったので
続きは発送担当にしてもらいましょう。
積み重ねると崩れるので、クリアファイルを切って筒にして、ストックしています。
減らない色は人気が無い⁇
いえいえ、人気の色は100gをお買いくさだるので
50gが減らないということもあります‼️
色が混ざっているので、隣りにもってくる色で見え方が変わるし
織ってから洗うとふんわり布になる糸、
使ったことがない方、ぜひ一度お試しください❣️
タリフマーケット延期のお知らせ
手織りの服地 ①
ウールマーケットで、手紡ぎを極めている方々の話をたくさん耳にして
自分の立ち位置がよりはっきり見えたようです。
私の本業はウール紡績糸で手織りにする服地。
羊毛の手紡ぎと編み物は大好きな趣味❣️
糸のことも手織りのことも余り知らない頃
美大で手織りを学んだ従姉妹の織り機を借りて織った服地は
とても満足できる物ではありませんでした。
慣れないので、本数が多く長い経糸を機にかけるのもとても大変だった。
こんなに大変な思いをして、切ったらバラバラになるような布しか織れないのか???
自分の中に疑問が残りました。
その後、語学留学先の英国で夏休みに参加した講習会に参加
洗うと縮絨する糸との出会いが、今の私の原点です。
この糸で織ったら良い服地になる‼️と知りました。
でも、かれこれ50年前のこと、糸の何が違うのかわからない。
教えてもらえる人もいない。
英語の本を一生懸命訳してみたり、手に入れられる糸で試してみたり、試行錯誤の繰り返しでした。
英語のwoollen spun は紡毛糸、でも紡毛糸って何?
worsted は辞書で調べてもウーステッドとしか出てこない。
これが梳毛糸だとわかったのは、ニュージーランドからの先生の紡ぎのレクチャーに行って通訳を聞いたから。
言葉では、長い羊毛が平行に並んで撚りをかけたのが梳毛糸、
短くて縮れた羊毛を混ぜこぜで撚りをかけたのが紡毛糸、と書いてあっても
実際それがどう違うかも、解らない。
その当時の日本で一般的に手に入る紡毛糸は
梳毛糸を作るために取り除いた短い毛の撚りが強い糸しかありませんでした。
手織りのウールの服地はホームスパンがありました。
清野工房で習った方に教えてもらって、ストールを織ってみましたが
良い服地が織れる糸を紡げるようになるまで10年かかる???
でも私は、糸を作るより織りたい‼️
目的に合った糸を使えば、良い服地が織れるのです‼️
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