2025年 10月 の投稿一覧

ウールと絹



ウールと絹の市松マフラーを洗いました。

洗う前の写真を撮るのを忘れて、石鹸液の中へ。
良く縮むウールなので、絹のところシボが出るまで揉み洗いします。

パリッとした布がこんなになりました。

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作品展のお知らせ

5年ぶりの作品展をいたします。

少しずつ織っていた物がたくさんになり、皆さんに見ていただける量になりました。
これを機に、私の手織り服地のブランド名として
「Handweaver Keiko」ハンドウィーバー ケイコ と決めました。
これは、私のオリジナルタータンの名前でもあります。

長く服地用紡績糸(機械で作った糸)で服地を織ってきて
同じように見えて、機械織りには無い布であると自負しています。

軽く暖かいコート、手持ちの服地で作ってみたベスト、
少量ずつ残った糸のカラフルなマフラー、
絹糸と組み合わせて織ったマフラーなど。
趣味で編んでいた編み込みの帽子もあります。

お気に入りを見つけていただけると嬉しいです。
準備しながら作品の写真も撮ってお知らせしたいと思います❣️

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めだか荘訪問

1か月ほど前のお話しです。

紳士服のレジェンドと言われる赤峰幸生氏に、手織りのツイードを見ていただきました。
めだか荘というのはお仕事されている住宅地にある1軒家。

長くツイードに“こだわって”織ってきましたが、紳士服地としてなかなか認めてもらえません。
着物地なら手織りと機械織りの違いを知る人は多いのに、
私の服地に対するこだわり「機械織りでは出せない風合い」は通じるのか????

伺う前にご著書「赤峰幸生の流儀」を読みました。


伝統的な紳士の装いにこだわりを貫く赤峰氏の流儀に、
伝統ある色の使い方や手間をかけて良質な装いの好みなど共感することが多くありました。

実際めだか荘には、伝統的な装いの数々や資料がたくさんありました。
これまで私が訪ねたテーラーと違うのは、赤峰氏ご自身が長く愛着されて来た装いの数々、
また現在購入可能なこだわりの布で作られたお勧めの装いが提案されていること。

説明してくださるお話しの中に、私がスコットランドで訪ねた会社や工場、また伝統的なチェックデザインなど、共有できることを多くお持ちで、とても嬉しい経験をさせていただきました。たくさんの資料の英国の書棚には、私のツイード織りの教科書である「Scottish Estate tweed」の本もありました。

持参して見ていただいたツイードは、目が詰まった良い服地と評価してくださいました。
ただ、伝統的なトータルコーディネートを大事にされる赤峰氏の流儀と、色を組み合わせてチェックを織る私のツイードは、全てが合う物では無いこともわかりました。

持参した服地

このことから、私の手織り服地の立ち位置は、主に「婦人用一点物」とはっきり見えてきました。
勿論ツイード用の糸を使って織った服地は紳士ジャケット向きの服地もありますが、
この頃は柔らかい物やモヘアを使った物、紳士向きではない大きなチェックの服地も織っています。

歳を重ねて以前ほど織れないジレンマはありますが、
少しずつ想いを布に織ることを続けたいとエネルギーをいただきました。

この経験をアウトプットするまで時間がかかりましたが、
めだか荘で与えられたことが多く、バラバラなジクソウパズルをはめる作業のように、
言葉にまとめる時間が必要でした。

今まで通り、私の限られたキャパシティをフルに使い
身の丈にあった自分らしい織りを目指したい、自分の想いを新たにしました。

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スピニングパーティー終わりました。



会場へお越しくださった皆さま
ありがとうございました。
多くの方々で会場熱気ムンムンでした❣️

余裕無くお店の様子の写真も無い💦
なので、久しぶりにお会いした方が
撮って下った写真の背景をご覧ください。

たくさんの同じ楽しみを持つ方々とお会いできて
色々なことをお話しできて
楽しかった❣️ 嬉しかった❣️

ご自分の作品を持って来て見せてくださった方々
ありがとうございました。
一つ一つに皆さんが大事に織られて、洗って仕上げられた楽しまれた様子が感じられました。
皆さんの作品からまた多くを教えていただきました。


話を聞いてくださった方々は「全部は解らない〜」と
思われたことでしょう。
私だって長い時間をかけて見つけた答えだったりします。
なので、新しい発見が1つあればOKです。
そこから、ご自分で確かめたり、次の疑問が出てきたり、
ぜひその工程を楽しんでください〜

新作キットがどれも人気でした。
キットがあっという間に売れて、ご注文いただいた方も。
順次用意してお送りするので、少しお待ちください。

私が着ているシャツは娘のオリジナル羊のプリント
この日のためにシャツを縫ってくれました。
準備が整ったら販売もあると思います〜

などなど書ききれません。
少し休んで次へ進みます。

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スピニングパーティーまで1週間

新作キット

東京スピニングパーティーまであと1週間
準備が遅れていましたが
いよいよ ’しっぽ‘に火がついた🔥
準備していた糸を並べてみました。
最初からキットを意識して織っていた訳ではないけれど
どれも、私のお気に入りばかり❣️
お出かけ毎に違うマフラーを巻いてみたい。

今回初めて国産毛糸を使ったキットを作りました。
国際輸送の費用の分お安い価格。
スコットランドの糸と同じような風合いに出来上がります。

また、限定販売で特に縮絨が楽しいキットも布見本付きで用意いたしました。
会場で実際に触って確かめてください。

また、洗いや縮絨の質問にも私がわかる範囲でお話しいたします。
まだまだ知らないことがあると思うので
絶対的なことではありませんが、一緒に考えてみませんか?
お話しだけでは分からないことが多いので、
ご自分で織られた物をお持ちください❣️

定番の糸のほか、冊子や本、ベストのキットなども持って行きます。

‼️現金のお支払いでお願いいたします‼️

準備の時間があれば、定番販売以外の糸も用意したいと思いますが、、、、
合わせて、流れてきた中古の糸も持っていきます。

会場でお会いしましょう❣️

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再び立ち止まる

縮絨についての投稿を終えて、さぁ次❣️
と思った矢先にまさかの活動停止
家族揃ってコロナに感染してしまいました。

滅多に風邪も引かないのに、1ヵ月で2度目の風邪症状
軽く考えていましたが、10日以上過ぎてもまだ本調子に戻りません。

といっても寝込むほどではないので、少しずつできること(何時もの1/5くらい)をしています。
構想は練っていたものの、スピニングパーティーの実際の準備は手付かず💦

リハビリ兼ねて、やっと織り上げた物を洗いました。

これで少し進めそう。。。
教室始めて20年余り、初めて体調不良で長いお休みをいただきました。

それにしても、やっぱりコロナは侮れない。
パンデミック頃に感染された方々の辛さを思いました。
もう少しスローペースにお付き合いください。

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