コロナ禍で開催を中止していたスピニングパーティーが
新しい場所、横浜で開催されます
今回は人数制限等があり、事前予約の必要で既に始まっています。
(告知が遅くてごめんなさい)
詳細はこちらをご覧下さい
タリフでは今シーズンのために新しいマフラーキットを準備しています
初めて8枚綜絖で織るデザインです
小型の織り機でも8枚綜絖を持っている方が増えてきているようですが
4枚から8枚へのレベルアップは大きな一歩ですね
そんな方々のための提案したいと考えたキットです
初めて8枚綜絖をされる方は左側の分かりやすいものからどうぞ
教室でも人気の変わり2重織(deflected double weave)は
平織りベースで、色と組み合わせを変えると色々な模様が織れます
8枚綜絖の織りは洋書が多いのですが、洋書を見ても解るテキストも作りました
スピニングパーティー後はウェブショップでもお取り扱いいたします
又、色の変更も承ります
例年より準備が遅れていますが、教室の合間に頑張ります❣️
私は以前にお会いしていても忘れてしまっていることが多いので
会場に来られた時は、ぜひ自己紹介も含めてお声かけお願いいたします〜
しっかりマスクをして、少し離れておしゃべりできれば嬉しいです
緑の栗のイガで染めてみました
夏休み前に緑の栗のイガでも濃い色が染まる話を聞き
出かけた先で、たくさん拾ってきました
濃い色にしたかったので、鉄の先媒染5%
栗のイガは糸とほぼ同量
染液の温度が上がるにつれて濃くなってきましたが
一緒に染めているのに、濃い色と中くらいの色
ずいぶん違います
右端のグリッドストンは、長〜く眠っていた工場で洗われた原毛を紡いだ糸で
ひま研さんのサフォークは、8年以上前に買って眠っていた1頭分の一部
手洗いしてドラムカーダーにかけた毛を紡いだ糸
毛の太さも似ているし、たくさんある羊毛の種類からすると、ほぼ同じタイプと思われます
どうしてサフォークが濃い色にならない?
仮説の話ですが、手洗いの方が毛が痛んでいないから
工場での洗毛は、手洗いより強い洗剤を使っているかもしれません
こんなことをbaru先生と話していたら、鉄は5%要らないかもということで
次の日、まだ使っていない染液が残っていたので
鉄媒染2%、染液を糸と同量の栗のイガの割合にして染めたのが左の2カセ
毛のことはわかりませんが、いただき物の手紡ぎ糸
この色になれば2%で充分ですね
前日のサフォーク、半分を濃い色にしたかったので、残りの染液で重ねて染めてみました
それがサフォークの中の左側の2カセ
染液が1日経って酸化したのか、赤みが強くなっただけで濃くはなりませんでした
正確なことは分かりませんが、ちょっと意外な結果でした
毛は嘘をつきませんね
もう一つ糸は嘘をつかない話
サフォークの1番右のカセ、少し短いですね
左側の糸は少し硬めの糸にしたかったので撚りが強めです
それに対して右端は少し緩め
その撚りの違いが弾力性の差に出たと考えられます
栗にもらった楽しい体験でした
手仕事色々
初めての1ヶ月の夏休みでした
コロナ禍のお休みはありましたが、自分で決めたのは初めて!
この数日、いくつも同時進行して工房は散らかった状態です
出先で拾ってきた小さな緑色の栗のイガで、紡いだ糸を染めてみました
同じような毛質の糸だと思った2種類の糸を一緒に染めたのに
片方は濃い色にならない⁇
その後方針が決まらず、工房の台所はまだ染めの道具が出しっぱなし‼︎
同時に進めた縫い物
ヤノフで織ってあったお茶帽子を縫いましたが
合う裏地を探すために布端などが入っている戸棚からは、箱や袋を広げたまま
まだ次にも作りたい物が、、、 これも方針定まらず片付けて無い‼︎
ず〜っと前に織った手紡ぎ糸の布のベストも縫いました
そのために紡いだ糸ではなかったために、思った以上に柔らかい風合い
タリフの糸で織った布とはちょっと違いました
上等な仕立てではないけれど、形になりました
裁縫教室に行ってカーディガン風のジャケットの仕立てをご指導いただきました。
何度も通う時間が取れないので、続きは自分で‼︎
やっぱり先生に教えていただく緊張感が、丁寧な作業をさせてくれますね
自己流でどうにかなる?とずっと思っていたけど、教えてもらうのは楽しい
合間に、少し仕事もしてますよ〜
新しく作るキットの撮影とテキスト作りは息子の担当、進んでいます
オーバーショットのオンライン講習の連絡や資料発送などもしました
それぞれに話し始めたら長くなることばかり
さて、その時間が取れるかどうか
散らかった物たちを、それぞれ定所に戻して、9月1日から教室です❗️
皆さんにお会いするのが楽しみです❣️
オーバーショットのオンライン講習
手織りを始めた方が、いつかは織ってみたいと思うオーバーショット
そのオーバーショットを冊子にまとめて以来、少しずつ、でもコンスタントにご注文をいただいています。
今回リクエストをいただき、オンライン講習を企画しました。
参加条件:平織り、綾織りを理解して織れること
タリフのオーバーショットの冊子を持っていること
zoomが使えること
内容:オーバーショットの基礎を2回に分けて勉強します。
①オーバーショットの仕組みと組織図を理解する
②実際に織るための糸や密度、織り方
募集人数:6名 残り3席 満席になりました
日時:9月8日(木曜)15日(木曜) 20:00〜21:30
受講料:6,000円
申し込みはタリフのHP、ウェブショップのメールやお問い合わせから、お願いいたします。お申し込みの際には、フルネームと手織り経験を簡単にお知らせください。(電話でのご連絡はお控えください)
参加確定後、受講料のお振り込みや、当時準備していただく物をお知らせいたします。ご希望により、10月にフォローアップ講習として、実際に作品を織るための個別講習(グループで共有)も考えております。
オーバーショットを織ったことがある必要はありませんが、経験があるとより理解しやすいと思います。
コロナ禍で制限された暮らしが続く中、心落ち着く手仕事を始める方が多いのではないでしょうか。私も落ち込んだ気分の時に随分助けてもらいます。
先延ばしにしていた自分の楽しみをこの際に、と手織りを始められた方が多いようです。教室への希望者が増えて、これ以上は回らない状況です。
そんな中、少しずつですが、オンライン講習を始めました。
当初私が提案した形を変えて、春から「リモート手織り教室」として、月1回の指定日の個別講習に加えて、他のメンバーが聴講できるシステムを取り入れて、講習以外でもLINEグループで情報交換など、実際のタリフの教室に近い環境を考えました。
個別対応は手間と時間がかかるために、多くの人数には出来ませんが、どの様な形が良いのか手探りを続けたいと思います。
大事なのは、「自分が楽しいと思う手織りができる」こと
そのお手伝いができれば嬉しい。
羊の毛は心地よい
夏休みの始めは、忙しかった7月の教室の疲れを引きづり、まずは考えずに出来る糸紡ぎをして過ごしました
ひま研さんの短めのサフォークのおしりまわりの硬い毛質
手編み用に使う当てもないので
紡ぎ車の回転比を上げて、いつもの糸より少し強めの撚りで、硬めの糸が出来ました
紡ぎを始めた頃(かれこれ40年くらい前)30分もすると飽きていました
その頃は教えてくれる人も少なく、手探りで何が良いのかもわかりませんでした
でも今はリラックスしてとても楽しい
違いはどんな糸を紡いでいるかを知っているということ
何でも聞ける師、同じ話題で盛り上がる仲間たち
そして何を作りどう出来上がるかが想像出来ること❣️
羊の毛は心地よい❤️
キット等の価格
糸の価格変更に伴い、今一度糸を含むタリフの商品の価格の見直しをしました。
糸セットとテキストが付いているキットは、糸の分量によって値段が違いますが、これまでその時々の判断で決めてきた経緯があり、その後セット内容を若干変更しているのに価格はそのままだったり、少々チグハグになっている点が見えてきました。
そのために、価格が下がった商品も出ました。
迷うところではありますが、これから先のことを考えて全体的に整えることにいたしました。
少量で色数が多い物については手数料が少し加算されている物もあります。
素人っぽい商売ではありますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
写真はベストのキットです
また、9月から新しいキットを加える準備を進めています。
お楽しみに❣️
42年ぶりの嬉しい再会❣️
教室に通われているHKさんは、学生時代の後輩でもあり、
お姑さんの八重子さんは母の古い友人だったという不思議な縁
今は施設で暮らす八重子さんに頼まれたと持ってこられたのは
私が手織りを始めた頃に織った服地で仕立ててくださったスーツです❣️
1番古いノートを見たら1978年8月の日付けで注文を受けたような一文がありました
その2年後くらいでしょうか、今の工房(当時は自宅のリビング)で開いた作品展に、このスーツで来てくださった記憶があります
そんなスーツが新品同様のきれいな状態で戻ってきました
教室に居合わせた方が着てみてくださいました
サイズがピッタリ!
お似合いだし注文のお仕立てのようです
使ったのは、語学留学中に参加した手織り講習会で初めて出会った洗ってフェルト化する糸
残り少ないお金で買って持ち帰ったネップ入りの糸で平織りです
(当時は海外送金が制限され、カード払いなんてありませんでした)
そんなつたない作品を並べての作品展
今のように手織り作家さんも多くはなく、未だ物が多くは無かった時代
自宅での作品展というこれも当時珍しかったのでしょう
父や母の友人たちがたくさん来てくだいました
買っていただいたお金で次の糸が買えたという記憶もあります
私の手織りの原点を思い出しました
八重子さん大切に着てくださってありがとう😊
届けてくださったHKさんありがとう😊
*8月教室は夏休みをいただきます。
ウェブショップは短期夏休みはいただきますが、その他は営業いたします。
価格変更のお知らせ
手織工房タリフで販売しているスコットランド直輸入の毛糸をご愛用いただきありがとうございます。
先月スコットランドから糸を輸入しましたが、糸と輸送費の高騰と急激な円安のため、仕入れ値が驚くほど高くなりました。
タリフの場合は注文した糸を1回にまとめるため、工場で準備ができた時に輸入するしかありません。今年は注文から4ヶ月半。その間にウクライナ戦争が始まり空輸の状況も厳しくなってしまいました。
- 販売価格の改定
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糸の価格と輸送費および諸経費の値上がりもあり、8月1日より下記の通り価格を改定させて頂きます。
これに伴い他の商品も新価格となります。ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。その分ご希望に沿った細かい対応をさせて頂きたく思っております。
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- 100g 1,400円 → 1,500円
- 200g 2,700円 → 2,900円
- 50g 750円 → 800円
- 15g 250円 → 据置
- 50g以下は双糸のみ、SuperSoft単糸 Cheviotは100g以上での販売です。
200g以上は1,450円/100g、キット等は糸量に合わせて上げさせていただきます。また、チェックデザインに合わせた分量でのご用意など、100g以下の上記定量以外での購入をご希望の場合は1色につき50円の追加料金をいただきます。
7月31日までにご注文いただいた分までこれまでの価格で販売いたします。
目覚めた織り機
春から長く眠っていた織り機を目覚めさせることが続いています
この長いお話は改めてご紹介したいと思いますが
今日は、いよいよ目覚めた織り機のお話しです
タリフでも初めての北欧風?招木が2セットのとても頑丈な織り機です
綜絖を動かすと上下の招木がぶつかるために動きがスムーズではありません
息子がその調整に挑戦してくれました
試し織りに珍しく織り機に座る息子を見ました
カエルの子はカエル
ほとんど織りの技術を直接教えたことが無いけど、いい手つき❣️
楽しそうでした
胡蝶蘭が咲きました
新工房オープンの時に兄が贈ってくれた胡蝶蘭
毎年1〜2本が花を付けていましたが
今年は4本全部に立派な花が咲きました
白の花と手前の葉っぱがりっぱな2株は
花が終わってからいただいたもの
水と時々あげる以外何もしませんが
工房なので7時前に暗くなるのが良いのかもしれません
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