1年前に友人のお母さまが使っていらした織り機を頂いたのですが
その時、材料や紡ぎの道具が少ししかありませんでした
この連休、いよいよ家の片づけも大詰めになり、
大量に毛や糸、紡ぎの道具が出てきたというので
昨日娘とお邪魔してきました
このままでは全てゴミになってしまうかもしれないという中から
可能な限り拾ってきました~
この片づけが終わったら、紡ぎと織りをしてみたいという友人に
小さな織機と紡ぎ車とそれに使える道具を選んで残しました
それから、車いっぱいに積んで、小さなお店をしているソウイさんへまわって
原毛や糸、道具で役に立ちそうなものを沢山引き取っていただきました
まだ沢山残っていますが、少しずつ仲間に使ってもらいましょう~
道具の中に使い方が良くわからないものもありました
お店で売っているようなものではありません
清野工房に通っていらした方だったので問い合わせてみたら
当時の生徒さんのために新之助先生が手作りで道具を作っていらしたそうです
自分で使いやすいものを考えて作っていらしたのですね
清野工房にお届けすることになりました
染めた原毛や、カードをかけて紡ぐ前の状態のもの
紡いだ糸、手を付けていない様子の糸や原毛もありました
子育てを終えたあと、楽しい時を過ごされたお母さまを知って
友人も嬉しかったそうです
私たちも楽しい時をお裾分けしていただきました
そんな古いものが愛おしいのどうしてでしょう???
自然の中で~
週末に八ヶ岳の家に行ってきました
車の渋滞を避けて、少し早めの日程でしたが
見事寒い巡りに重なり、標高1000mはかなり冷えました
今回の目的は傷んできたベランダの板の交換作業
地元の方に板の調達をお願いして
作業は離れて暮らす次男家族も来てくれて
頼もしい息子たちの力量発揮でした
板に雨水が溜まっているところがあり
ついでに板のそりを変えるために裏返してきれいになりました
次はここで朝ごはんをいただきましょう~
(昼間は暑すぎますから)陽が差して暖かくなった庭で早いお昼を食べ終わった頃に
南東の空に不思議な虹が見えました
後で調べたら環水平アークと言うそうです
実際は写真で見るより少し濃い色でした
アーチ形ではない虹を見たのは初めて
自然の不思議な現象ですねそして、今日渋滞予想より早く帰宅しました
今は、木々の新芽が色とりどりでとてもきれいです
こんな景色を見ながら、これがあるから
日本の人は私も含めてグラデーションが好きなのかなぁ~と思いました
高速を降りてからは、街路樹のハナミズキとツツジがとてもきれいでした工房からのお知らせです
やっとスコットランドの工場で糸の準備ができたのですが、この大型連休を避けて
連休明けの週、後半に入荷になりそうです
在庫切れになっていたものから準備いたします
5月17日に予定している『機かけの講習会』
お申し込みが届いています
4種類のやり方をというので、経験者が多いようですが
次は初心者向けの講習会を考えたいと思います~
企画が出るのを待つのではなく、習いたいことリクエストしてくださいね
その人に合わせた講習を目指しています
ロクロ式織り機でヤノフ織り
教室でも、何人か挑戦しました
本に書いてある通り、図を見てその通り織れる人はすんなり織れたのですが
『どうしてこうなるのかなぁ~』と考えてしまうタイプの人は
間違えては戻り、なんで???と随分時間がかかりました
私は、本と同じ上開口で3枚織りましたが
何となくわかるという感じでもピンときませんでした
本に出ているヤノフ村の織りの写真を見るとろくろ式織り機でした!
自宅のろくろ式織り機で織るための講習の希望があって
織り機が空くのを待って、試してみました
参考にしたのは志乃さんのブログ、とても良く書いてあります
左は本と同じておりやさんの糸で上開口の織り機でおったもの
右はタリフの糸で、密度を5/cmにして織ったもの
途中とても眠かったので、やっぱり間違えてますね~

ろくろ式でのピックアップは上に経糸があるので拾いにくいですが
やってみたら、どうしてこうなるのかがすんなりわかりました
Yukiさんのコメントにとても分かりやすい言葉がありました
色糸のピックアップは模様の邪魔になる糸を抑えておく感じ、
白糸のピックアップは出したい模様を拾う感じ
Yukiさんはお正月のお里帰りの時に講習を受けタリフにも来られました
やってみたら思ったより簡単!
ちょっと気分転換したいときに、いいですね
それと、先日Mさんが織ったバック用の布
機から外して、間違いに気が付きました
2本足りなかったか、多すぎたか、緯糸が渡って模様の脇の組織が崩れてしまいました
そこで、針を使ってチクチク・・・
上の方と 直したところ解りますか?

ちょっと楽しい、お直しの時間です~
機かけ講習にも申し込みが届いています
織り機を4台つかうので、連休中から少し準備しましょう~
機かけの講習会をします
経糸の巻き取りに苦労されている方はいらっしゃいませんか?
タリフオリジナル冊子『千鳥格子のマフラーを織りましょう』で
洋の機かけ(経糸をセットする)を紹介していますが
『読んでも良くわからない』という声が時々届いていました
先日那須から講習に来られたMさんからも
経糸を巻き取るときにとても苦労されていることを聞きました
教室でも、巻き取りが均一になっていなかったために
織りながら左右が斜めになってとても苦労された生徒さんがありました
それで機かけの講習会を計画しました
冊子で紹介しているやり方を基本として
他に条件に合わせて3通りお見せします
経糸の巻取りについての講習会
日時 5月17日(金曜) 13:00~16:30
参加費 4000円
内容
1.冊子のやり方 仮筬(ラドル)を使い綾棒を移動しての巻き取り
2.モヘアなど絡みやすい経糸の扱い、巻き取り
3.手紡ぎ糸を使う時や、同じ設定で続けて織る場合など
綿糸などを補助糸として織り機にセットしておいて、経糸をつないで巻き取る
4.服地の経糸(単糸の850本6m)を巻き取る
お持ちの織り機のやり方などのご相談をお受けします
参加申し込みはメールでお願いいたします
weaving★jcom.home.ne.jp ★を@に変えてください
お申し込みの際はフルネールと連絡先をお知らせください
SNSをしていらっしゃる方は、もし良かったら 他の方々へのお知らせお願いいたします糸の入荷について
毎年1月から2月に1年分の糸をスコットランドから輸入するのですが
今年は特注した色もあり、工場の予定が大幅に遅れています
今年のGW前の入荷が難しくなり、10連休のため送金もままならず
入荷が5月半ばになりそうです
お待ちいただいているお客さまには、大変申し訳けありませんが
もう少しお待ちください
日本のように勤勉に約束を守る国ははなかなか無いそうです
注文に関しての問い合わせは早いのに
予定より遅れても何にも連絡がありません
日本ではありえない状況です・・・
手芸店にタリフの冊子が並びます
タリフのオリジナル冊子の『オーバーショット』の販売を始めて1年
これまで400冊が色々な方の手に渡り、先日第3班の冊子が届きました
同じころ、札幌のマリヤ手芸店から販売のリクエストをいただきました
私もお店を訪ねたことがありますが
ここの手芸関連本はとても充実しています
ネットやカタログで名前と表紙しか見れない本も
ここへ行くと実物があり、内容を確かめて買えるので
時間が限られていたのが残念でした
千鳥格子のマフラーを織りましょう
色々な綾織り
オーバーショット
の3冊を納品させていただきました
お近くの方は手に取ってみてくださいね
介護の話は今日でお終い
3月で終わりにしようと思っていたら、今朝は4月になってしまいました
昨日は、気になりながらずっと訪ねることが出来なかった
母と同い年の叔母に会ってきました
またここでも違う形の介護が継続中
施設にいて、良いスタッフに恵まれているものの
週に1回は会いにいく一人娘の従妹の苦労は少なくありません
介護のことを話始めたら切りなくあるのですが
お伝えしたいことは、あと3つ・・・
日本の文化の中には人の死について触れることを避けたいものがあると思うのですが
誰にでも同じように必ずやってくる、人生を終えるということ
この時をどう迎えるかは、それまでどう生きてきたかにつながっています
だから、どう生きるかを今から考えましょう~
それと、気になるのは、若い家庭で子供が一人ということ
今はそれで良いかもしれないけど、できれば2人以上育ててください
なぜって、親を看取る時、一人だけだと全てがその人の肩にかかってくるから
自分で判断できなくなった時、どうするかを決めるのは子ども
一人っ子の知り合いが、自分だけで決めなければならない辛さを話してくれました
仲が良くなかったとしても、兄弟がいるのがうらやましい・・・ と
最後に在宅診療の役に立つ取り組みについて
兄が長く在宅診療に関わる仕事をしていますが
母が寝付いたころから、本人と家族に頼んだことがありました
それは、亡くなった後に病理解剖をしたいということ
在宅で亡くなる方の医療的な情報を集めることで
これからの在宅診療に役に立てたいという医師の活動が始まっています
生前、母は兄からのこの希望を受け入れていました
息子を医者にしてもらったお礼に役に立ちたいという母の想いです
結果、肝硬変と老衰で少しずつ弱っていたのですが
それでもよくここまで頑張れたという所見があったそうです
もしこの取り組みについて詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧ください介護が終わるのを待っていたかのように入ってきた次の仕事
新しいチェックのデザインに苦戦しています
しばらくチェックを織っていなかったために
蓄えが減ってしまっていました
昨日はこんな景色を見て、色を補充してきました


紡ぎギルドで双糸を作りました
ずっと、気になりながら参加できなかった
ハンセンクラフツのスピナーズギルドに行ってきました
初めてのミニスピナー体験
聞いてはいましたが、限りなくストレスレス・・・
ボビンが大きいのに回転はスムーズ!
モーター音もほぼ無い!
回転スピードや引き込みの強さの調整が細かく対応できる!
ひま研さんの毛で双糸を作ってきました
糸紡ぎも楽しかったし、
同じ楽しみを共有できる仲間との
おしゃべりや情報交換はもっと楽しかった!
糸についての興味は尽きませんね
もう一歩踏み込んだ介護者への支援
桜の話が増えて、もう3月も終わります
そろそろ介護の話も終わりにしようと思います
どこへ行っても、介護が話題になりますが
1人として同じことは無く、正にcase by case
でも、介護者が大変なことは同じです
自分のための時間を削って、高齢者のお世話をするのですから・・・
私も覚悟して決めた在宅介護ですが
昨年末頃から、エネルギー不足を感じるくらい疲れていました
母の側に寝ることはせず、夜中に起きることはなくても
朝起きたばかりなのに母に食べさせながら
自分が寝たくなるほどの時もありました
2月頃からは、訪問看護師さんや先生にまで
「お疲れのようですが大丈夫ですか?」と心配されました
解ってくださるのは嬉しいのですが
実はそう言ってくれるだけでは、何も変わらないのです
そんな時に介護疲れから悲しい事件の報道もありました
介護に疲れて自分を無くしそうになってくると
必ず小さなSOSを発信しますが、それが受信されなければ
発信を止めてしまい、追い込まれていきます
私も教室の後、やりたいことを残して急いで帰宅する毎日
こんな毎日に、何かしようと思うことも、止めてしまいそうになりました
そんなSOSを兄妹に出しても、解ってもらえない辛い時がありました
そんな経験から、お世話になった介護関係の方々にお話したことがあります
それは、
『毎日介護者に接している方々が「介護者の疲労が気になる」と感じたら
ケアマネージャーを通じて他の担当者と共有して
何か具体的な策を講じて行動に移して欲しい』ということ
介護者の兄妹に連絡する(これは兄妹が仲良くないと難しい???)
断られても説得してヘルパーさんを増やす
説得してデイサービスやショートステイを使う などなど
一時でも介護者が介護を離れる時間を作ってあげることが必要です
気になっていても、何もせず悲しい事件が起きたら、凄く後悔されるでしょう
そうなるかもしれない!と思って、行動を起こして欲しいと思います
私の場合は、その後妹が頑張ってほぼ週末毎に来てくれるようになって
状況は変わりました
精一杯生き抜いた母を共有することが出来ました
在宅介護から看取りへ 医療について
話が終わる前に、他の話題が増えてきているので
今度こそ、介護の記憶が薄れて尻切れトンボにならないようにしなくては・・・
両親を含め家族が決めていたのは、延命のための医療は望まないということでした
在宅診療に切り替えた時にもお医者さんと何度も確しかめられました
先生のアドバイスで、辛い状況が出たらそれを取り除くための医療は受け入れるという
はっきりした方針が、世話をする者にとっては迷わない支えになりました
医療関係者の家族だから、かなりクールに割り切れたのかもしれません
医者だった父は自分で薬を使っていましたが、それでも兄のアドバイスで
老人性糖尿のための血糖値を下げる薬はしばらく前から止めていました
食事の量が減ってきているのに、血糖値を下げてしまうと低血糖のリスクがあるためです
低血糖が過ぎると、即命にかかわるけれど、高血糖はそこからくる症状が出るまで時間があること
それを回避したとしても、体の他のところで老化が進んできて何が起こるかわからない・・・
母もペースメーカーのために入院した時から、家族が関わるようになり
退院後在宅診療をしている医師を主治医と決めた頃から血圧の薬を止めました
血圧の上下に癖のある母は、特に医師の測定で高くなる傾向があり
1日の中で下がってくる時があるために薬を服用することでふらつぎが出ることで困っていました
以前、若い循環器の医師に「薬を止めて脳梗塞を起こしてもいいんですか?」と
一方的に言われたのがとても嫌だったと話していました
脳梗塞のリスクとふら付いて思うことが出来ない暮らしと
残りの命の生き方として、どちらが有意義でしょう??
それでも在宅診療が始まって血圧が高いと、先生から何度となく薬のことは確認されました
なので、母の場合、薬も点滴も無しで自然のまま終えることだけを考えていました
そのために、食べやすそうな食事を用意する努力もしたし
フルーツジュースゼリーで口からの水分補給を頑張りました
そこまで考えていても、不安がなかったわけではありません
在宅診療の病院には24時間連絡が取れる環境はあっても
何かの時は自分で判断しなくてはならない不安は必ずありますね
その不安を超える支えになったのは、
工房に長く通われている元看護士さんのKさんのアドバイスでした
まだ介護は始まって間もない頃
「薬や治療をしたくなければ目の前の親が苦しんでいても、救急車を呼ばない覚悟が必要よ」
その言葉に、数年前、飼い犬を30分ほど痙攣し続けた後で看送った時のことを思いました
その時、やがて両親を看取るために、愛犬からの贈り物だと感じました
それに加えて具体的な指針をしていただいたおかげで、心を確かにしました
もう一つ指針となったアドバイスは
やはり工房の元生徒さん、長く老人施設で看護婦として働いたWさんの
「体が終わる準備をしているんですね」という一言
そうだ、体が終わる準備に入っているのに、
「これ食べて元気をつけて!」と無理に食べさては、
体に負担になると気が付きました
実際は頑張って食べさせるだけの余力が無い時もありましたね
言葉にすると、立派なようですが
してあげたら良いと分かっていても疲れてしないことも有りました
しんどいなぁ~と感じながら食べさせている時に
「もういいよ」と言われたこともありました
立場が逆転して、私が母親のように世話をしていながら、
やっぱり母は母親、見抜かれていたな~と思いました
そんな母だったから
大変でも在宅で看取りたいと思わせてくれたのでしょう
遅い春の気配
天気予報で、週末は寒くなるというので、
昨日山の家へ行ってきました
さすが何事にも慎重は息子が水抜きをしているので
凍結で水漏れのようなトラブルも無く、春の準備はOKです
ひとしきり落ち葉を掃いたり、折れた枝を切ったり
体を動かして、気持ちが良かったです
冷え切った家のストーブの炎は和みますね
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