教室の作品

久しぶりに最近の教室の作品紹介です

現在教室に通われている中で一番長いKさん
初めての8枚綜絖に挑戦しました
初めては解り易い組織がやりたいというご希望で
8枚綜絖の本からダマスクをおすすめしました

打ち込みが揃わなかったり、経糸を拾ってしまったり、柄を間違えたり
気が付く度に丁寧にほどいてやり直しながら楽しまれました



途中から、幅出しのために伸子を使い始めて織りやすくなりました
が、織っているところの柄が見えずにリピートの間違いに気が付きませんでした
それでも、機から外した時は居た人たちから歓声が・・・・
時間をかけた大作の完成は、達成感が大きいですね
これから糸飛びなどを直して洗います夏に向かっているのですが、マフラーの体験講習がお二人続きました
他でも手織りを経験しているMさん


手織り経験者は必ずしも体験講習で決まったことをする必要はないのですが
ご本人の希望で、千鳥格子のマフラーを織られました
タリフの糸は初めて
洗った時の変化に感激されました
写真の右は練習に織ったサンプル、洗ってありません

写真を忘れたのですが、もう一人は手織り初めての若い方
同じことの繰り返し作業が楽しいというだけあって
初めて織ったとは思えないきれいに揃った千鳥格子のマフラーが出来上がりました

そして、昨日はオープン工房
アフガン編みを始め、編んだり、チクチク縫ったり
3人の方がタリフの糸で手仕事を楽しんでくださいました

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1っ歩進みました

自分の記事を書くのは本当に久しぶりです
ブログの更新がされないなぁ~と思っていたら
フェイスブックやインスタグラムを始めていた・・・という方もあるのですが
私は登録してあるものの、何もしていません~

この間、時間とエネルギーが要る大仕事を進めていました
住む人が居なくなった、両親の家の片付けです
大きなリビングが中心にある比較的広い家なので
そこに手織工房タリフを持ってきたいと、片付けました

引っ越したことが無い両親は、その前の代からの物も多くあり
でも、骨董のような価値があるものは多分無く・・・
誰かに使ってもらえるならと、信頼できる遺品整理屋さんに託すことにしました



通常の生活用品などまだ使えるものは、福祉関係のリサイクルショップへ
まだ着れる衣類やタオルなどは生徒さんのお世話で、介護施設で働く方へ
(入所されている方で家族が来ない方に利用してくださるそうです)
着物は2代前(母は若い時に和服を着ただけ)からのもの?
手仕事が好きだっただけあって、洗い張りから戻ってきたまま物が多い・・・
裂き織りに使えそうなものや気になる物を残したり
興味がある生徒さんたちに・・・

今回片づけたのは1階部分、手放す決心がつかなかったものは2階に移動
父方の祖母が残したものも含め、まだかなり残っています
私たち兄妹の残していったものなどもあります
家系に関わるものは兄が整理を引き受けてくれているので
これらを次の代に残さずに片付けなければ・・・

大変な作業ですが、両親を身近に感じる感謝の時でした
祖父母、両親の生きた様子を思い出し、過ぎ去らせていく作業でした

まわりに介護中の方が多くいらっしゃいます
決まったルールも結果も無いので、その時々を一生懸命するしかない・・・
でも、自分を無くすまで頑張る必要はありません~
誰でも、他人のお世話にならなくては命は終えられないし
介護される方は我慢することばかりの時を過ごさなければ終わらない・・・
そんなことを教えてくれた母の介護でした
みなさん ご慈愛ください写真右下は40年前にリフォーム以来初めて空っぽになったリビング
これから工房にするためのリフォームをして8月に移転したいと計画しています
そのため8月は教室をお休みします

webshopからのお知らせ
ウェブショップでのお買い物でクレジットカードをご利用頂けるようになりました
詳しくはこちらをご覧ください

「手織りのためのスコットランドチェック」は出版社で在庫が無くなり
私たちの手元にも無くなり、今は、一部のお店に残っているだけになりました
再版の予定はありませんが、改定版はあるかも????
まだ決まりませんが、希望を持って準備を始めています~

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鳥丸知子講演 「⼈人はいかにして“織り”を⼿手に⼊入れたか?

スコットランドチェックの本の編集者Sさんからこんなお知らせが届きました
滅多にないチャンスですね 

予想外に色々なことが重なり、
一番苦手な言葉にする作業が後回しになっています~
糸に触っている時が一番ほっとしますね

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オープン工房のお知らせ

手織工房タリフのKnitオープン工房

日時 6月23日(日) 10:00~16:30

手織工房タリフ

参加予約不要・飛び入り歓迎


手織工房タリフのお休みをスタッフmakikoが使わせてもらってKnitオープン工房をします。


見学だけもOK、タリフの糸で手仕事をしてみたいという方や
手紡ぎをしたいという方も歓迎です。


また、10:00~アフガン編みをやってみたいというメンバーと
帯刀貴子さんのご本を教本にアフガン編みでコースターやポーチを編みます。

興味のある方は、アフガン10号針(クロバー)もしくは
3号5号の両端にフックのある中心が滑らかなかぎ針をお持ちください。


糸はタリフのブランケット用の糸を別料金で使っていただけます。
お手持ちの糸でも並太、2~2.8番手くらいの手紡ぎ糸でも可能です。


会場費として500円(見学だけは無料)お願いいたします。
お茶のセルフサービス付きです(^^)


もし、アフガン編みをきちんと習いたい方がいらっしゃいましたら、
毎月第2水曜日(6/12)の帯刀先生がタリフでなさっているニットの会にいらしてください。

先生が優しく教えてくださいます。

*そちらは事前にタリフか帯刀先生へご連絡ください*


お問い合わせは手織工房タリフ
又はmakikoの sanbonge.m☆gmail.com までお気軽にご連絡ください。


同時に手織りに関するミニ机上講習(30分500円)も承ります
ご希望時間をお申し込み、講習内容をお知らせください
(内容によっては講習料の変更があります)

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ひつじメジャー講習のお知らせ

手織工房タリフのスタッフmakikoからのご案内です。

Sanbonge.mオリジナルの「ひつじのメジャー」のワークショップ
日時:6/15(土) 10:00〜15:30
場所:手織工房タリフ
講習料 4,500円 (材料費込み)
(持ち物はご連絡いただいた後にお伝えします)

山形県産のサフォークと北海道白糠産のサフォークmixの手紡ぎ糸で編み上げる、ひつじのメジャー。しっぽを引っ張るとメジャーが出てきます。
1日かけてお昼・お茶休憩を挟んで完成まで編んでいきます。

*輪編みが基本の形ですが、平らに編んでもできます。また長時間は無理という方、3時間ほどでの提案もあります*

申し込みはsanbonge.m☆gmail.comにメールを題名を「ひつじのメジャー」でお願いいたします。

~このひつじメジャー、Mのひつじ仲間とタリフの生徒さんの間で大人気ですよ~ by Turriff

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紫陽花の季節

一機に季節が進んで夏のようですね

そんな中、我が家の紫陽花が咲きはじめました
いつも、他の紫陽花よりかなり早く咲き始めます


肥料などをあげていないので、花が小さくなってきたようです
朝から日差しが暑い今日は、花も葉もしんなりしています

こんな色合いでチェックを織りたいなぁ~と毎年思います

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服地の仕上げ

今日は、服地の仕上げをお願いしている八王子の大恵さんを訪ねてきました

タリフでスコットランドから輸入している糸は工業用で
チェビオットという名前の糸は機械で服地を織るための糸です
機械で織った服地を仕上げるのと同じように
手織りの服地も工場での洗いと仕上げをしてもらうと完成度が上がります

染めもせず、手で織っても工場で仕上げてもらう・・・
それでは手織りの服地の意味がない???
そうではありませんが、その話は次回にしましょう

ラムウールの糸で織った布の仕上げが
思ったよりフェルト化して戻ってくることが続いたので
工場へ話を聞きに行ってきました

大恵さんは工場生産品の仕上げを主な仕事としていらっしゃり
洗いは大きな洗濯機でしています
そのためある程度の量をまとめる必要があり
ツイードの布も、ラムウールの布も一緒に洗うために
ラムウールの方はどうしてもフェルト化が進んでしまうとのことでした

別にして扱っていただける程の量をお願いできないですね
ラムウールの布でフェルト化させたくなかったら自分で洗うのが良さそうです
洗ったあと、湿っている間に、布が乾くまでアイロンをかけてください

自分で洗った布をプレスだけお願いすることもできるそうです
工場での蒸気をバキュームしながらのプレスは有効です

興味深かったのは、同じ糸を機械で織った布も、
工場や扱った人が違うと仕上がりが微妙にちがう仕上がりになるので
それを微妙に変えて同じにするのが自分たちの仕事だということでした

それなら手織りの布は、同じ糸でも織った人によってかなりバラつきがありますね
仕上げて欲しいと集まってくる色々な布を、
それぞれに合わせて洗って仕上げる手間をかけてくださっています
でも、いつも同じ仕上げにはできないそうです
そんな面倒な仕事を引き受けてくださるのは有難いですね

最近タリフの糸で織った布の仕上げの依頼が増えているそうです
『皆さんの思うような布になったでしょうか?』と気にしていらっしゃいました
いかがですか?
何か思ったように仕上がらないことがあったら聞いてくださいね

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手紡ぎ梳毛糸

少し前の話になりますが
最近羊の毛刈りに関わりが多くなった娘Mが
厚木の小さな牧場BOCCAの毛刈りをさせて頂き、原毛を持ち帰りました
羊のミルクでチーズを作っているところで
そのための羊はフライスランドという毛足が長いタイプです
ちょっと見せてもらったら、細くて長くてピカピカ

スコットランドで1775年と刺繍がある梳毛糸の布を見てから
いつかあんなピカピカの布を織ってみたいと思っています
そのためには細い梳毛糸が紡げる羊毛が必要!

という訳で、300g分けてもらって紡いで見ました


こんなに細く・・・と思ったけど
双糸にして洗いました
洗う前は4番手、脂が落ちて5番手になりました



思ったより太かったので、再度もっと細く挑戦中 
織れるかは解らないけど、とりあえず糸を作ってみましょう~

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機かけの講習会でした

金曜日はタリフの定休日ですが
今日は、単発で洋の機かけ講習会をしました
参加者は、教える立場の方2人を含め経験も様々な7人

頭の中では『こうして、ああして、こう説明して・・・』などと考えていましたが
聞きに来てくださった方々にちゃんと届いたでしょうか?

経糸をきれいに作るの時の工夫があることなどから始めました
手作りの仮筬(ラドル)の設置場所が織り機と目的によって多少ちがいますが
2cm幅の単位で分けて巻き取ると、随分早く巻き取れるのを見ていただきました
仮筬に入れながら、デザイン通りに経糸ができているかも確認できますね


キットモヘアとラムウールの単糸の2本どりは
綾棒を移動させない巻き方を見ていただきました
モヘアは経糸には使えないと思っていたという感想もありました
綜絖が開けば織れるのですが、通常巻き取りが大変ですね
でも2cm幅に分けるだけなら、大丈夫です

補助糸(導き糸)を使うのは、経糸の無駄を省くためでもありますが
『お仕事で手織りをされている方はこの方が早くて良いですね』と
参加された方が気が付いてくれました
同じ設定で続けて織るときは便利です
でも、これを始めると違う設定のものを織るのが面倒になったりします

いつも、人が居ない時を選んで一人で作業をしていた服地用経糸の巻取りを
初めて皆さんの前でやりました
しかも、今回の経糸は時々色を間違えてほどいたり・・・


巻き取っていると所々緩んでいる糸が見えましたが、少しずつて前に移動させて
綾棒の向こうはほどほど揃ってきました
周りの方々を見る余裕なく、いつものように巻き取りました

皆さんが何を拾って下さったかは、解りませんが
何か小さな工夫を見つけてくださったと思います
これらの小さなヒントからご自分に合ったやり方を見つけてくだされば嬉しいです

大事なのは、自分で考えること!工夫すること!
何か上手にできていないなぁ~と思ったら、
同じ設定(同じ糸、同じ本数、同じ長さ)で繰り返しやってみましょう
そうすると、自分が苦手なことや出来ていないことが見えてきます
そのために何をすれば良いかを考えられれば、必ず上達します

機がけが大変で、終わったら殆ど終わりの気分・・・と言われるのを耳にしますが
慣れるとこの部分の作業はどんどん早くできるようになります
基本がわかれば応用ができる!

手織りを楽しんでくださいね

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糸は嘘つかない‼

毎月第2水曜日は、手織工房タリフにbaru先生が来てくださって
手紡ぎとニットの教室をしています

午前中の紡ぎのレッスンでは、手紡ぎ毛糸にまつわる奥深い話がおもしろく
糸についての興味は尽きません
ニットは、手紡ぎの糸だけでなく、本のこのデザインが編みたい・・・など
希望に沿って教えてくださいます
宿題無しの教室の時間だけで編み進めるのも良いかな~と思います
参加者募集中です

次回の紡ぎレッスン6月12日(水)は
メリノとシルクをブレンドした糸の講習です
1回だけの参加も可能ですから、興味がある方はお知らせください
10:30~12:30 講習料3000円 材料は実費です

さて、1週間前の5月の紡ぎとニットの日に、会う機会が取れずにいたTESSILEさんが来てくれました
ずいぶん前にbaru先生につなげてくれた友人です
私たち3人と娘Mの共通の興味は糸や手紡ぎのこと
それぞれに少しずつ違う手紡ぎの経験があり、毛のこと、紡ぎ方、その後のことと
久しぶりに工房近くで中華の食事を楽しみながら
終わることが無い糸の話を存分に楽しみました~

どのような形にしても、糸は嘘をつくことが無いという結論を踏まえて
羊毛の種類、紡ぐときのテクニック、糸の形状、仕上げの仕方・・・
少し疑問を持ったら、奥深さに芋づる式に興味は続きます~

新しく共有できた1つは
『紡毛糸の双糸でが好き』という娘Mが織ったマフラーについて
手紡ぎ糸で織ったものは、踏んだり、ローリングしたり、という仕上げが
糸の味を引き出すということは経験していたのですが
双糸の場合はどうする???
単糸を2本合わせたら、糸に弾力性が増し、それが双糸の味
手編みには双糸が向いている、と考えますが
でも紡毛糸で手編みにすると、3年目にはダレてくる・・・

ず~と、回り道しながら私たちがたどり着いたのが
同じ紡毛糸でも単糸と双糸は別物‼

知っている方には何でもないことが
自分たちの経験や意見を合わせて引き出した結果は
教えてもらったよりずっと嬉しいものですね
沢山エネルギー補給をしたひと時でした
次は7月のbaru先生のレッスンに合わせて合うことになりました~

スコットランドからの糸が今日届きます
工場の生産の遅れと10連休の休みに巻き込まれて輸入が遅れて
待っていてくださった方々にはご迷惑をおかけしました
確実に上がっている仕入れ値段、どのように対応できるか慎重に検討する必要があります
極力値上げを避け、送料など手間をかけても安くする努力をしたいと
私たちの小さな商売を継続するための工夫を大事にしていますので
どうぞよろしくお願いいたします

9月21日22日の東京スピニングパーティーに参加します

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