女の夢

女の人たちは『自分で身に付けるものを自分で織りたい』という夢を持っているようだ
それは、知らず知らず血の中に受け継いでいるものではないだろうか

最近、その夢を叶えるお手伝いをした
前から時々このブログにも登場してくださる、月1回机上講習に来られるMさん
私のところに来る前にも見よう見真似、
自分で色々考えて糸を選び織って、ご自分の着るものを作られたMさん

スコットランドから服地用の糸を注文販売する事になって
ご主人のジャケット地を織る事を思い立ち、糸を注文された

ご家庭の事情で工房に通う事ができないので
自宅の60cm幅の織機で服地を織る事になり、出来る手伝いを申し出、
今週火曜日、工房を臨時休業にして、その縦糸張りをしてきた

前もって縦糸を水振り機を使って10m 588本作り
当日は、織りながら縦糸のトラブルが起きるのを避けるため
仮筬と綾棒を使って、少しずつ櫛で整えながら巻き取った
撚り止めはしてあるものの単糸で双糸撚りからみやすい
大変だったけれど、とてもきれいに縦糸を巻き取る事ができた

70代半ばのMさん、病気もちのご主人のことを考えると、先延ばしに出来ない
後は織るだけとは言え、暑い時期無理はしないで欲しい
10mは、長い道のり・・・

こんな夢を持ちながら、出来なかったというのは残念、
糸を選べはできるのだから・・・
この夏工房で服地の講習をする事になった
先日手に入れた大きな織機も組み立て新しい綜絖枠をセットして
試し織りをする準備をしている

9月末の『インガーの手仕事展』のDMが出来上がってきて、又一歩進んだ
でも少々夏バテ気味、夏休みを楽しみにしている。

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