サイズが大きいヤノフ織りを織りたいけど細かい図案は難しい
それなら太い糸で織りたいという生徒さんの希望があり
太い糸で試してみました
使ったのは教室でブランケットを織っている2番手の糸
経糸密度は3本/cm
アッシュフォードのテーブルルームで
この密度の2重織りをキッチリ打ち込むのは難しい
なので、色を変えてからの2段目を入れるタイミングで
板杼でぎゅーと緯糸を打ち込みました
糸の太さで密度が変わるとこんなにサイズが違います
織り
限定販売❣️
今週末のスピニングパーティーに向けて、準備を進めています
展示用にリジッド機にタリフのスチュアートの経糸をかけながら
これを見たら、織りたい❣️と思うだろうなぁ〜と思いました
このオリジナルに近いデザインはキットにしていないので
スピニングパーティー限定でキットを作ります。
色数が多いので、ちょっと難しいけど
織りたいと思えば、きっと楽しんで織っていただけるでしょう
お楽しみに❣️❣️
オーバーショットオンライン講習
9月8日から3回のオーバーショットのオンライン講習が終了しました
当初2回の予定でしたが、参加者の皆さんの様子から
復習も兼ねて3回目を追加講習
オンライン講習、複数の方々への講習の難しさ
加えて説明の順序、説明の仕方などなど
私が多くを教えていただき、ありがとうございました
教える側が1番勉強するとはこのことですね
今回の参加者はリモート手織り教室の3人を含め9人
1回目は組織図を小さなブロック毎に区切って書く講習
書いた物を写真に撮って送っていただきました
間違いなく書ける方、まだ良く解らないで迷われる方、当然 皆さん違います
2回目で実際に作品を織るために必要な内容を講習
織り機の下開口と上開口の違いや、糸の組み、密度などなど
冊子のP12 初めてオーバーショットを織るための内容を
糸の太さや組み合わせを変えて実際に織っていただきました
本の通りに織ることもできますが、仕組みを考えながら何度も織ってみると、楽しみが増していきます
集中力が必要だし、自分で考えないとできない織りです
私も最初は同じだったし、教えながら間違えてしまったことも1度2度ではありません
好きだから続けて解るようになったのですね
「先生はどこにでも‼︎」
この冊子で説明していることは、あくまでも私流!
他の考え方が良くないということではありません
組織図が好きな方のために、この先の講習もやってみたいなぁと、次の企画案もいただきました
このチャンスを下さった参加された方々に、感謝です❣️
*タリフのオリジナル冊子の「オーバーショット」をお持ちの方へ
これを見ただけでは良く解らないという方は
綾織りを理解するために「色々な綾織り」P2〜P7をお読みください
織り機の違い、組織図の読み方など詳しく解説しています
オーバーショットの織り方も綾織り組織サンプルのP24左側に出ています
<<下記の内容>> 参考になさってください
図 上開口4本ペダルに間違いがあったため訂正しました。2022/10/14
スピニングパーティーに出店します
コロナ禍で開催を中止していたスピニングパーティーが
新しい場所、横浜で開催されます
今回は人数制限等があり、事前予約の必要で既に始まっています。
(告知が遅くてごめんなさい)
詳細はこちらをご覧下さい
タリフでは今シーズンのために新しいマフラーキットを準備しています
初めて8枚綜絖で織るデザインです
小型の織り機でも8枚綜絖を持っている方が増えてきているようですが
4枚から8枚へのレベルアップは大きな一歩ですね
そんな方々のための提案したいと考えたキットです
初めて8枚綜絖をされる方は左側の分かりやすいものからどうぞ
教室でも人気の変わり2重織(deflected double weave)は
平織りベースで、色と組み合わせを変えると色々な模様が織れます
8枚綜絖の織りは洋書が多いのですが、洋書を見ても解るテキストも作りました
スピニングパーティー後はウェブショップでもお取り扱いいたします
又、色の変更も承ります
例年より準備が遅れていますが、教室の合間に頑張ります❣️
私は以前にお会いしていても忘れてしまっていることが多いので
会場に来られた時は、ぜひ自己紹介も含めてお声かけお願いいたします〜
しっかりマスクをして、少し離れておしゃべりできれば嬉しいです
42年ぶりの嬉しい再会❣️
教室に通われているHKさんは、学生時代の後輩でもあり、
お姑さんの八重子さんは母の古い友人だったという不思議な縁
今は施設で暮らす八重子さんに頼まれたと持ってこられたのは
私が手織りを始めた頃に織った服地で仕立ててくださったスーツです❣️
1番古いノートを見たら1978年8月の日付けで注文を受けたような一文がありました
その2年後くらいでしょうか、今の工房(当時は自宅のリビング)で開いた作品展に、このスーツで来てくださった記憶があります
そんなスーツが新品同様のきれいな状態で戻ってきました
教室に居合わせた方が着てみてくださいました
サイズがピッタリ!
お似合いだし注文のお仕立てのようです
使ったのは、語学留学中に参加した手織り講習会で初めて出会った洗ってフェルト化する糸
残り少ないお金で買って持ち帰ったネップ入りの糸で平織りです
(当時は海外送金が制限され、カード払いなんてありませんでした)
そんなつたない作品を並べての作品展
今のように手織り作家さんも多くはなく、未だ物が多くは無かった時代
自宅での作品展というこれも当時珍しかったのでしょう
父や母の友人たちがたくさん来てくだいました
買っていただいたお金で次の糸が買えたという記憶もあります
私の手織りの原点を思い出しました
八重子さん大切に着てくださってありがとう😊
届けてくださったHKさんありがとう😊
*8月教室は夏休みをいただきます。
ウェブショップは短期夏休みはいただきますが、その他は営業いたします。
手織りの服地のお仕立て
今月末のお仕立てオーダー会
タリフの手織り服地とお値段についてお知らせします
手織工房タリフで服地を織るのは、スコットランドから輸入している糸です
これは工業用、ツイード生地を機械で織るために作られた糸で
織ってから、仕上げの洗いとプレスする事でしっかりした布になる糸です
それを手織りにする事で、機械織りよりも経糸と緯糸が良いバランスの布になります
(機械織りの場合は高速に対応するために経糸のテンションが高めです)
加えて、近年布地屋さんでしっかり織られたウールの服地を見つけられなくなりました
手織りだからと、扱い難いとか、形崩れしやすいとか、ということはありません
1着分ずつ織るので、オリジナルデザインです
大きなチェックも柄合わせバッチリ❣️
その布でしっかり柄合わせをして仕立ててくださるchikunuiさんの技術も凄いです
長く着られるオリジナルの1着はいかがですか?
服地は必要量でお切りできる物と1着分でしかお売りできない物があり
使う布によってお値段が変わります
お仕立て上がりの目安のお値段です
*モヘアのマントやコート 9万円〜
*ツイードのコート 8万円〜
*ツイードのジャケット 68000円〜
*ベスト 3万円〜
オーダーしなくても、先ずは布を見て相談というのも歓迎です
予約制 数人の空きがあります。
ご連絡、お問合せはタリフのHP、ウェブショップ、インスタなどからお願いいたします
またこの機会に手織りの作品や工房をご覧になりたい方もお越しください
見学ご希望の場合もお知らせいただけると助かります
chikunuiさんのインスタグラム
https://instagram.com/chikunui?igshid=YmMyMTA2M2Y=
以前のブログ記事もご覧ください
秋冬物お仕立てオーダー会
大きなチェックの赤いコートの仕立てをお願いしたのが縁で
その後もお客さまに私のツイードをお勧めいただいたり
タリフの生徒さん方の仕立てをしてくださっているchikunuiさん
https://instagram.com/chikunui/
初めてお会いしてから15ヶ月
でもずっと前からお友だちだったような気がします
これまでに手織りの布で仕立てて下さったのは14着
右端の4点は生徒さんが織ってお願いした物です
写真はchikunuiさんのインスタから使わせていただきました
赤いコートが2着あるのは、仕立てをお願いした時に偶然ご覧になったお客さまから
ご注文いただき、その方のサイズに合わせてチェックを配置して織りました
コートのデザインが少し違います
私の手織りの服地でお気に入りの1着を作ってみませんか?
お仕立てオーダー会
6月24日金曜日と26日日曜日 10時〜16時
午前中2人、午後2人 予約制
ご希望の時間をご予約ください
ご連絡、お問合せはタリフのHP、ウェブショップ、インスタなどからお願いいたします
またこの機会に手織りの作品や工房をご覧になりたい方もお越しください
人数が多くなり過ぎないようにするためにご連絡ください
タータン登録
1年半ほど前にタータン登録された証書が届きました
正式にはスコットランドのTartan Registerで認められて初めてタータンと呼べるので
日本でそれらしきチェックを全てタータンチェックと呼ぶのとはちょっと違います
それでも、デジタルの色を選んでデザインしての申請はどこまで違いが出せる?など
デザインが登録商標のように思うと曖昧な感じはしますが
1番大事な意味は、タータンの持つスピリットではないでしょうか
実際に織った布を提供して、それが永久保存されます
手織り教室 生徒さんの作品2
昨日に続き、生徒さん方の作品紹介です
左はMHさん 忙しいお仕事ですが日を空けて通われています
義理の息子さんからリクエストのタータンイメージのマフラー
こだわりの色もご本人が選んだ色で、、、
差し色の明るめの紺がとってもおとなしい色になってしまいました
右上は服地で腕を上げたSHさんのブランケット
経糸は同じなのに緯糸の色を変えると違う表情を見せてくれます
右下は3作目のFSさん
差し上げる方に合わせて単糸でグレンチェック
さすが糸紡ぎをたくさんされているので、糸の扱いが上手ですね
これはM I さん
4枚綜絖を始めてから織った数は多く無いのですが
前回使った織り機の続きで初めての8枚綜絖!
まずは本の通りの4枚綜絖2つの組み合わせのデザインに挑戦
始めは???という感じでしたが、織り始めたら解ってきました
色の組み合わせで雰囲気が変わりますね
私は生徒さんの残りの経糸で筬を通し直してマットを織りました
私は経糸が見えない織りは好きではなかったのですが
ピーターコリンウッドのラグ織りを知って、時々楽しめるようになりました
4年前にタリフの仲間と山形の佐藤繊維の工場見学に行った時に
山形緞通(絨毯)にも寄って、ショップで残糸を買って帰りました
いつか織りたいと思っていたので、ちょうど良い❣️
色の組み合わせは良かったけど、太さが微妙に異なって
結局こんな色の組み合わせになりました
これで「いつか織りたい‼︎」のリストから一つ減りました
まだ写真を撮り忘れた方々の素敵な作品がたくさんあります
いつも賑やかな教室です❣️
手織り教室 生徒さんの作品
上は、千鳥格子の次、2作目を少し幅を広くして織り始めました
アパレルの仕事で良い服地を見てからツイードに興味を持ち
自分でも織ってみたいと飛び込んで来られた若いS氏
目標がはっきりしているので、講習も2作目から服地が織れるようになるための内容です
左下は、Yさんの織りあがったばかりの1作目
安定して打ち込みも整っています
少し手織り経験はありますが、これからオンライン講習で
4枚綜絖の織りを覚えたいというご希望です
右下は、70代のWさん
編み物、裁縫の後、どうしてもしたかった手織りを始めて1年余り
息子さんからタータンチェックのマントを頼まれたことから
タリフを見つけて下さいました
これまでの織りと少し違うので、1つずつ確かめながら進めています
2枚目の写真はベテランさん
上は染織の先生をしているTさん
何でも良く知っているのですが、ウールの服地を織りたいと来られています
このデザインは試し織りの中から選びました
左下は一番長く来られているKKさん
お友達から沢山もらった刺繍糸をテーブルマットに織りました
色はたくさんあるけど、1色の長さがないので、とっても手間がかかっています
糸を下さった方が喜ばれるでしょう!
右下は若い時に着物地を織られた経験があるSKさん
長めのベストが欲しいと、初めてウールの服地タイプに挑戦!
タリフでベストキットを作っているナチュラルカラーの糸を使っています
打ち込みが揃わずに苦労されましたが、
打ち込む様子をメガネをかけて良く見えるようにして努力!
きれいに織れるようになり腕を上げました‼︎
自分で洗い、しっかり縮絨して、アイロンもしっかりかけて
とても良い布になりました
これはもうすぐ90歳のAMさん
工房始めたをばかりの頃に、タリフの機かけを「とても良い」と
タリフの1冊目の冊子「千鳥格子格子のマフラーを織りましょう」を
作るきっかけをいただきました。
一度は止めると織り機も手放したけど、どうしても諦められない、、、
久しぶりに工房に来られました
他の人のおしゃべりも耳に入らないくらい集中されていました
少しずつ楽しんでいただければ嬉しいです
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