教室が無ければ自分の時間‼️と思いきや
普段やり残している用事が色々。
在庫が無くなっていた編み込み帽子キットの糸巻き作業をしました。
色々な色を周りの並べて、これも結構楽しい❣️
少量ずつなので、1色玉巻機のハンドルの70回巻き。
重さだと長さの差が出るためです。
糸巻きの向こうでは、教室の生徒さんの元へお嫁入りが決まった織り機のメンテナンス中。
自分たちの手を離れる機を良い状態で、という機の調整担当者のこだわりです。
担当者と言っても、彼は販売担当、経理、在庫管理などを兼務。
でも、多分こんな作業が一番好きかも。
用事が山積な時ほど「一仕事、一片付け」
使った物を元の場所に戻す努力が要りますね。
手織りの服地
随分長くかかりましたが、今日服地が織り終わりました。
糸はラムウール単糸
経糸1124本、織り幅93.8cm、経糸密度12/cm、整経長7.5m
経糸を作り始めたのが8月始めだったので、3ヵ月半もかかってしまいました。
なかなか自分の織りの時間が取れませんでした。
4段か8段織っては段数定規を当てて、打ち込み具合をチェックします。
段数定規はチェックデザイン通り、色と密度を元に作ります。
今回は、色によって若干太め、細めがあるために
糸によって若干打ち込みの強さを変える必要がありました。
でも、洋服になってチェックが合って欲しいので、気が抜けません‼️
経糸の最後は25cmまで織りました。
残りが短くなってくると、同じ打ち込みでは織れないのですが
洗う時やプレスなど、始めと終わりは同じにできないこともあるので
この部分があると安心です。
最近、工業用の糸で手織りの服地を織る意味を再度考えることがありました。
まず思い浮かべるのは、
自分の好きな色とデザイン、風合いを織ることができる。
世界に1点だけの服地。
織っていて楽しい❣️
自分のために織るならこれで充分。
でも買ってもらうために織っている私には、それだけでは説得力が足りない。
この答えを出すには機械でどう織っているかを知る必要がありますね。
産業革命後、1900年代に活躍したドブグロスという織機は
1分間に100段織れるそうです。
その後もっと効率良く織れる織機が発明されて、1分間に400段織れるとか。
1分間に400段も織る、ということはそのスピードで経糸を上下させる、
それには経糸をかなり引っ張る必要がありますね。
経糸がまっすぐで緯糸が曲がる??
それに比べて、手織りはゆっくりなので
経糸をしっかり張っても、機械程ではない。
緯糸もゆったり入る。
経糸も緯糸も曲がって布になります。
着物も、機械織りより手織りが良いと言われるのと同じですね。
タリフで販売している「チェビオット」という糸は
機械織り用のツイードの糸で撚りがしっかりかかっています。
密度 10/cm 綾織りで手織りならではのしなやかなツイードになります。
「ラムウール」双糸は工業ニット用
私は単糸で服地を織りますが、この糸は撚りが甘く機械では織れないし
切れやすいので、慣れない方にはお勧めできません。
糸を選べば、良い服地が織れます‼️
糸のこと、もっと知りましょう〜
11月の編み会
編み会の様子をお伝えしたいと思いつつ日が過ぎてしまいました。
参加されたのはbaru先生を加えて6人
久しぶりに会う方々が楽しくおしゃべりしながら過ごしました。
前回ずっと前に紡いだ糸を双糸にしたMさんは
手が痛くて編めないけど、、、ととりあえず撚り止めした糸を玉巻に。
最近かのんはぎの編み方を知ったKさんは
色々試し編みをしてきて、ベストを編むために先生の講習を受けられました。
自分で考えて工夫して新しい模様が編めていてすごい❣️
常連さんのMさんはbaru先生の手染めの毛糸で
長い輪針を使って、同時に両方のソックスを編み進めています。
Iさんは、アクリルの残り毛糸を持ってきて可愛いモチーフ編み
色が鮮やかできれいですね。
私はかのんはぎで孫のベストを編み始めています。
色の配色が上手くいかず、編んでみたり、解いたり、、、
先生は合間にスピンドルでクルクル糸紡ぎを楽しまれていました。
12月は13日(水)です
編み会のお知らせ
先週は秋休みをいただき、自然の中で手仕事をしながら過ごしました。
天気が良く、例年より暖かいので、お散歩も快適❣️
良いリフレッシュになりました。
毎月第2水曜日はタリフの編み会です。
毛糸が心地よい季節になりましたので
おしゃべりしながら手を動かしましょう❣️
希望者は帯刀先生の講習も受けられます。
11月8日 10:30〜15:30 出入り自由
参加費1,000円
先生の講習+2,000円
おしゃべり楽しみたいけど編む物が無いという方は
タリフのハンパ糸でかぎ針モチーフを編みませんか?
たくさん集まれば繋げて膝掛けにできるかも、、、
参加ご希望の方はお知らせいただけると嬉しいです。
織った布で
夏休みの終わりに、縫い物をしました。
今頃になってやっとそれにボタンホールとボタン付けをして仕上げました。
気温が下がってウールの季節になったからでしょうか?
茶色のチェックは40年くらい前にスコットランドで織った布
オーソドックスなチェックだけど、仕立てたら可愛い!
グレーのストラップは、ラムウールとモヘア
箱に入ったクレヨンみたいで、お気に入り
とっても軽くてカーディガンのように着られるジャケット
緑とチェックのベストは、ラムウールとモヘア
焦げ茶のベストは経糸緯糸とも紡いだ糸
経糸は焦げ茶の無地
緯糸は白や焦げ茶が混ざったジャコブをそのまま紡いだ凸凹の糸
経糸も緯糸も比較的甘撚りで柔らかい布
今は見本だけど、誰に着てもらえるかなぁ〜と思っています。
焦げ茶の手紡ぎはすでに教室で大人気
手織りの服地は色々ありますが、私はきちんと仕立てられる布が好きです❣️
ベストとバッグのお仕立て
タリフのベスト用生地キットで布を織ってくださったお客さまから
お仕立てのオーダーをいただきました。
定番の形で、サイズ確認のため別布で縫った見本をお送りしました。
定番の形で、サイズ確認のため別布で縫った見本をお送りしてサイズ確認。
若干チェックの不揃いはありましたが、許容範囲❗️
脇線を後ろにずらして、背中心の剥ぎがない着丈の3倍の用尺でベストができて
まとまった布が残りました。
ベストは私が、残った布でバッグを娘が縫いました。
気に入っていただけて良かったです。
右下はこのベストシリーズの元になった母が縫ってくれたベスト。
子育ての中断から初めて紡いだ糸で織った布。
用尺が足りず肩に革を使っておしゃれ❣️
ちょっと寒い時に、エプロンの上からすぐ着られるし、暑くなれば脱げるし
今の時期、とても重宝します。
マフラーはもう要らないという方、ベスト生地を織ってみませんか?
詳細はwebshopの「ベスト用生地キット」をご覧ください。
このキットはラムウールではなく、もう少し太い腰がある羊毛の糸です。
型紙の販売のページにお仕立てについても書いてあります。
1歩踏み出してください❣️
2日間のスピニングパーティーで、繰り返しお話ししたことがいくつかありました。
同じ思いの方がいらっしゃると思うので、お役に立てれば、、、
「織り機は手に入れたけどまだ糸をかけてないんです〜」
そうなんです。
やりたい気持ちは大きくても、初めてはまとまったパワーが必要❗️
同時にいくつものことを注意しながらするので
<大変じゃない>訳が無い‼️
教室に長く通って経験がたくさんある方でも、
自宅で初めて1人でする時はとても大変です。
大変さ覚悟で、まず1歩踏み出してください❣️
トラブルになりたくなければ、説明書を隅から隅まで何度も読みましょう。
読んで理解できなければ声に出して読んでみましょう。
耳から入る音で理解できるかもしれません。
私も文字から読み取るのが超苦手
ペラペラおしゃべりするのに文字に書くのはすごく時間がかかる
初めては苦労しても、頑張って同じことを繰り返しましょう。
同じデザイン
同じ糸(色は変えても大丈夫)
同じ本数
同じ長さ
糸や条件が変わると、ちょっとしたことが変わって
自分ができていないところが見えてきません。
お勧めは、綾織りなら4本ずつ色を変える、千鳥格子のデザイン❣️
自分がどこにいるのか分かりやすいので、迷子になり難いです。
4本ずつ色を変えた経糸
4段ずつ色を変えて織る という条件です。
リジッド織り機なら「手織りのタータンチェック」のリジッドのページ、
4枚綜絖ならタリフのオリジナル冊子「千鳥格子のマフラーを織りましょう」を参考になさってください。
「手織りのタータンチェック」の巻末にも抜粋した内容があります。
冊子の名前からはわかり難いですが、洋式の機かけの詳細を解説しています。
特に経糸の巻き取りがスムーズにできるヒント満載
1番重要なのは自分で考えること‼️
書いてあることが絶対に良いという訳でもありませんから
何度かやってみて、自分に合ったやり方を見つけてください。
Happy Weaving
スピニングパーティー
2日間の東京スピニングパーティーが終わりました。
会場にお越しいただいた方々、ありがとうございました。
諸事情から、今年はスペースを小さくして仲間と一緒
新事務局の運営で、これまでと違うことが多々あって、常連出店者たちは入場者の方々が減るかも?という心配していましたが、心配を吹き飛ばすようなお客さまに来ていただきました。
タリフの周りは賑わっていました。
凄い〜と思っていたら、どうやら場所によって違っていたとか。
繰り返し来てくださっている方、初めての方、
インスタを見て質問に来られた方と熱く語る機会をたくさんいただきました。
リピーターの方も、初めての方も、お会いできて嬉しかったです。
また織りの質問や、以前お買い上げくださったキットがそのままとか、
織り機を手に入れたもののまだ糸をかけていない〜という方々も、お声かけいただき、お話ししました。
短時間ではお伝えし切れないことが多いのですが、ご自分で良く考えてみてください。
初めてのオーバーショットの糸セット
この数日、教室の合間に糸巻き作業をしました。
オーバーショットの冊子の中で初めて織る方へ
色々な色や太さを組み合わせて織ってみる提案をしています。
それに使える糸セットを販売しています。
在庫が無くなったので、せっせと巻きました。
1セット 色糸11点➕白の双糸と単糸 5種類✖️3セット
ウェブショップでご確認ください。
この糸セットにはテキストは付きません。
冊子のP12「初めてオーバーショットを織る人のために」をご覧ください。
タリフの糸は油が付いているので、袋詰めから時間が経つときれいではなくなるので、
他のリユースの袋に分けておいて、発送時に袋詰めしています。
3セット袋詰めしてスピニングパーティーに持って行きます。
今回はスペースが少ないこともあってたくさんは持っていきません。
欲しいと思っている方、また見たいと思われる方はリクエストしてください。
例年用意している半端糸のバーゲン品も、半端糸が少ないために幾つ出せるかなぁ〜
少し涼しくなってきましたが、暑さの疲れも残りますね。
夏の疲れが出て、教室でも体調不良の方が多いです。
皆さまお大事になさって下さい〜
スピニングパーティー
東京スピニングパーティーに出店いたします。
2023年9月30日(土)
10月1日(日)
会 場:横浜産貿ホール マリネリア
詳細はホームページでご確認ください。https://s.lmes.jp/sl/41348/l4J9O5PO1yHqOpOKaJP/363288232
今年は「手織工房タリフと仲間」としてStudio Tessileとクラフトひつじ座とコラボ出店します。
Studio Tessileワークショップ 写真
タリフの糸を使った8枚綜絖2重織りミニコースター
テキスト付き¥2500 予約不可
来場者向け特別販売 織り見本付きテキスト ¥2000
クラフトひつじ座
アッシュフォード電動紡ぎ車の実演や、織り機 紡ぎ関連の道具などの情報
きつつき工房のシャトル型ペンダント等も並びます。
手織工房タリフ
少量巻き糸セット、ダーニング用糸の他、定番販売の糸、キットなど
(在庫のベストキットは旧価格で販売します)
チェックデザインなどの色組み合わせなど、ご相談に応じます。
今年はスペース等の関係で、例年のように100gや50gの双糸などの定番商品をたくさん持って行くことができません。
会場でのご購入を考えていらっしゃる方は、9月26日までにご注文ください。
通信欄に「会場で受け取り希望」と書き加えて下さい。
用意してお持ちいたします。
会場に来られたら、ぜひ出店者の方々に知りたいことを聞いてください。
ネットでは見つけられない情報がたくさん隠れています
マニアックな出店者たちは、こだわりを持って商売しているので、喜んで話してくれるでしょう〜
お待ちしています
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