早速に地方からもお申込みを頂いたチェックデザイン講習会満席になりました
希望者が多くなれば次回も企画しますので
、『遅かったか・・・』と思われた方がありましたら
ご意向のご連絡をおねがいいたします
さて、この2・3か月気になり続けてきた『綾織の織り方』のこと
組織サンプルやチェックデザインをテキストにする過程で
みんなはどのように綾織りを織っているのだろう???と気になっていました
綜絖は手前を1、奥へ向かって1、2,3,4と呼ぶの日本式だと思っていたので
殆どの方が、その様に考えていると思っていました
ヨーロッパは奥が1 手前が4
デイビットの講習もすべてこのシステムが基本になっていました
気になってから、機会がある度にいろいろな人に聞いてみました
予想外に、奥が1と呼んでいる方が多かったです
この呼び方について彦根愛さんがブログでとてもお上手に書かれています
ロジカルで納得!と思える説だと思います
それでは綾織はどういう順番で綜絖を動かすか・・・
通常の2/2の綾織は経糸が2本上、2本下で開き、
それが1本ずつ右か左に動いていきます
なので緯糸が出てきている方の端の糸が上から下、または下から上と移動しないと
この端の糸は織りこまれないというトラブルが起きてしまいます
それを、織り方を変えずに織りこまれるようにする方法もありますが
色々と変わる組織を織る時は両端の糸を綜絖に通さず
キャッチとして織り込む方法も便利です
綜絖を上下に開くと綜絖に通っていない糸はその中間にあるので、
緯糸を入れるときはキャッチの上から、出るときは下から通すと
必ず端の糸に緯糸がかかり端がきれいに織れます
日本語では『耳糸』と呼ばれていると先日教えてもらいました
横道にそれてしまいましたが
綾織りの1段目の綜絖が2と3 とか 1と4 というように始めている方が多いようです
1と2、 2と3、 3と4 1と4の順番の方がわかり易いと思うのですが・・・
ちなみに私の工房では綜絖は手前が1奥が4
経糸の通し方は奥右手から通し始めます 番号では4,3,2,1、・・・
アッシュフォードの卓上機の様に上開口(レバーやペダルを操作した綜絖が上に開く)でも
ろくろ式の様に下開口(ペダルを踏むとその綜絖が下に開く)でも
1段目は1と2の綜絖を動かし、緯糸は右から入れます
次は2と3・・・・
このシステムにした訳はいろいろあるのですが話が複雑になるので
ここでは止めておきます~
先日もチェックキットをお買い上げくださった方から綾織りのについてお問い合わせを頂きました
どの綜絖から始めても経糸2本上2本下、それを1ほんずつずらすという原則が出来ていれば
どの綜絖から始めても綾織は織れますし、千鳥格子も出てきます~
なので、あれこれ変えず、自分の綾織のやり方をしっかり覚えましょう字ばかりになってしまったので、生徒さんの作品を見てください~
今年から始めたIさん、初めての大きな織機です~
お友達に約束したから・・・と苦労した色選び、出来上がったらあげたくなくなったとか
色合いが落ち着いた暖かいですね
珍しくピンクを使ったMさん
サイズを合わせるために度々打ち込みを確かめ
丁寧に織られました~
こちらもピンク、単発講習に来れれたIさんです~
私は注文の紳士用ジャケット地を織っていました~
織り
耳糸、横曲り 縦曲り 両曲り
先日、手織教室はたおとの丹治先生が工房を訪れて下さいました
ツイードを織るために織った布を実際に見て、糸を選びをされるためでした
手織りの経歴も長く、いろいろな事をご存知で、私たちも色々教えて頂きました
組織織りをするときに、経糸の端の糸が織りこまれないことがありますが
このトラブルを避けるために、
英語ではCatch Thread とか Floating selvage と呼ばれ
両端の経糸を綜絖に通さないでおく糸をつくります
これは組織織が多い洋のものだと思っていたら、
日本でも『耳糸』と言われ同じことをするそうです
横曲り(よこまがり) 縦曲り(たてまがり) 両曲り(りょうまがり)
マットの様に経糸をきつく張って緯糸で経糸を隠していくような織は 『横曲り』
縦吉野の様に経糸が強く出るのは『縦曲り』
平織りや綾織りの縦横同じ様に糸が組み合わされるのが『両曲り』
英語で言うBalanced setですね
日本語を知りませんでした!
ちょうどX機でマットを織り始めたWさん
試行錯誤をしていましたが、ヒントを教えて頂きました~
お買い上げ頂いたチェビオットでツイードを織られたら、ぜひ見せて頂きたいです~
とても良い織機です
先日静岡まで受け取りに行った織機を使ってみました
織機はクマクラ織機製作所のX機85型
織った物は組織織のサンプル
幅79cm組織は9種類、このタイプのサンプルは度々講習しているのに、自分で織るのは初めてでした
織機の中に座って綜絖通し ここへ座る前に必要なものは揃えておかないと・・・
一度ばらして再度組み立てただけですが、特別な調整もほとんどなし
筬かまちの高さの調整をするのは初めてでしたが、コツがわかるととても織り易いし
とてもきれいに織れ、体も楽です~
巻き取りレバーがとても力強く、今までの様に巻き上げると
ウールにしては経糸のテンションが高過ぎます
歯車を一つゆるめて織りました~
時々間違えたので思いのほか時間がかかりました
自分で思っているより集中が続かなかったようです 悲しいなぁ~
これはリクエストを頂いたので、キットにしたいと思っています
もう少し試行錯誤したいので、お待ちくださいネ
そして、『私は織らない』と言い続けていた娘がいつしか織りはじめ、
空き時間と織機があいている時を見計らって好きな物を織っています
蛙の子はやっぱり蛙!友人の出産祝いにあげたいとガラ紡の綿糸でバスタオルを
ちょうど空いたX機で2日間で織りあげました折しも、友人宅でなんと1974,12の文字がある同じX機に出会いました
亡くなられたお母様の織機を組み立てを見てほしいと前から頼まれていました
何度かのお引越しを経て、大きなものは全部揃っているようですが
ネジが無かったり、金属がさびていたり・・・
私達の手に負えず、クマクラさんに連絡してメンテナンスをお願いすることになりました
先代が作られた織機のようですが、きっと丁寧に見てくださるでしょう
一通りの道具が揃っていて、手織りを楽しまれた友人のお母様がしのばれました
どちらも、うれしい織機との出会いでした
服地の経糸をかけました
昨日はお盆休みのために、いつもの金曜日の午後のお仕事が無かったので
久しぶりに1日工房で1人の時間を楽しみました
前から計画していた千鳥格子ベースのガンクラブ
ハリスツイードの手作業で機がけするDVDを見て気が付いた事があり
今までは2本で整経することが多かったのですが、今回は8本でしました
チェックのデザインによっては、出来ませんし、慣れないとかえって手間がかかりますが
何度かするうちにこつがわかってきました
840本の整経、巻き取り、綜絖通し、筬通しまで1日で出来ました
今日の講習の合間に織り始められると思います~
初めてのツイードジャケット
先日テーラーから息子のジャケットが出来上がったと知らせを頂いていました
息子の休みが取れて、今日受け取りに行ってきました
初めてのジャケットです
テーラーのご主人から
『まだジャケットに着られているから、気軽に着て体になじませてあげてください』と言われました
最近流行のスタイルに近く、でも長く着れるデザインだそうです
ズボンは紺でも、グレーでも、茶色でも
ジーンズでも合いますね
布から服になり表情が変わりました
長い間 戸棚にしまわれていたこの布がジャケットになってとても嬉しい
早く秋にならないかなぁ~
お仕立て情報です
今回仕立てて頂いたのは
三鷹にあるテーラーサクライ
仮縫い無しのイージーオーダーで
料金3万円弱
縫製工場での仕立てですが、出来上がりもとてもいいです~
私はシングル幅(75cm)で織っていますが、
大きな織機を持っていらっしゃらない方もあるでしょう
サイズにもよりますが、織りあがり幅60cmの布で
ギリギリ縫製工場で縫ってもらえるそうです
ツイードを織りたいという方、ご相談にのります~
お土産はこれ!
英国の世話になっている友人たちへのお土産は難しい
泊めてもらったり、食事を御馳走になったり、
お邪魔させて頂き楽しい時を過ごさせてくれます
デイビットには時々、現地の人に電話連絡をしてもらいます
特にスコットランドの知らない相手への英語の電話はとても苦手です
だって、相手がすごいスコットランド訛りだと、理解できません
知っている人たちのスコットランド訛りは少し英語に近く聞こえますが
訛りが強いと英語に聞こえなかったりして・・・
日本に来てくれればお互い様になるのに
いつも、こちらから行くばかり・・・
お世話になるばかりなので、感謝の気持ちを伝えるために
何か手織りの物を持っていきたいのですが、私の得意とするのはスコットランドチェック
本場に持って行っても珍しくありません
そして、今度用意したのはウールと絹を織ったもの
左が洗う前、右が洗ったあと(実物はもっときれいなブルーです)
お湯が熱いうちにもんでウールをしっかり縮めました
右の色がかなり違うのはまだ濡れているからです
メールがうまく届かない友人に国際電話をしました
庭にいたという彼女、話したら気分は一気にイギリスへ
いつもテキパキ聞いてくれるのは前と変わらない
先日予約↓電車に乗って会いに行く友達です
「もうすぐ会えるのを楽しみにしているよ~」私たちもです!
最近心のことを考えることが多く、自分の生き方を振り返る機会になっています
幼いころ、矍鑠とした背の高いおじいちゃんに言われた
「人にして欲しいと思うことを人にしなさい」
ず~っと覚えていて、迷った時はいつもこの言葉に後押しされる
私の指針となるこんな言葉を次の世代につなげられるでしょうか
自分の背中を自信を持って若者に見せられる中年になりたい~
試してみました
前から温めていた服地に取り掛かりました
いつも1から2本で整経していますが
今回は、先日の風合い工房での体験を踏まえて、まず4本どりでの整経に挑戦
デザインがグレンチェックなので、とてもやり易い
もちろん、整経にかかる時間も半分になりました
綾もちゃんと間違えずに取れました
そして今日は生徒さんが1人、それも前回の続きの織りをすすめられるので
その脇で経糸の巻き取りをしました
途中で中断することが多く、また今回は2着分と長かったので
結局1日かかってしまいました
引きそろえの糸の中にたるみが多く、少々トラブルの元に・・・
次回の改善点もわかってきて、早く織りあげて試してみたい~
研修から学んだこと
風合い工房の研修からあっという間にもう1週間
ピザパーティーをしたり、八ヶ岳へ出かけたり・・・
昼間は講習、夜は6月の英国旅行のための問い合わせのメールなど
思うように事は運びません~
さて、先週を思い出して、研修の成果をまとめましょう
研修って言っても、ただ現状を変えて遠くへ行きたかっただけ?
でも、確かにいつも教える立場から教えて頂くのはとても良い経験です
私が一番大きな成果だったとおもうのは
「慣れているやり方が一番楽!」ということ
確かに絹の様にすべりが良く、でもウールほど収縮性がない糸と
油がついていてもすべりが悪く、でもほどほどの収縮性と
絡み合って束にまとまっていてくれるウール
太さや扱う本数の違いもありますからその糸に適した扱い方はありますが
それに増して、その人がやり慣れた方法が、楽に機掛け出来るということだと思います
だから、不都合な点は変えるとしても、
何度でも同じやり方をあきらめず繰り返して慣れるまでやって下さい~
今回はあえていつも使っているラムウールの単糸を持って行きました
同じ糸での比較をしたかったからですが、
やはり、糸によって適した扱い方がある事、
私の布に対する考え方は洋からきていることを感じました
例えば布の風合いと糸密度の関係
私は経と緯の密度は基本的に同じです
だから柔らかい風合いにしたい時は経糸の密度を下げ、横も同じにします
通常タリフで販売している双糸は5/cmの密度で綾織をお勧めしています
もっとフワフワにしたければ、4/cmで織るという風に考えますが
実際にはガーゼを織っているように隙間だらけなので、織りにくいです
でも、森田先生から教えて頂いたのは経糸の密度はそのまま
緯糸の打ち込みを少なくして柔らかい風合いにする方法
どちらも正解! 織り易いのは緯糸の打ち込みを少なくする方でしょう
注意点はチェックを織る時
経糸緯糸の密度を同じにしないとチェックの見え方が変わってしまいます
組織図の書き方も違うし、同じ到達点にたどり着く道筋も少し違うみたい
でも、「何が正解、何が間違いは無いから、夫々でいいね」というのが
今回森田先生と様々な情報を交換してお互いが認めた思いでした
使わせて頂いたレラ・オ・レラは布を織るのに、ストレスがなく良い織機でした~
細めの糸をたくさん織る時に欲しいなぁ~と思いますが
今すぐは先立つものが無くて・・・
複雑な組織が好きなら外国の織機かもしれませんが、
布を織りたい方は日本人の体格に合った織機がお勧めです~
<<ちなみに、行き先を探している昔の着物用の幅が狭い織機の情報あります>>
長い経験をお持ちの森田先生には沢山引出があり、その引出に様々な情報が沢山~
次はウール以外の糸で教えて頂きたいと思っています
6月のスコットランドの旅行がとても楽しみです
初めて、ルイス島に渡り、ハリスツイードを見てきます
研修は楽しい!
久しぶりの遠出で、なんだかとっても嬉しい
ちょうど桜が満開でした 地元では見ていなかったのでこれも嬉しい!
今回の風合い工房での研修の目的は、
整経・機上げを従来からの日本のやり方でしてみるということでした
最近になって、私のやり方はデイビットから習った洋のやり方???と気が付いたからです
それと風合い工房オリジナル織機のレラ・オ・レラで織ってみたいと思っていました持参したのはラムウールの単糸3色
デザインを決めて計算で必要量を出して大管に巻きます
往復整経で8本を同時に整経します。
今回はこのやり方がやり易いように4本ずつ色が変わるガンクラブ
まあ、初めてでは無いし、大丈夫と思ったのが間違い
やってみたら、綾が抜ける、糸が所々たるむ、自分の整経じゃぁあり得ない!
先の工程が思いやられるなぁ・・・
でも27回繰り返すので、最後は少し上手になった
綾が数カ所取れてない・・・
まあデザインがわかり易いからどうにかなるとは思ったけど少々情けない織り幅に巻き取るための荒筬通し
実際は寸法に合わせるために実際使う筬に3羽あけて4本ずつ通す
織機の椅子がこの作業のために工夫されているのに感心~
単糸を選んだことを再度後悔
糸の先がクルクル絡まってやりにくい~写真は経糸の最後を輪のままセットし終わったところ
慣れないとはいえ、糸は絡むし、沢山触っているので毛羽立っている、
まして所々たるみがあるのでは絶対どこかで経糸が切れる!と覚悟するも、
そこはさすが経験豊富な先生、余計な手間をおかけしたのに、
物ともせずあれこれ工夫が出てくる・・・
やっぱりキャリアだなぁ~
巻き取り最中は夢中で写真無し
先日チェック講習に参加された I さんから伺ったように漬物石が活躍しました
1本も切れることなく、無事巻き取り終了綜絖通しは織機をたたんだまま、低く置き換えた織機用の椅子に座ってします
ここまでくれば本領発揮・・・
糸も良く知っているし、慣れてるから大丈夫
筬は25羽/寸、ちょっと細かいので、少しずつ確認しながら進めます
通し終わって結んで、ペダルのタイアップ
これは、間違えるとストレスなので、自分の慣れたやり方で・・・
私は1本のペダルに綜絖1枚、同時に2本足で織ります~
少し織って10時になり1日目終了
2日目はサクサクと問題もなく織りました
久しぶりに織ることだけ・・・
森田先生が用意してくださる食事もおいしいし、何より考えなくていいから嬉しい!
もちろん工房に着いた時から、帰りバス停まで送って下さった時まで
織のこと、今度一緒に旅するスコットランドのこと、そして人生のこと, 等々・・・
沢山しゃべって、また自分を見る、貴重な時間でした~
楽しかった~~
大変お世話になった森田先生 有難うございました
ここから学んだこと、ちょっと長くなったのでそれは次回
平織り 表・裏
先日の1日講習の日に私がリジットで織った物をお見せします~
経糸は4本引きそろえの緑と赤の細い単糸、緯糸は赤の4本引きそろえと緑の細い単糸の組み合わせの平織りです
織りあがったばかりの表と裏、どちらが表かって・・・
好きな方が表でいいですね
写真の左側は殆ど緯糸しか見えず、右側はその裏、ほとんど経糸しか見えません
洗ったら糸が膨らんで風合いも良くなり落ち着きました
色がきれいに撮れなくてちょっと残念
いつものことですが、本物の方がずっといいです
引きそろえにモヘアやループなどを混ぜるともっとふっくら、軽く出来るでしょうね
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