織り

織った布で

夏休みの終わりに、縫い物をしました。
今頃になってやっとそれにボタンホールとボタン付けをして仕上げました。
気温が下がってウールの季節になったからでしょうか?


茶色のチェックは40年くらい前にスコットランドで織った布
オーソドックスなチェックだけど、仕立てたら可愛い!

グレーのストラップは、ラムウールとモヘア
箱に入ったクレヨンみたいで、お気に入り
とっても軽くてカーディガンのように着られるジャケット

緑とチェックのベストは、ラムウールとモヘア

焦げ茶のベストは経糸緯糸とも紡いだ糸
経糸は焦げ茶の無地
緯糸は白や焦げ茶が混ざったジャコブをそのまま紡いだ凸凹の糸
経糸も緯糸も比較的甘撚りで柔らかい布

今は見本だけど、誰に着てもらえるかなぁ〜と思っています。
焦げ茶の手紡ぎはすでに教室で大人気

手織りの服地は色々ありますが、私はきちんと仕立てられる布が好きです❣️

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ベストとバッグのお仕立て

タリフのベスト用生地キットで布を織ってくださったお客さまから
お仕立てのオーダーをいただきました。

定番の形で、サイズ確認のため別布で縫った見本をお送りしました。
定番の形で、サイズ確認のため別布で縫った見本をお送りしてサイズ確認。

若干チェックの不揃いはありましたが、許容範囲❗️
脇線を後ろにずらして、背中心の剥ぎがない着丈の3倍の用尺でベストができて
まとまった布が残りました。

ベストは私が、残った布でバッグを娘が縫いました。
気に入っていただけて良かったです。

右下はこのベストシリーズの元になった母が縫ってくれたベスト。
子育ての中断から初めて紡いだ糸で織った布。
用尺が足りず肩に革を使っておしゃれ❣️ 
ちょっと寒い時に、エプロンの上からすぐ着られるし、暑くなれば脱げるし

今の時期、とても重宝します。

マフラーはもう要らないという方、ベスト生地を織ってみませんか?

詳細はwebshopの「ベスト用生地キット」をご覧ください。
このキットはラムウールではなく、もう少し太い腰がある羊毛の糸です。
型紙の販売のページにお仕立てについても書いてあります。

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1歩踏み出してください❣️

 

2日間のスピニングパーティーで、繰り返しお話ししたことがいくつかありました。
同じ思いの方がいらっしゃると思うので、お役に立てれば、、、

「織り機は手に入れたけどまだ糸をかけてないんです〜」

そうなんです。

やりたい気持ちは大きくても、初めてはまとまったパワーが必要❗️
同時にいくつものことを注意しながらするので
<大変じゃない>訳が無い‼️

教室に長く通って経験がたくさんある方でも、
自宅で初めて1人でする時はとても大変です。

大変さ覚悟で、まず1歩踏み出してください❣️

トラブルになりたくなければ、説明書を隅から隅まで何度も読みましょう。
読んで理解できなければ声に出して読んでみましょう。
耳から入る音で理解できるかもしれません。

私も文字から読み取るのが超苦手
ペラペラおしゃべりするのに文字に書くのはすごく時間がかかる

初めては苦労しても、頑張って同じことを繰り返しましょう。
同じデザイン
同じ糸(色は変えても大丈夫)
同じ本数
同じ長さ

糸や条件が変わると、ちょっとしたことが変わって
自分ができていないところが見えてきません。

お勧めは、綾織りなら4本ずつ色を変える、千鳥格子のデザイン❣️
自分がどこにいるのか分かりやすいので、迷子になり難いです。

4
本ずつ色を変えた経糸
4段ずつ色を変えて織る という条件です。

リジッド織り機なら「手織りのタータンチェック」のリジッドのページ、
4枚綜絖ならタリフのオリジナル冊子「千鳥格子のマフラーを織りましょう」を参考になさってください。
「手織りのタータンチェック」の巻末にも抜粋した内容があります。

冊子の名前からはわかり難いですが、洋式の機かけの詳細を解説しています。
特に経糸の巻き取りがスムーズにできるヒント満載

1番重要なのは自分で考えること‼️

書いてあることが絶対に良いという訳でもありませんから
何度かやってみて、自分に合ったやり方を見つけてください。

Happy Weaving

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オーバーショット織り


タリフのオリジナル冊子、オーバーショットをたくさんの方々にお買い上げいただき、ありがとうございます。
が、最近気になる事が出てきました。

元々この織りは洋書に出ているため、手織り経験を重ねた上級者が織るという物でした。

それを私が日本語にしたので、織り経験があまりない方が織ることも増えたようです。
良かったのか、混乱させる事が増えたのか⁇
この冊子は、組織をほどほど理解している、上級者向けに書いてあるので、
基本的なことは細かく説明していません。

先日も「組織が一つしか出ていない」というお問い合わせをいただきました。
キャッチと書いてありますが、端の部分と合わせて3本⁇ とか。
もしも理解できなければ「色々な綾織り」で勉強してください。

本の通り織れると嬉しいでしょう❣️
でも自分で考えた物が織れるともっともっと嬉しいです❣️❣️❣️

上達する方法
①自分で考える。
②ちょっとの手間を惜しまない。
③たくさん織って経験値をあげる。

みんなが手織りに合った思考回路を持っているとは限りません。
でも諦めずに続けていると、気が付かないうちにできてきますよ‼️

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リネンでオーバーショット ②

先日のオーバーショット

1枚織り終えて、通し直して違うデザインを織り始めました


久しぶりのオーバーショットは楽しい❣️

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リネンでオーバーショット

初めてリネンの双糸でオーバーショットを織っています

上手くいったら120cm幅の織り機にかけて
テーブルクロスをおりたいなぁ〜と思ったのですが
思いの外、細かい注意が必要なことがわかりました
教室の皆さんにも織っていただく企画を考えていたのですが
糸を変えて考えましょう〜

でも久しぶりの大きなサイズの模様は楽しかった❣️
意図しないところに出てくる模様が面白いですね
大好きなブルーミングリーフの中心に一つモチーフを入れてみました


しばらく前から美味しいネギを届けていただいている
日高のつじむら農園を見学させていただきました。

植えて間もないネギ、収穫まで数ヶ月(たくさん説明を聞いたのではっきり覚えていない😥)
ネギが育つ気温の季節以外は成長が止まるそうで、春に植えると夏まで育ち真夏にひと休み。秋にまた成長してから収穫すると、伸びる時期が2回あるから長いネギになると、楽しそうに説明してくださった。

こだわって育てているネギは
とっても美味しい🥰

タリフマーケットで販売します。
その時に必ず欲しいという方は事前にお知らせ下さい〜❣️

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リジッド織り機で講習

初めて、リジッド織り機での出張講習
手織りの服地の仕立てでお世話になっているchikunuiさんのリクエストでした

参加されたのは、お一人以外全く手織りは初めて
ご家族にコロナ感染が出たためのキャンセルされた方の代わりに
chikunuiさんも加わり、楽しい1日になりました

糸を触りながら「楽しい〜」を連発されるchikunuiさん
やって良かった❣️と、こちらも嬉しいくなります

今回は限られた時間内で、洗いまでやりたいと、使う糸を太くして
62本のミニマフラー
色選びでも盛り上がって、皆さん選んだ2色は
その方らしい〜と思うから不思議ですね

以前に織りを少しされたことがある方はやっぱり早い
時間があったので、撚り房にして洗いまでできました
他の方は持って帰ってご自分で、、、

皆さんが特に興味を持たれたのは、糸と風合いのこと
聞いてもピンとこなかった「洗うとふんわり」を見て実感されました
実際に体験すると良くわかります❣️

これが何かの始めの1っ歩になれば嬉しい‼️
皆さん自分からアクションを起こして下さい〜

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手織りの原点に戻る

随分久しぶりの投稿になってしまいました
新年のご挨拶には随分遅いですが
今年もどうぞ手織工房タリフの応援よろしくお願いいたします

知らない内に小さな不具合がいくつも溜まり、気がつけば息が苦しい‼️
というわけで、年末年始に少し長いお休みをいただきました
3年に及ぶコロナ禍の暮らしは、普段は意識していない大事な機能に影響を残していますね
実生活にはほぼ影響が無く、コロナ感染も無かった私たちでも、それは同じこと
手を動かしつつ、そんな自分と向き合う時間でした
皆さんはいかがでしょう?

心の良い呼吸を取り戻すに仕切り直しをして、自分の原点を再確認しました

私の手織りの原点は、切ってもバラバラにならないウールの服地❣️

学生時代に少し触れた手織りではこんな物か、、、程度
その後英国に語学留学中に参加した、クラフトサマースクールの手織りで出会ったツイードの糸

先生に言われるままに、20分石鹸液で揉み洗いした布を見た時の感激が、私の原動力
揉み洗い(縮絨)でもフェルト化する糸は紡毛糸
でも当時は糸のことを教えてくれる人が居なくて、自分で色々試しました
それが解って、話が通じる友人たちと出会うまで30年近くかかりました

私と同じことを考えている人が絶対に居る!と、考えて
毛糸をスコットランドから輸入して販売することまで始めました
少しずつこの糸の良い結果が広まって、魅了された方が増えています

糸についての詳細はこちらをご覧下さい

「マフラーはもう要らない」という人に試して欲しいと
ベストの布が織れるキットも作りました
ベストはウェブショップで販売しています

皆さんが皆さんらしく居られるために
私は、遠回りをしたり、道草を摘んだりしながらでも、私らしく生きたいと思います


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タリフのオリジナル冊子、そしてオーバーショット

手織工房タリフで作って販売している冊子が3種類

「千鳥格子のマフラーを織りましょう」は洋の機かけを詳しく解説
2cm間隔に釘を打った仮筬を使って、経糸を均一に短時間で巻き取れる方法です
合わせて4枚綜絖で織る綾織りの基本として千鳥格子を覚えることをお勧めしています

「色々な綾織り」は綾織りが迷わず織れるようになったら
次のステップとして、綜絖通しと綾織りの織り順を変えることで
織り出される多様な模様を紹介しています
総まとめとして掲載している綾織りの組織サンプルは
通し方9種類、織り方24種類、出てくる模様は216種類

「オーバーショット」は多分初の日本語解説❣️
4枚綜絖ながら、多くの模様を織ることができるこの技法は
手織りを始めた人がいつか織りたい憧れでしょう
教室で何度も教えながら、分かり易い道を探しました

先日オーバーショットのオンライン講習をしましたが
その辺りから、予想していなかったことが見えてきました

以前、洋書を理解できなければ織れ無い
これは他の織りを沢山された方だけが織れるような物でした

なので、組織図を書いたり、読んだり、その意味も理解できる
キャッチの意味や、糸の太さや扱いについてもある程度知っているということで
手織りの基本的なことを知っているという認識で冊子を作りました

日本で手織りをずっとされている方々はロクロ式の織り機が多いし
ペダルを踏むとその綜絖が下に降りる方が考えやすいので
この冊子は下開口の織り機で織れるように書きました

ところが、日本語でオーバーショットが織れる!と知った方々が
冊子を買ってくださっています
その方々は、4枚綜絖の卓上機が多いようで、これは上開口
たくさん織った方ならこの違いが解っても、それしか知らないと何のこと⁇
冊子に書いてある通りに織ると裏を見ながら織ることになります
段数表を書き直すように説明しても、なかなか理解できないこともあるようです

ということで、上開口の織り機用の段数表を作っています
最終確認をしますので、少しお待ちください




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6/cmの筬で11/cmの綾織りができるかの検証をしてみました

タリフで販売しているラムウールの単糸を使って服地を織る時は
インチの筬を使って28/インチで綾織りにしています
cm換算すると11/cmになります

遠方の生徒さんが単糸で服地を織りたいという希望を聞いて筬を考えました
わざわざ11/cmの筬を注文するのか⁇
使わなければこんな中途半端なものは勿体ない

ということで、6/cmの筬を使って、11/cmが可能かの検証をしてみました
6/cmの筬の6羽目を2本ではなく1本にします
こうすれば1cmに11本になります
筬通しが間違いやすくなるので、ちょっと手間ですが
結果はOKです

透かして見ると織りあがった時は、隙間の空き方が均一ではありません
でも洗ったら、均一になっています
平織りにはお勧めしませんが、綾織りなら大丈夫です

今回使ったのはアッシュフォードのテーブルルーム
本体が軽いため強い打ち込みが入り難いのですが
そう思って力づくでいれたら
幅が狭かったこともあって打ち込みが入り過ぎました

打ち込みを気にぜずに織っていたらだんだん緩くなり
また11段/cmを気をつけました
柄が違って見えますね

初めてこの糸で12/cmで幅広を服地タイプに織った時に
1m織った辺りから経糸が切れ始めたために
ずっと11/cmで織ってきたのですが、今回織りながら
今の私なら12/cmでも織れるような気がします
近いうちに試してみたい〜

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