クラフトひつじ座からタリフマーケットで販売する糸のリストが届きました。
(画像にリンクがあります。)
3月のウールマーケットは羊毛でしたが、今回は糸がメイン。 (羊毛もあります❣️)
手編み、手織りにお使いいただけます。
カタログを見て買うしかなかった糸がタリフに並びます❣️
他、カタログに出ていない糸もあります。
この中のアルパカ50という糸をタリフの新しいキットで使っています。
「アルパカ50」50g2個お買い上げの方にはブランケットツイルのテキストを販売いたします。
クラフトひつじ座の石田さんは、長い繊維業界でのお仕事と人のつながりで、
広い世界を知っている貴重な存在。
私も度々疑問の答えをいただきます。
何より手仕事の楽しさ、奥深さを伝えたい想いが熱い‼️
教える人というより、道具と材料を販売している立場だから伝えられることは一味違います❗️
15日日曜日には清野工房の清野詳子先生がひつじ座の応援に来てくださいます。
会って、話して、知らないことを見つけてください。
糸のこと
今日のお休みは玉巻き作業
キットのご注文をたくさんいただき、そのための糸巻き作業の続きで
在庫が減ってきた50gの玉巻き作業をしました。
全部で60個くらい。
巻き付けるラベルが足りなくなったので
続きは発送担当にしてもらいましょう。
積み重ねると崩れるので、クリアファイルを切って筒にして、ストックしています。
減らない色は人気が無い⁇
いえいえ、人気の色は100gをお買いくさだるので
50gが減らないということもあります‼️
色が混ざっているので、隣りにもってくる色で見え方が変わるし
織ってから洗うとふんわり布になる糸、
使ったことがない方、ぜひ一度お試しください❣️
6色セット、好評です!
好評です!
4/1(土)に販売を開始した、6色少量セット。
販売初日に全9セットを購入してくださった方がお2人!
それに続いて4セットのご注文をいただいたりと、おかげさまで順調なスタートとなりました。
人気なのは左の春らしい明るめの色合わせ。
今日は右のビオラにご注文いただきました。
セットごとにストーリーのある取り合わせ。
ぜひ、タリフの糸ってどんな糸?小物を作ってみたいけど、という方ぜひご検討ください🧶
*送料についてのご案内です*
複数セットのご購入をお考えのお客さま、3〜4セットを1袋にまとめてよければクリックポスト185円でお送りすることが可能です。お問い合わせ、または購入時の通信欄にその旨ご記入ください。
また複数セットをご希望の方で、編み図のレシピが1枚で良い場合はそちらも合わせてお知らせいただけると助かります。
その他、送料についての疑問はお気軽にお問い合わせください。
緑の栗のイガで染めてみました
夏休み前に緑の栗のイガでも濃い色が染まる話を聞き
出かけた先で、たくさん拾ってきました
濃い色にしたかったので、鉄の先媒染5%
栗のイガは糸とほぼ同量
染液の温度が上がるにつれて濃くなってきましたが
一緒に染めているのに、濃い色と中くらいの色
ずいぶん違います
右端のグリッドストンは、長〜く眠っていた工場で洗われた原毛を紡いだ糸で
ひま研さんのサフォークは、8年以上前に買って眠っていた1頭分の一部
手洗いしてドラムカーダーにかけた毛を紡いだ糸
毛の太さも似ているし、たくさんある羊毛の種類からすると、ほぼ同じタイプと思われます
どうしてサフォークが濃い色にならない?
仮説の話ですが、手洗いの方が毛が痛んでいないから
工場での洗毛は、手洗いより強い洗剤を使っているかもしれません
こんなことをbaru先生と話していたら、鉄は5%要らないかもということで
次の日、まだ使っていない染液が残っていたので
鉄媒染2%、染液を糸と同量の栗のイガの割合にして染めたのが左の2カセ
毛のことはわかりませんが、いただき物の手紡ぎ糸
この色になれば2%で充分ですね
前日のサフォーク、半分を濃い色にしたかったので、残りの染液で重ねて染めてみました
それがサフォークの中の左側の2カセ
染液が1日経って酸化したのか、赤みが強くなっただけで濃くはなりませんでした
正確なことは分かりませんが、ちょっと意外な結果でした
毛は嘘をつきませんね
もう一つ糸は嘘をつかない話
サフォークの1番右のカセ、少し短いですね
左側の糸は少し硬めの糸にしたかったので撚りが強めです
それに対して右端は少し緩め
その撚りの違いが弾力性の差に出たと考えられます
栗にもらった楽しい体験でした
価格変更のお知らせ
手織工房タリフで販売しているスコットランド直輸入の毛糸をご愛用いただきありがとうございます。
先月スコットランドから糸を輸入しましたが、糸と輸送費の高騰と急激な円安のため、仕入れ値が驚くほど高くなりました。
タリフの場合は注文した糸を1回にまとめるため、工場で準備ができた時に輸入するしかありません。今年は注文から4ヶ月半。その間にウクライナ戦争が始まり空輸の状況も厳しくなってしまいました。
- 販売価格の改定
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糸の価格と輸送費および諸経費の値上がりもあり、8月1日より下記の通り価格を改定させて頂きます。
これに伴い他の商品も新価格となります。ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。その分ご希望に沿った細かい対応をさせて頂きたく思っております。
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- 100g 1,400円 → 1,500円
- 200g 2,700円 → 2,900円
- 50g 750円 → 800円
- 15g 250円 → 据置
- 50g以下は双糸のみ、SuperSoft単糸 Cheviotは100g以上での販売です。
200g以上は1,450円/100g、キット等は糸量に合わせて上げさせていただきます。また、チェックデザインに合わせた分量でのご用意など、100g以下の上記定量以外での購入をご希望の場合は1色につき50円の追加料金をいただきます。
7月31日までにご注文いただいた分までこれまでの価格で販売いたします。
色々な毛糸
手元にある毛糸を色々集めてみました
一つ一つ、毛質や長さ、持ち味が異なる羊毛(一部獸毛)から作られている
それらを分類して見極める、そんな講習ができるかと試行錯誤中です
服地の洗い
教室がお休みに入る前にHさんが服地を織り終えられました
忙しいお仕事の都合をつけて通われています
モヘアとラムウールの2本合わせて織る軽い服地
打ち込みが難しい杉綾ですが、とても気をつけ織られました
この頃は、工房で服地を洗っています
工房の台所の流しにお湯を張って、ジャブジャブ
糸に付いている油を落として、糸を膨らませて毛を出させて絡ませて布に変化させます
間で脱水しながら洗剤で2度洗い、濯ぎは洗濯機で様子を見ながら2回
洗濯機では布端が伸びてしまわないように、時々止めて布を動かします
最後の脱水の後、布を平なところへ広げて整えて棒に巻きます
真ん中を少し引っ張り、両脇が伸びないように気をつけて、、、
しばらく置いて広げて干しました
この後プレスのために工場へ送りました
仕上がりが楽しみ❣️
Hさんのお嬢さんのマントになる予定です
教室がお休みの間に糸の比較を試しています
同じ羊毛から紡ぎ方を変えると違う性質を持った糸ができるはず。。。
でも紡ぎ技量不足ではっきりした違いができず
羊毛が持つ性質の方が強く出ています
そう、毛は嘘つかないですね
また違う課題も見えてきました
ラムウール単糸について
最近ラムウール単糸のご注文を度々いただくようになりました。
リジッドで織る時は?というお問い合わせもいただきました。
なのでこの糸についてお知らせしたいと思います。
この糸は、11.3番手(工場で示す番手)の紡毛糸で
ラムウール双糸を作るための単糸です。
双糸は元々工業ニット用にデザインされているので
甘撚りで仕上げでふっくらする風合いのための糸です。
タリフではマフラーを手織りにする目的のためにこの糸を販売しています。
単糸は、双糸にした時に良いように比較的甘い撚りです。
この糸を使って機械織りをする場合は、この糸の撚りを強くするそうです。
実際に、服地タイプを番手から計算式で推奨される密度12/cmで綾織りましたが、
1m過ぎた頃から経糸が切れ始めました。11/cm(実際には28/インチ)で織ったら切れません。
でもテンションはゆる過ぎず、張り過ぎず。
機械織りはできない布が、手織りなら可能に!
柔らかい風合いで布の腰が弱いのですが、色数が多いので、時々織っています。
新版書の表紙のタータン「オシドリ」も単糸で織りました。
この糸で織れるもう一つの要素は、綾織りだということ。
平織りの場合、常に経糸の開きが、真逆の連続ですが、
綾織りだと1本ずつずれていきます。
服地はそれなりの経験を要するので、まずははマフラーサイズからなさってくださいね
マフラーは8本/cm(4/cm筬に2本ずつ)綾織り
ちなみに、タリフで販売している
チェビオットという糸は工業用のツイードのための糸です
撚りがしっかりかかっていりので、切れ難いです
10/cm 綾織りでしっかり打ち込んで織り、しっかり洗い、縮絨、プレスをすると
テーラーにも認めてもらえる完成度が得られます
最近この糸で織った服地が洗いとプレスで違う風合いになることに気がついて
試行錯誤をしています
今日4つ目の記事です。
下の方も読んでみてください❣️
第2水曜日は編みと紡ぎのレッスン
毎月第2水曜日は、buru先生のレッスンがタリフであります
午前中は以前から続いているお2人
紡ぎレッスンを経て今はその糸での手編みを楽しんでいます
午後、場合によってはお昼前から、別のグループが紡ぎのレッスンです
昨日は、紡ぎグループが汚毛(羊から刈り取ったままの毛)を洗い方のレッスンでした
この毛は私が何年もそのまま放置していたひま研さんのサフォーク
熱めのお湯と、モノゲン入りのお湯の2度洗いで、真っ白になりました
レッスンが終わってから、buru 先生と久しぶりに手仕事や紡ぎ、羊毛、講習、などなど
楽しいおしゃべりに時間を忘れました
羊毛や紡ぎの奥深さを知ってもらうために私たちができることは何?
こんなに面白いのに、糸ができて満足!で終わってしまうのは残念です
実は手織りの結果もこの糸に大きく左右されます
今日の教室でもそんな話しをたくさんしました
糸の違いを考えずに色だけで経糸を作って巻き取りがきれいにできない、
織りあがって洗って縮めるも均一にならず、人にもあげられない、、、
織りに正しい、間違い、は無いのですが、毛と糸はなりたいようにしかならないし、
嘘はつかないので、糸の性質をちょっと考えましょう
タリフの糸を体験して下さい❣️
タリフで販売しているスコットランド製の糸は
紡績の工程でつけられる油が残っています
その糸で織ったり、編んだりしてから洗うと
油が取れて毛が広がりふんわりフェルト化するのが特徴です
短い毛を糸にしている紡毛糸の特性でもあります
その糸を洗ってみて下さい❣️
ご希望の方に無料で洗った布と織って洗っていない布をお送りします
洗っていない布をぬるま湯に浸け、手を洗う固形石鹸を塗ってもみ洗いしてみて下さい
お風呂に入るついででもいいですね
これを考えているときに、織りのことでお問い合わせいただいた方が
手編み用の糸を使っていらっしゃることがわかり、早速お送りしました
実際に洗ってみて変化が解って、良かったと知らせて下さいました
そんなんです! 百聞は一見にしかず‼️
同じ毛糸でも何が違うのだろう?と思ってくれたら嬉しいです❣️
ウェブショップやHPのお問い合わせフォームでリクエストして下さい
「手織りのタータンチェック」は9日に無事校了となり
金曜日から遅い夏休みで八ヶ岳で過ごしてきました
まだ 県を跨ぐ移動の自粛が求められているので
どこにも寄らず、誰にも会わないように食材持ち込みです
久しぶりに晴れた空に羊毛のような雲がきれいでした
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