伝統のタータンをキットに

これまで、オリジナルチェックをキットにしてきましたが
今回は、誰でもご存知のスコットランドの伝統的なタータンを
手織りのためのマフラーキットとしてリメイクしました

『厳密に言えば、もはやこれはタータンではないとい』うのが
タータン第1人者のブライアン・ウィルトン氏のコメントですが
タータン好きな日本人にとっては、タータンチェックそのものなのでしょう
オリジナルの名前で呼ぶことはできませんから
「タリフの***」と付けた名前にすることにしました

これが「タリフのロイヤルスチュワート」
チェックと白の組み合わせは
「タリフのスチュワートドレス」です
この写真は平織りです
平織りと綾織り、ベースの色を変えた4色の8種類を提案したいと考えています

平織りと綾織りのマフラーが1点ずつ織りあがり
後は色のバリエーションのサンプルを織る準備をして
糸の準備とテキスト作りを同時進行して、今月中の完成を目指しています
詳細は追ってお知らせしますね

10月14日にお知らせした教文館ナルニア国でのタータンの受注ですが
既にたくさんの応募があったと知らせて頂きました
「手織りのためのスコットランドチェック」や
オリジナル冊子の「オーバーショット」の見本を
たくさん織ってくださったHさんが少しずつ織ってくださっています
みなさんが興味を持ってくださって嬉しいです

やっぱりチェックの魔法は強力!
魔法にかけられた人が増えていますね

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近況報告

9月のスピニングパーティー以降、毎日のことに追われて
パソコンに向かうエネルギーが無いまま1日が過ぎてしまいました

9月10月は体験講習を希望された方が続き
10月は6名が次々と工房に来られました
手織りを初めてする方、少し織ったことがある方
そして最近増えているのが、手織りのベテランさん方
これから、ウールの服地(ツイード)が織りたいという希望です

初めての方にお教えするのは
この体験がうまくいかず手織りが遠のいてしまうのは残念ですから
とても緊張します
タリフの体験講習は、ただ織るだけの内容ではありませんから
経糸を作ったり、通したり、面倒と思われることも全部体験して
糸がどうやって布になるのか、その楽しみをお伝えしたいと思っています

既に手織りを経験されている方からは
私の知らないことを色々とお聞きできるのも楽しいですね

講習希望された方に合わせてお教えすることを目指しています
特に手織りを既にしている方はそれまでのやり方があるので
可能な限りそれを変えずに筋が通るように考えま
最後に「楽しかった~」と言っていただけると嬉しいですね

気温が下がって皆さんウールの創作意欲が上がっているらしく
リジット織り機などで教えていらっしゃる先生方から
綾織りデザインを平織りにリメイクするリクエストがいくつか届きました
改めて平織りで楽しむ方々の底辺の広さを思います
これまでにも増してチェックが流行っているようですね

スピニングパーティーに続き、平織りチェックに力を入れて準備を進めています
お楽しみに介護生活も長くなりましたが
最近母の状況が少しずつ変わり、一緒に過ごす時間が多くなりました
食事を食べさせてあげたり、オムツ交換も上手になりました
意志疎通がうまくいかないときは、ベッドの隣に座って讃美歌を歌っています
母が良く知っている讃美歌は時々声を出したり・・・
今までにないくらい母と見つめ合っています

仕事と、ヘルパーさん方に良くしていただいて、助けられています
やりたいこと、諦めたことはいっぱいあるけど
焦らずにできることを自分の力に合わせてしたいと思います

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タータン展 3

神戸で開催されていたタータン展が東京に来ます
場所は三鷹市美術ギャラリー 12月8日から来年2月17日まで
合わせて
たくさんのふしぎ「すてきなタータンチェック」の著者奥田実紀さんの講演会や
織り体験もあるようです

タータンのことを知る良い機会なので、お出かけくださいね

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タータン展 2

タータン展について一つ書き忘れました

この展示で私が一番興味深かったのはデザインとしてのタータンのことでした
これについては、定義が有るようで無いようで・・・と先日書きましたが
Brian Wilton が上手に説明しています
に出ているので、ここでの引用はしませんが
もう少し自分の中でかみ砕いてから書いてみたいと思います

会場で放映されているビデオがあり
彼がどうやってタータンをデザインするかを解説しています
これは2017年7月に彼のアトリエを訪ねた時の写真
機械で織ることが前提のデザインですから
私の「手織りのためのスコットランドチェック」の本で紹介した発想とは違いますが
とても参考になります

この展示でストレートに「これを見て!」のメッセージは届きませんでしたが
その分、何を拾えるか、受け取るかは見る人次第
更にタータン好きが増えると嬉しいです

もう少し余裕ができたら「オリジナルタータンマフラー」を受注することもやってみたいなぁ~と
小さな火種をしばらく守ります

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タータン展in神戸

神戸で開催されているタータン展を見に大急ぎで行ってきました
長く留守にできない介護生活で、諦めていましたが
仕事がキャンセルになったと妹が来てくれたのでトンボ帰りで行ってきました
久しぶりに遠くへお出かけも嬉しい~
秋晴れのとても気持ちの良い朝、開館時間に合わせて到着
写真OKのスポットで撮ってきました


展示の内容は事前に手に入れた図録を兼ねた詳しく書かれたと同じですが
でも本物を見るのは違います~
これまでスコットランドで色々見てきている者には少し物足りない感じはしますが
日本でタータンの展示はめったに見れません

12月から三鷹市美術ギャラリーに来ますので東京近郊の方はぜひお出かけくださいね

神戸六甲アイランドセンターの駅前のスペースでは
ハロウィーンの催しがあって、仮装した子供たちがたくさんいました
とても良い気分転換ができたので、これからも気持ちよく母と過ごせそうです

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タータン登録証明書

The Scottish Register of Tartansから登録証明書が届きました
タータンのデザインについては、話が色々あります
これまで何度か、タータンの第1人者、Brian Wiltonとやり取りをして
タータンの「定義」をさがしてきましたが・・・・
(日本人は定義づけが好きですから)
でも、どうやら彼の話もその時に変わってくるような・・・

昨年ツアーで訪ねてみんなで聞いた話は
現在はタータンのデザインに意味があり
新しいタータンを作る意味がなければ・・・
現在登録されているタータンのほとんどがただのチェック柄・・・とも言っていました

でもこの登録についてのメールのやり取りでは
意味を込めるデザインにこだわることもない・・・
えっ‼ 昨年の話は違ったの???

再度この点を確かめるためのやり取りで彼が教えてくれたのは
一見とてもシンプルに見えるタータンだけれど、調べれば調べるほど
知れば知るほど、奥深く複雑になってくるということ
Tartansという分厚い本を書いた彼がそう言うのです

タータンとチェック柄の違いは
昼と夜の境目がはっきりしていないのと同じ
昼と夜が違うように、確かな違いはあるけれど
境目ははっきりしない・・・
何が違いを感じさせるのでしょうか???
まだまだ先がありそうですそして、銀座の教文館ナルニア国(教文館の子どもの本部門)で
たくさんのふしぎ400号記念展示が開催されています
そこに「たくさんのふしぎタータン」のオリジナルマフラーが展示されています
お近くにお越しの方はぜひ本物をご覧くださいね
この企画に合わせて、オリジナルマフラーの限定5本の販売があります
ナルニア国のレジで申し込みを承ります
もちろんタリフで織らせていただきます

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ヒトハコ毛糸店

昨年10月に開催して大好評だった、「ヒトハコ毛糸店」が再びKeitoの2階でオープンします!

ヒトハコ毛糸店


10月5日6日(今日と明日!)2日間限定shopです。

いつか何か作ろうとずーっと大切にしていた糸。
色が大好きでひと玉だけ持っている糸。

こんな糸たちをあたためていた人たちが、ヒトハコにお楽しみを詰めこんでお店を開きます。

糸にまつわるエピソードも楽しいヒントになるかも知れません。

他にも羊毛や綿などの材料、道具や本、作品、レシピなどもならびます。

市販の糸もあれば手紡ぎ糸もありますよ。

タリフからはイベント要員のmakikoが参加します。
少量半端糸の量り売り、5gパックや編み物キットの販売、冊子も1冊ずつ持って行きます。

お天気が心配ですが、皆さまお買い物マイバッグを持ってお越し下さい!

<ヒトハコ毛糸店>
日時:10月5日(金)・6日(土)11時~17時
場所:Keito2階
Keito [ https://www.keito-shop.com ]
東京都台東区浅草橋3-5-4

入場料無料
主催:ヒトハコ毛糸店実行委員会


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タータンが登録されました

福音館書店から出版された「たくさんのふしぎ9月号」のオリジナルタータンが
スコットランドのタータン登記所(The Scotland register of tartans)に登録が受理されて
正真正銘、タータンになりました
Takusan no Fushigi
見本に送った切れ端も永久保存されるそうです 
タータンの定義は、有って無いような・・・
昨年、スコットランドツアーの折り、タータンの第1人者Brian Wilton に聞いた
デザインに意味が無ければ・・・というのも、絶対ではないと・・・
この話は、知れば知るほど奥が深くて、まだ全体像が見えてきませんスピニングパーティーの間ショートステイに行った母が
帰宅して体調を落としてきていて
母の締めくくりの時に寄り添っています
色々な思い出話をたくさんして、自分の人生を確かめているようです

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ご来場ありがとうございました

2日間の東京スピニングパーティーに沢山の人が来てくださいました
タリフのブースでも、多くの方にお会いして、色々なお話をしました
1年に1回会う方、ブログを見ていてくださる方、工房に来たことがある方、初めての方・・・
会う機会が少ない近所に住む従妹も来てくれました

タリフでお買いものをしてくださった方は延べ300人くらい
(今年はiPadを使ってレジをしたので、すぐ集計がでました)
2日目も冊子を手に取ってくださる方が多く
持ち帰り覚悟で追加した冊子も、かなり少なくなって帰りました

オーバーショットは織る人の憧れではありますが、簡単に織れるものではないのは確かです
でも、いつかこれが織りたいという目標を持つことは大事だし
そのために基礎からやろうという方々が多くいらしたと思います
その目標に至る道筋はみんな違うと思うので、これならできると思うことを繰り返しやってみてください
綾織り、綜絖の1と2、2と3、3と4、4と1を動かすこの4通りがしっかり入ると
色々なことがわかるようになってきます

最初は同じ糸、同じデザイン、同じことを、何度か続けてください
解らないなぁ~と感じながら織っていた人が
ある時「解った!」と自分でどんどんできるようになった人たちがいます
今回も地方の方が、「冊子を見てわからなかったけど、何度目かにあ~そうか、と解った」という話をしてくださいました
諦めずに少しずつ自分の基本を見つけてください

たくさんお話した中でやりたいと思っていること
*織る人達の交流
*毛糸の勉強会
計画ができたらお知らせするので、ご参加くださいね

沢山力をいただいた2日間でした
ありがとうございました

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たくさんの方々にお越しいただきました

昨日は、東京スピニングパーティーにたくさんの方々が来てくださいました

タリフのブースも、夕方まで人が途切れることがありませんでした

たくさんの方々とお話しできて、たくさん、たくさん力をいただきました
ブログでつながっている方々も声をかけてくださいました
いつもは一方通行ですが、こんな時は嬉しいですね
ありがとうございます

多目にと用意していた冊子が午前中にほぼ売り切れ状態
ご注文を頂く形で、オーバーショットの冊子は1日で60冊販売でした
今日、追加分を持っていきます

昨日終了後の点検で、「色々な綾織り」の見本が
1冊無くなっていることに気がつきました
販売の記録からすると、どうも間違えて販売してしまった可能性があります
お買上げ下さった方で、表紙に「見本」のシールが貼ってありましたら、お知らせくだだい
取り替えさせていただきます

今日も追加分の商品を持って行きます
会場でお待ちしています







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