久しぶりの遠出で、なんだかとっても嬉しい
ちょうど桜が満開でした 地元では見ていなかったのでこれも嬉しい!
今回の風合い工房での研修の目的は、
整経・機上げを従来からの日本のやり方でしてみるということでした
最近になって、私のやり方はデイビットから習った洋のやり方???と気が付いたからです
それと風合い工房オリジナル織機のレラ・オ・レラで織ってみたいと思っていました
持参したのはラムウールの単糸3色
デザインを決めて計算で必要量を出して大管に巻きます
往復整経で8本を同時に整経します。
今回はこのやり方がやり易いように4本ずつ色が変わるガンクラブ
まあ、初めてでは無いし、大丈夫と思ったのが間違い
やってみたら、綾が抜ける、糸が所々たるむ、自分の整経じゃぁあり得ない!
先の工程が思いやられるなぁ・・・
でも27回繰り返すので、最後は少し上手になった
綾が数カ所取れてない・・・
まあデザインがわかり易いからどうにかなるとは思ったけど少々情けない
織り幅に巻き取るための荒筬通し
実際は寸法に合わせるために実際使う筬に3羽あけて4本ずつ通す
織機の椅子がこの作業のために工夫されているのに感心~
単糸を選んだことを再度後悔
糸の先がクルクル絡まってやりにくい~
写真は経糸の最後を輪のままセットし終わったところ
慣れないとはいえ、糸は絡むし、沢山触っているので毛羽立っている、
まして所々たるみがあるのでは絶対どこかで経糸が切れる!と覚悟するも、
そこはさすが経験豊富な先生、余計な手間をおかけしたのに、
物ともせずあれこれ工夫が出てくる・・・
やっぱりキャリアだなぁ~
巻き取り最中は夢中で写真無し
先日チェック講習に参加された I さんから伺ったように漬物石が活躍しました
1本も切れることなく、無事巻き取り終了
綜絖通しは織機をたたんだまま、低く置き換えた織機用の椅子に座ってします
ここまでくれば本領発揮・・・
糸も良く知っているし、慣れてるから大丈夫
筬は25羽/寸、ちょっと細かいので、少しずつ確認しながら進めます
通し終わって結んで、ペダルのタイアップ
これは、間違えるとストレスなので、自分の慣れたやり方で・・・
私は1本のペダルに綜絖1枚、同時に2本足で織ります~
少し織って10時になり1日目終了
2日目はサクサクと問題もなく織りました
久しぶりに織ることだけ・・・
森田先生が用意してくださる食事もおいしいし、何より考えなくていいから嬉しい!
もちろん工房に着いた時から、帰りバス停まで送って下さった時まで
織のこと、今度一緒に旅するスコットランドのこと、そして人生のこと, 等々・・・
沢山しゃべって、また自分を見る、貴重な時間でした~
楽しかった~~
大変お世話になった森田先生 有難うございました
ここから学んだこと、ちょっと長くなったのでそれは次回
織り
平織り 表・裏
先日の1日講習の日に私がリジットで織った物をお見せします~
経糸は4本引きそろえの緑と赤の細い単糸、緯糸は赤の4本引きそろえと緑の細い単糸の組み合わせの平織りです
織りあがったばかりの表と裏、どちらが表かって・・・
好きな方が表でいいですね
写真の左側は殆ど緯糸しか見えず、右側はその裏、ほとんど経糸しか見えません
洗ったら糸が膨らんで風合いも良くなり落ち着きました
色がきれいに撮れなくてちょっと残念
いつものことですが、本物の方がずっといいです
引きそろえにモヘアやループなどを混ぜるともっとふっくら、軽く出来るでしょうね
カシミヤで織りました!
先日家族で食事に行き、とっても寒い日だったので父はマフラーをしたまま・・・
随分前にコリデールのグレート白を紡いでグレンチェックにしたマフラーですが
紡ぎも下手だし、洗ったり使っているうちにしっかりフェルト化
それに折山が擦り切れ始めている・・・
それで、父が帯広に歩くスキーに行っている間にこれを織りました
カシミヤを2本どりにしてグレンチェック
柄で迷わなかったし、全て頭に入っているのでサクサクと織りあがり
モミモミ、しっかり縮めブラシで起毛 とってもフワフワ~
帰宅した父にあげたら大喜びしてくれました
ちなみに帯広の歩くスキーは、全てお世話してくれる方があり
空港に迎えに来てくれて、スキーの最中は折りたたみ椅子を持参してくれているとか
その方から「だいぶくたびれているようだ」と母へ電話があったのに
本人は、「昨年より距離が伸びた・・・」ととても満足
誰が見ても年相応によたよたと、でも本人は認めず意欲だけは若者顔負け
所沢駅から羽田空港へ行くバスがあるから出かけられます~
まわりの方々に沢山、たくさん助けられております
ありがとうございます
きっと心の底で「これが最後かな・・」と思っているでしょうね
Mさんのモヘアのコート
昨年夏にMさんが織られたモヘアループの服地がコートになりました
ラムウールの双糸が縦糸、ジャパンシープさんの段染めのモヘアループが緯糸
2色を交互に使いました
ずっと前からこんなコートが欲しかったという夢をもっていたMさん
軽くて暖かくて、みんなに褒められ、とても満足されています~
これは京都でチェックデザイン講習を受けられたKさんから届いた写真
ラムウールの単糸で織られた3つ目の課題タータンタイプのチェック
ステキですねぇ~
チェックの魔法
しばらくチェックを織ることから離れていましたが
先月の札幌での展示会や、今週末の京都でのチェックデザインの講習会
そして、知り合いから頂いた注文がきっかけで
最近チェックを次々と織っています
一つ始めると、次々と織ってみたい色の組み合わせが出てきて
それらの思いがけない効果にその次がやりたくなって・・・
講習の合間に織り続けて6枚のマフラーになり
まだ続いています~
チェックデザイン講習会のテキストにも新しいものを加えて持参します~
しばらく前の生徒さん方の作品です
Kさんの同じ色の組み合わせのチェック
←2作目
↓ は第1作目(8月)
色の分量が違うと、雰囲気がかわります
緻密な織りが得意のHさんのオーバーショット
カシミヤのマフラーです
デザイン集から見つけて組織図を自分で書かれました~
次々素敵な作品が出来上がっているのですが
写真整理が追い付かない~
次々織りいものがあると、ほかのことまで手が回りませんね
手直ししたチェックデザイン
*・*・* スコットランドチェック展in札幌のお知らせ *・*・*
工房での講習を重ねる内に、色々工夫が出ています
その工夫が元になって3年前に作ったキットのチェックデザインを手直ししました
右が以前の物
左が新しいデザイン
キットを作るときはチェックを織ることに慣れない方でも間違えずに織れるように考えています
そのために4の倍数でデザインを作るので、以前の物は少し見栄えがしないと感じていました今回は織る時にわかり易いようにテキストを1つ加え、緑のボーダーを6本にしました
赤の色も、パキッとした赤から、周りの色とよく調和するタイプの赤に変えました
同じデザインで青バージョンも作りました
ペアーでいかがですか?
Webshopからご購入いただけます
ペットボトルカバーキットのご注文も頂いております 嬉しい!
「織りなら大丈夫だけれど、手編みにするには糸の油の臭いが気になるけど・・・」というお問合せを頂きました
今、油を落とすために洗ってから編んで、どの位フェルト化するか実験中です
スコットランドチェック展in札幌
2年前に札幌で開催した
『手織のためのチェックデザイン講習会』札幌で手織教室を主宰している米林先生と
苫小牧で手織グループのまとめ役をしているNさんの尽力で3日間で13人の方々が受講して下さいました
その時に「夫々がデザインしたチェックを織って見せ合いたいですねぇ」の話しが、今回の作品展につながりました
受講された方々の作品に加え、伝統的なスコットランドチェックについてデザインと歴史の紹介も致します
作品や糸などの販売も致します
お近くの方は是非お出かけ下さい~
会期中は会場にいます
「ブログを見て・・・」と是非声をかけてくださいね
後1ヶ月足らず、キットの販売もあったので、熱気ムンムンの工房です~
服地2点がジャケットに
今日は知り合いのデザイナーさんが工房に来てくれました
都内で仕事をしているYさん(男性)は母親同士が友だちで
婦人服を作っていると聞いていたので、2009年の展示会の折に初めて
私の織った服地を仕立てて頂きました
それ以来このデザインが人気です
衿にお花がつけてあり、それがとても可愛いと
このジャケット、展示すると同時に買い手が決まりました
このチェックはスコットランドチェックの代表の1つともいえるガンクラブ
元々はCoigachという名前ですが、この発音がむつかしくアメリカの銃のクラブのユニフォームに採用されて以来ガンクラブと呼ばれるようになったという歴史が有ります
このデザインでと昨年秋に1件、初夏に1件の注文がありました
織った服地は、この2点
移転などがあり、お1人は長く待っていただきました ごめんなさ~い
私の手持ちの服地で札幌での展示会用にも1着注文しました
ツイードらしい服地でドレッシーなデザインはどんな感じになるでしょう
楽しみがもう1つ増えました
明日は講習は4人、3人が新しい物を織り始めなので、私の頭はフル回転でしょう
東京は久しぶりのお湿りで植物が生き生きしてきました
暑いけど、そろそろ秋の気配ですねぇ
服地織り終わりました
7月始めに経糸のかけ方を見て頂いた服地が織り終わりました
久しぶりにチェックの服地を織りました
といっても、経、緯にグラデーションが入ってるチェックですが・・・
経糸がとてもきれいに巻き取れていたので、最後までスッキリ織れました
講習の合間に織ると、中々同じ調子で織れないことが多いのですが
この服地は細切れの時間でも、殆どばらつきが無く、仕上がりも良さそうですみなさんの織り終りに残る経糸はどのくらいでしょう?
織機によって、最後に織れずに残す経糸の長さは違いますが
私の場合、最後を輪にするため、残すのは約20cm
勿論この状態で織った最後は最良の状態では有りませんが
布の仕上げの工程では必ず端が引っ張られたりプレスの最初と最後は少々曲がったり・・・
最後の5cmが役に立ちます~
最近のみなさんの作品も楽しいです~
強撚糸に興味を持ってからこのデザインを暖めていたWさんです
片方の端を差し込んでいる部分は強撚糸を使っています
どれくらい縮んでくれるのかが、解らず心配しましたが
お湯につけたら思っていた通りになって、大喜び~8枚綜絖のWinter & Summerの組み合わせ
お友だちのリクエストで2回目の挑戦です
8枚綜絖はレバー操作で織りますが
しばらくしたら、思い出したのか、
さくさくと織り進んでいます
他は次回に・・・
昨晩から涼しい東京ですが、又暑くなるそうです
みなさま、お大切に
チェックを織りました
半年以上チェックを織っていませんでした
最後に織った服地2点はチェックのジャケット等に合わせる為の無地のスカート地
先日経糸をかけた服地が久しぶりのチェックです
でも、それを織り始める前に久しぶりに大きなチェックを織りました
太い糸のブランケットです
やっぱりチェックを織るのは楽しい!!!
随分前からこんなものを織りたいと思っていました
服地も織り始め、チェックが戻ってくるようです~昨日は講習が終わってから、アドバイザーのMさんを交えて
息子1も一緒に色々と仕事の打ち合わせ
次々と進める企画などを相談
えぇっっっ~~というほど、夏の間の仕事が沢山ありました
どこまで出来るかなぁ~
でも1ずつやりましょう!
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