2020年 の投稿一覧

モチーフ編みが進んでいます

先日半端糸でモチーフ編みを始めたと知らせてくれたKKさんから
モチーフ編みの途中まで出来た写真が届きました
気持ちの良い風に吹かれながら楽しんでいる」と添えられて
楽しさが伝わってきました
タリフの糸とは思えないほど鮮やかな作品ですね

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にわか裁縫部屋になっています

外出自粛が1ヶ月を過ぎ、
最初は自分の時間が取れる!織りたい物がたくさんあるし、、、
と思ったもののこう長くなると、張り合いが無くなりますね

何か非日常的なことを仕掛けてみようと、久しぶりに裁縫に手を出しました
殆ど例外無く、左右、上下対称のチェックを織るのですが
仕立てる時のことを余り考えずに織ってしまったリピートの大きなチェック!
タンスに場所を取っていつまでも布のままより、何か形にしたかった!
幅広で長さもタップリあるので、本を参考にマントに挑戦です

裁縫は習ってスーツなど縫ったり、子供服を縫ったくらいの経験です
前にはもっとちゃんと縫えていたのに、確実に腕は落ちています
視力が落ちて、感が鈍ってきて、それを補うだけの忍耐力も不足気味
「きれいに縫えくなった」と嘆いていた母の声が聞こえるみたい

幼い頃母が着せたいと思って作ったワンピース
実は「嫌だった」と娘は今頃になって言っています
なんだか、かわいそうなことしましたねぇ

生徒さん方から応援に送って下さったお庭のお花の写真
心が和みますね



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お隣さんが楽しんでくださいました

お向かいの家の小学生は手仕事が好きで
工房オープンのタリフマーケットの時は、何度も見に来てくれて
リジット織り機で一緒に織ってもらったことがありました

学校がずっとお休みなので、経糸が残っていたリジットをお貸ししました

楽しんだ様子を知らせてくれました



洗ってミニマフラーができたそうです
早く一緒に楽しめるようになるといいですね

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新しい織り手の元に

工房を始めた頃からずっと使ってきた織り機が
新しい織り手のところへ旅立ちました

先日新しい織り機が来て、スペース確保の為に手放すことにしました

他の織り機を真似て途中まで作られたフレームを引き取って、ホームセンター通いをして仕上げた手作りの織り機です

当時中学生だった次男がホームセンターで道具を借りて歯車部分を作ったり
ひねった金具を止めに使ったり、革ベルトを切ってロクロを吊ったり(今回新しくなりました)
知恵を絞ってお金をかけず手間をかけて、仕上げました

作った当時よりも数段腕を上げた長男が解体してメンテナンスして
随所にこだわりの工夫を入れ、新しくしたところもあります
知らない間に、タリフのネームプレートまで手作りしていました
唯一の手織工房タリフの織り機です

きっと大事にしていただけるでしょう

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絹とウールに挑戦中です

前から、絹とウールの市松を織りたいと希望されていたTWさん
工房に来られる予定でしたが、コロナのためにそれが出来ず
ご自宅で挑戦中です

初めてということで、絹は太めのタッサシルク
巻き取りはそれほど大変ではなかったそうです

洗って縮めるので細かいところは気にする必要がありません
絹と同じような色のウールを選ばれたので
洗ってシボが出てくると違いがもっと見えてくるでしょう〜
分からなくなったらすぐに電話で聞けるのが良かったそうです
そんな講習いかがですか?


私は5枚の経糸を繋いで織っていた平織りサンプルは
15枚終わったところでgive up
SHさんにお願いできることになりました
いつも本や冊子に出す織り見本を織ってくださる方です
平織りチェック集の冊子を作る予定です

なので、モヘアとウールを使った大きなチェックのコート布地を織っています
服地は柄合わせのために、打ち込みが均一になることが重要なので
無地が続くところは目印を入れて確認します

ちょっと油断するとすぐに会わなくなるので
これは6/cmなので12段2cm、その倍数でチェックします

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お家で織られた作品

MMさんから、お家で織られた作品の写真が届きました
小さなお孫さんがいる娘さん一家が近くに越してきて
楽しいやら、忙しいやら…
そんな中で、織りは自分の時間になりますね

教室では、最初にデザインを決めるため規則性がありますが
お家で残り毛糸で、思いつくまま楽しむのも良いですね


海外で命がけで働く医療従事者に感謝を伝える活動が起きていますが
タリフでも、Mが虹を手編みにしました

病院が多くあるので、工房の前を病院に通う方々が通られます

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モチーフ編みが始まっています!

最初にモチーフを編みたいと言ってくださったCMさんからの写真が届きました
今はご自宅にこもって、編み物、手紡ぎを楽しんでいらっしゃいます
写真は、手編み用のアルパカの糸に細いモヘアを添えて編んだストールと
手紡ぎしたカシミヤの糸です
細い糸が好きです(これはワッフルを織る糸になるでしょう)

一緒に届いた言葉です
久しぶり(何年もトライしていません)に、かぎ針でモチーフ編みをしてみました。
ひとつひとつの積み重ねなので、時間のある時にできる事が良いです。

そして、先日お知らせした提案に、早速リクエストをいただき
No2の糸セットをお送りしたKKさんから写真が届きました
連絡を頂いた時にモチーフの編み方の話になり、手元にあった本をお貸ししました
編みながら繋げていくモチーフ編みですね

糸は、まだ3セット残っています
やってみようかなぁ〜と思われる方、お待ちしています

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久しぶりに幅広の綾織り

平織りチェックのサンプルを15枚織ったところで
今日はちょっと気分転換に違う物を織っています

3月末に経糸がセットし終わっていた120cm幅の綾織りです
ラムウールの単糸と細いモヘアの引き揃い
お互いの良いところが出て、軽く張りがあって、ふんわりした布になります

思った様に進みませんが、でも丁寧にゆっくり織っていれば
いつか織り上がるので、慌てない!
青緑のモヘアは毛足が長く管巻きにすると最後の方で絡んで糸が出て来なかったので
清野工房のH型杼を使います
杼に巻いた緯糸が経糸を擦ることがなく、
開きが悪くても経糸を拾うことがない、優れ物です

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チャレンジしてみませんか?

外出自粛が始まって、3週間過ぎた頃から
好きなことをする時間がいっぱいあるのに、何だかつまらなくなってきました
それって、家族はいるけど、
他人との関わりがない→ 刺激がない、、、ということでしょう
こんな想いの方はいらっしゃいませんか?

そこで、このブログの読者へ、3つのチャレンジの提案です
他人と関わることで、外出自粛生活に非日常を作ることが目的です
だから、自分1人で完結ではありません
自分で考えて、決めて、苦労して、質問して
そして人のために何かアクションを起こしましょう〜

条件は
あまり日を空けずに手をつけること
 製作過程、又は完成品の写真をタリフに送って下さい
可能な範囲で、このブログの読者に紹介します

プロジェクト 1   
少量、多色のタリフの糸150g(送料込み500円)を提供します(4セット)
先日紹介した330枚のモチーフを編んだ方の記事を見た生徒さんから
編んでみたいから糸が欲しいというリクエストが届きました
サンプル編みのために自分用に持っていた少量の糸を全部出して、セットを作りました
編みかけを解いた糸や、織った後の残り糸、定量で巻いた残りなども入っています

作るものは自由です 
小さなひざ掛け程度にはなると思いますが、コースターにするモチーフを数枚でもOKです
好みでは無い色もあると思いますので、作品を作り終えて残った糸はタリフに戻してください
その残りに足りなさそうな色を追加して、次の希望者に送りたいと思います

プロジェクト 2
先日ブログでお見せしたウールと絹の市松のマフラー
これは、工房での講習に限ってお教えしようと思っていたのですが
地方の読者の方からリクエストをいただいたこともあり
苦労覚悟で挑戦したい方にこのマフラーの織り方をお教えします

洗うと縮むウールと縮まない絹糸の組み合わせです
絹糸は、慣れない人には扱いが難しいので
撚り合わせてあるタッサシルクをセットにしました
黄色味(5セット)と、白っぽい糸(2セット)と2種類あります
4/cmの筬を使用、平織りです(リジット等簡易な織り機は不可)
ウールはタリフの糸でここに出ていない色のと組み合わせても可能です
糸セットとテキスト、メール等での相談込み 4000円+送料

プロジェクト 3    (限定3名)
かぎ針で編むチェックマフラーのキット化、製作協力

2月のタリフマーケットでワークショップをしたいと思っていた物を
9月のスピニングパーティーにキットとして提案したいと思っています
決まっているのは、
1、編み方 2、タリフの糸を使うこと、 3、チェック柄にすること、4、マフラーサイズ
*ご希望の色の糸と、サンプル編みを無料で提供します
*糸の使用料計測、目数などのデザイン図、編みあがりと洗った後のサイズなどを提出
編んだ作品は、写真撮影や見本としての展示終了後に差し上げます

これらは通常のウェブショップには組み込めませんので、メールで希望をお伝え下さい

写真を送ってください
これに関係なく、読者の方々の作品の写真を短いコメントを付けてお送り下さい
このブログで紹介させていただきます
インスタグラムなどで発信していない方も挑戦してください!
人に見せるために、頑張れるのも心地良いですから!

誰もが想像しなかったこの状況は、ゆっくり時間をかけて自分を変えるチャンスです!
何か小さなアクションが、今困難な中に居る方の助けになるでしょう
1人に力は小さくても、集まれば大きな力になりますね

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布の仕上げ方の違い

縮絨するのは紡毛糸で織られた布であると書きました
では、紡毛糸で織られた布と梳毛糸で織られた布は
どんな違いがあるのでしょう


タータンの布で比較してみましょう
  * 紡毛糸の布は柔らかく、膨らみがあります
  * 梳毛糸の布は、滑らかで、張りがあります
紡毛糸で縮絨された布と言えば、代表されるのはウール毛布でしょうか
毛布は縮絨された後起毛加工されて、あの厚い布になっています
この頃は化繊の毛布が多いと思いますが、それはちょっと違いますね
梳毛糸の布で、誰でも知っているのは、学生服や紳士物のスーツに使われる
薄手で滑らか、光沢がある、擦り切れ難い布でしょう


以下、スコットランドで見学させて貰った布の仕上げ工場 (日本語では織物整理)で見聞きした事です
実際には、工場で織られた布はお湯と洗剤で洗います
紡毛糸で織られた布は、洗いの時間を長くすると縮絨が進みます
更に縮絨させる場合には、追加のもみ洗いのような工程があるそうです


梳毛糸で織られた布もお湯と洗剤で洗いますが
当然、風合いが大きく変わることはありません
工場には梳毛糸の布は、熱い、冷たい、熱い、冷たい、、、を繰り返して
布をセットする機械もありました


スパーフィニッシュという
布を厚めのクラフト紙を間に挟んで屏風畳みにして
分厚い鉄の塊に熱を加え、高温高圧のプレスをかけ
畳み直して更にもう一度プレスというのがあります
これで、薄くピカピカの梳毛糸の布になります
ウールは高温で処理するとその形状を維持する性格があるそうです


専門的には、もっと色々なことがあると思いますが
基本的なことは、布になる過程が違うということは理解していただけたでしょうか
こんな事を頭において、自分が織った布を見てみてください
どんな糸を使うかで布の風合いが決まってしまいます
次は糸に焦点を当ててみましょう

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