ひつじがつなげる仲間

今日は月1回のBaru先生の紡ぎとニットのレッスンでした

少しずつ口コミ等でひろがり
先月から本学的に午前中に紡ぎのレッスンが始まりました
レギュラーに始められたIさん、1ヶ月の間にボビン2個、一杯に単糸を紡いで来られました
きょうは、それを双糸にするレッスン
丁寧に説明されるBaru先生の話は、私は少々耳が痛い
だって、こんなにちゃんと双糸にしていない~~
だから、もうすぐ出来上がるカーディガンの糸は撚りが偏っているところが・・・

縦型のレイジーケイトもそのままでは無く、
一度真上にあげてテンションボックスを通して・・・
そんな話しを聞いていると、もっときれいな糸を作りたくなってくるなぁ~

午後からはニット、既成の糸で本を見ながら編むMさん、紡いだ糸で編んでいるTさん
中細糸を合わせて猪谷靴下を編むSさん
私は紡いだ糸で編んだカーディガンの仕上げと
次に編み始めているコリデールの手紡ぎ糸のセーターの製図をして頂いて・・・

その脇で、Iさんと見学に来れれてちょっと紡ぎ体験をされたNさんが
とても楽しそうにお喋り・・・ なんだかずっと前からのお友達みたい

始めて会っても、直ぐ打ち解けられる仲間は
ひつじがつなげてくれるのでしょか

みんなが楽しそうで、嬉しい1日でした

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チェックのバリエーション

このところ、写真に残っているチェックデザインの整理にはまっています

これはほんの一部

集めてみたら、沢山あるので、びっくりです
どれとして、同じものはありません~

昨日は遠方にお住まいの方が、4枚綜絖の基礎が覚えたいと見学に来られました
直接ご存知ではない、友達の友達のような関係の方のご紹介とか・・・
人から人へ、少しずつタリフの特徴が広まっていて、嬉しいです
有難うございます~

工房に通ってくることは頻繁にできないので
自分で『千鳥格子のマフラーを織りましょう』の冊子を教科書にして
千鳥格子をマスターして、平織りからのステップアップに挑戦されることになりました
この冊子は千鳥格子のマフラーを教材に、4枚綜絖の基本を覚えるために
最初から最後までの工程を写真をたくさん使って工程の詳細を解説しています
言わば、洋の手織りの入門編です

『綾織りの基本を覚えれば、応用は簡単』 ですよ~

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3世代大集合

久しぶりに母方の伯父が上京するというので、
姉弟4人に連れ合い、子供世代、孫世代と、29人の食事会


母が長女で89才、一番下の妹ももう80才
それぞれの連れ合いも健在という長寿の家族です~
子供のころ一緒に遊んだいとこたち、その子供たちもすっかり大人です

ずっと会っていなくても、子供の頃の顔が重なって、心は一気に全開
おじさんおばさんなのに、どうしても『ちゃん』つけの名前しか出てきません

一人一人とゆっくり話せなかったのは心残りだけど
子世代とはしっかりメールでつながり、これからも続きそう~

祖父母が大事にしていたことを受け継いだ家族のつながりを感じました
思いを形にするお膳立てを仕事をしながらしてくれたいとこのNちゃん
ありがとう

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最短記録!

急ぎの服地を1週間で織りました~
これまでの最短記録

筬かまちの真ん中辺に白く見えるのはすべり止め
どうも筬が、ガタガタして打ち込みが入らないとおもったら、
両端はきつく止めてあるのに、木がゆがみ、中央付近が浮いているようです

デザインを決めるためのサンプルつくりの方に時間がかかったかも・・・
思ったようにならなかったので、あれこれ試しましたが
結果、始めてみたら、とても織り易い!
一番難しい打ち込みをそろえることも、目いっぱい打ち込んでちょうどいい!

頑張って昨日宅配で工場へ発送、明日には戻ってくるそうです~
これも超特急の速さですね ありがたい!

工房には色々なところから集まってきた船杼が20本くらいあります

その中に、小管巻きの糸を入れ替えた時から、糸が終わるまで、
同じ調子で織れる優れものが1つだけあります

小管に糸をたくさん巻き過ぎたり、ゆるく巻いてしまったりすると
するすると糸が出て来なくて、打ち込む前に緯糸を整える手間がかかります
小さめの船杼を使うときは細めに巻くのですが、それでも最初は重たい感じ

この優れもの、小管をセットする棒の位置が
杼の厚みの真ん中より少し上になっているので
ちょっと小管が太くても下にこすることが無くていいのでしょうね

ちなみに、私は小管に、ちょっと厚めの紙を使っています
クラフト紙の封筒位の厚さで、不要になった紙等を切っています
ちょっと巻くコツをつかむまで大変なこともあるけど、
いくらでも作れるし、切れたら捨てればいい
手織りには工夫がいっぱいです工房を始める前から続けてきた身体障害者の方々への手織指導のお仕事
16年続けましたが、本日卒業しました

当初随分沢山の方々で賑やかだったのですが
近年は、利用者さん方の年齢も上がり、
3月で65才の年齢制限が導入されることになりました

手織りサークルが無くなるわけではないのですが
これからは必要な時にボランティアで支援することにしました

永い間に、沢山の事を教えて頂き、有難うございました

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オリジナルデザイン

あっという間に10日も経ってしまいました

1週間前には、以前手織り教室に通ってその後地元に戻られたOさんが
上京されて工房に寄ってくれました

私は体験講習の方もいらして、ゆっくりお話は出来なかったのですが、
当時一緒だった方々と楽しそうなお喋り、嬉しくなりました~

そしたら、次の用事があるからと帰られたOさんからこんな写真が届きました

隣に写っているのは、昨年から教室に通われているSさん

Oさんと会ったこともないはずなのに、何でこの2人???と思ったら、
Sさんが首に下げているのは前日遅くまで頑張って織りあげた緑のマフラー

そう、出会ったのはアイルランドのお祭りセント・パトリックデイの会場
アイルランドのイメージカラーが緑で、
集まる人は思い思いに緑のものを身に付けて集まるそうです

そういえば、Sさんはアイルランドが大好き、
Oさんも緑の帽子とマフラーを付けていたな~

タリフの糸で織ったチェックが結んだ出会いでした 
スコットランドチェック、バンザイ!!!この頃、物作りを生業としている仲間と会うと出る話題は、
オリジナルデザインを真似されることを危惧する思いです

より良い物にしたいと時間をかけて思考錯誤を繰り返して作り上げたものを
キットにして販売したら、買った人が作り方の流用と作品をフリマで販売されたとか、
目の前で道具の形を紙に写し取られたとか、
確かにタリフのチェックキットのマフラーを展示会で販売されたこともあります

でも、それって著作権侵害?

法的な縛りはありませんが、
他人のオリジナルの物で商売するのは確かにルール違反ですね

手芸の本は個人が楽しむために作られているので
その中に出ている作品を作って、売るのはダメでしょう
でも、その本を使って教えることはOKだそうです

では、タリフでも販売しているキットは?
個人が楽しむために販売しているので、友人に譲る程度はよいとしても
それを作品展に出して、売るというのは、遠慮して頂きたいですね

キットのデザインを参考に色を変えたり、自分なりにデザインしなおせば、
それはその方のデザインですから、堂々と販売してください

真似をされることを避けるために、
ブログにアップする画像もちょっと考えます~電話でのお問い合わせや、工房見学などの折りのご質問には
可能な範囲でお答えしますが、
教室に通われる方は講習料を頂いてお教えしているので
同じようにはお教えできません

ケチるわけではありませんが
習っている方々の権利を侵害することが無いためですから、ご理解くださいね

・・・とこの頃、仕事としての手仕事とその責任を色々考えます
写真は無いのですが、カード織講習も月に1回のペースで続いています
先生の工夫一杯の講習に、驚くことがいっぱい

解った~といい気になって、つい間違えてしまい戻れなくなって
つくづく集中力の大切さを思い知りました

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タータンチェックとチェックデザイン

殆ど誰でも見たことがあるタータンチェック
これがスコットランドのものであるということを知っている人はどの位いるでしょう
その中でも、一つ一つのデザインが登録されていることを知っている人はとても少ないと思います

タータンチェックというのは和製英語で、英語ではタータン Tartan 
これはタリフで販売しているチェックマフラーのキットの画像ですが、これはタータンでしょうか?

正確にはデザインをスコットランドのタータン登録所に認められて、タータンになります

それっぽい物でも、登録されていなければタータンではありません

だから、私が織った物はタータンタイプのチェックということです
では登録されているタータンはそのデザインに関してどのような条件がついているのでしょう?

2種類の登録条件があります

一つは登録した個人また会社等のタータンの所有者のみ使用できるもの
他の人から注文があったからと言って工場は生産して売ることはできません
元ダイアナ妃のためにデザインされたダイアナ・メモリアルタータンは
布を製品にしたもののみの販売が許され、
売上の一部がダイアナ基金に寄付されることになっています

もう一つは注文があれば工場で生産して販売しても良いというもの
布や製品として販売されているものは、この種類の登録ですね

どちらも、そのデザインを勝手に生産して販売することはできません

ご存知でしたか?

日本でも有名なスチュワートのタータンは、とても人気があり、
スチュワート・タータンもどきは沢山ありますね

例えば白地にチェック柄が入ったスチュワート・ドレス 
ドレスという名前が付いた物は、白が使われていてご婦人のドレス用のタータンです
スチュワート家といえば、スコットランド氏族の家柄、
その家族のご婦人のドレス用に作られたこのタータンは特別なもので
日本では女子高生のマフラーなどで良く見かけますが
現地スコットランドでは、一般的に目にすることは少ないと思います
(これまで意識して観察したことが無いので、次回確かめてみましょう)

そして気になるのがオリジナルデザインについてです
タリフで販売している物は、個人が手織りを楽しむための物ですから
織られたものでの御商売はご遠慮ください~

長くなりましたので続きは次回にしましょう

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松本の小さな展示会

週末にちょっと長いお休みにして、両親を連れて八ヶ岳へ行って来ました
お休み、といっても、間の1日は松本ゲストハウス東屋での作品展初日でした

私たちにとっては初めて和室に展示でしたが、パネルの準備もあって
スッキリとまとまりました

メインはスコットランドのエステートツイードの背景に関するパネル展示
日々見慣れているチェックが実はスコットランド発祥という内容です

最近新しい作品は織れていないので、マフラーのキット見本を持って行きました

この小さなスペースは作品です

今回の展示会につなげて下さったMさん、松本在住のウェブショップのお客さん
毎年夏に八ヶ岳でお会いする父の友人のご家族もお話会に来てくださり
皆さんとても熱心に聞いてくださいました

最近スコットランドが話題になることが多く、興味を持ってくださって嬉しいです~
色々な面からスコットランドの事を知って頂きたいと思っています八ヶ岳から松本まで高速を使って約1時間
塩尻のトンネルを抜けたらすごい霧でした


そして、帰宅したらスコットランドからとても悲しい知らせが届いていました

スコットランド手織コースの会場だった農場のご主人ブルースの訃報
穀物貯蔵庫で倒れているのが見つかったとのことです

この、エリザベス女王とのツーショットは昨年8月タリフショーにおいでになった時
この写真のクリスマスカードが届いたのがついこの間の事の様です
奥さんから1年程前の病気から快復、スキーが出来て良かった
というメールをもらったのはつい10日ほど前です

彼を知る人の言葉がネットに出ていました
「彼の歩んできた生涯で出会った人々全てがブルースを失ったことをとても悲しみ
ご家族、友人そして地域の人たち、彼を知る全ての人々の心に大きな穴ができてしまったでしょう」
私もまた、同じ思いです

いつも、優しく、楽しそうに、色々な人と話している姿が思い出されます

ご家族をはじめ多くの方々が哀しみにつつまれていることでしょう

遠く日本から
神様の大きな慰めが与えられますよう心からの祈りと共に
スコットランドの皆さまにお悔やみをお送ります

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色の組み合わせ

最近 よく
「色の組み合わせが難しい~」
「色の合わせ方が解らない~」という言葉を耳にします

そこでちょっと周りにある色を注意して見てみました
自然の景色では無く人が作った物・・・
例えば、あちこちで目にする看板やのぼりを歩きながら、
でも色の組み合わせの仕組みを紐解くように・・・

気が付いたのは、2色の組み合わせが多いこと それに無彩色の白や黒を加えている

例えば、
緑に少しオレンジが入っていて、白い文字
暗い青と明るい青は同じ色と認識、それに黄色
黄色の地に青と黒の文字

ちょっと目を引く看板など 色を分析してみて下さい
いいなぁ~と思わせるのは何なのか?
それを真似してみてはいかがでしょう?

チェックの色合わせも同じこと、
同じ色の濃淡に刺し色は、無難だけど 間違いのない組み合わせですね

そんなところからお試しください~時々工房を見学に来て下さる方があります
不定期に休むこともありますので、必ず事前にご連絡下さい~

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所沢 ともえ屋さん

夕方に出かけるついでに、所沢のギャラリーともえ屋さんへ寄りました
タリフの糸を気に入って頂き、素敵な作品の片隅に10色セットを置いてくださっています
今日は追加の分の納品でした

糸を買って下さったお客さんが編んだ作品を持ってきて見せてくれたのよ〜 と
嬉しそうな店主のともえさん
次々とアイデアが集まって、情報交換があって、情報嬉しいですね
私の織りも少し置いて頂いています


これはともえさんの作品
木を削って少しずつ3年位かかって仕上げたそうです
暖かい雰囲気のお雛様ですね~


全体の写真を撮り忘れてしまったのですが
ステキなオーナーのお仲間たちの作品も心が伝わるステキなものばかり
時間がなくてじっくり見れなくてちょっと残念
お雛様が沢山ありました

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小さなスコットランドチェック展in松本

松本のゲストハウス東屋のトネリコ広間にスコットランドチェックの展示を致します

領地に属しているスコットランド独特なツイードの文化がある事をご存知ですか?

毎日どこかで1度は目にするグレンチェック(写真の左下)はスコットランド発祥
そんな良く目にするチェックの持つストーリをご紹介します

会期中会場にはいられませんが、パネルで説明をお読み頂けます
初日にはお話会も致しますので、お近くの方は是非お出かけください~会場
ゲストハウス東屋
〒390-0874 長野県松本市大手4丁目5−1
☏070-1379-8080

会期 
3月8日~22日(不定休)
時間 午後~ 
  フェイスブックでは16時~となっていますが、
  間違いの様ですので、確認できたら改めてお知らせします

お話会 
3月8日(日)14:00~15:30

以下ゲストハウス東屋のフェイスブックでのお知らせです

世界中のアパレルに、これほど貢献したチェックは無いと言われるグレンチェック。ネッシーで有名なネス湖のほとり、アーカート渓谷の領主夫人が、領地のツイードとしてデザインしたのは1840年代のこと。現在、街に出れば1度は目にするこのチェックが、スコットランド発祥ということは意外と知られてはいません。このような領地に属するチェックをご紹介します。
合わせて、スコットランド製糸使用の手織りのツイード生地や、手織りのためのチェックキットなどもご用意致します。
一枚のチェックのツイード、その模様が持つスコットランドの歴史と文化の片鱗をお楽しみ下さい。

今日スコットランドから糸が入荷しました
随分長く待ってやっと注文の物が揃ったのですが
まだ来なかった色が3色
前回お知らせした W-033 の赤紫は工場からの情報に間違いがあったようで
今回は入りませんでした
まだ少しありますからしばらくしのげるでしょうか???

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