2011年 7月 の投稿一覧

楽しいお客様

講習も終わり、生徒さんが帰られるのと入れ違いに
にぎやかに3人のお客さんが糸を買いに来られた

母が病院でお世話になっている看護師さんたち
母が待ち時間の為に編み物を持って行くので
編み物大好きなひとりが母から聞いたと工房に寄ってくださった

その時の糸で編んだと見せていただきました
なんともかわいい

どこかで見た雰囲気・・・と思って
確かめてみたら
やっぱり、岩切エミさんが大好きとか

岩切さんも工房に来てくださったんですよ

きれいな色をあれこれ並べ、自分たちで好きなだけ巻いて
重さでお買い上げ

お子さんを保育園に迎えに迎えに行かなくちゃぁ~ と
のんびり色選びは出来なかったけれど
仕事と子育てと好きな事、エネルギッシュにこなす若いお母さんたち
とても嬉しい一時でした

下がっているテンション少し上がったな・・・


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頑張りすぎるものじゃない

日曜日には本当に楽しく織ったのですが
今頃になって、体が『疲れたよ~』と訴えています

気がつかない内に熱中症というニュースも良くききますね
気をつけなくっちゃ

加えてエネルギーを消耗する出来事が・・・
当然、仕事をしていたらこういうことも有る

でも、概して手仕事を愛する人たちは不条理なことはしない

強力な助っ人を得ました

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最速記録 6分8cm

昨日は、久しぶりに講習が無く、ひとりの時間
前から楽しみにしていました
先週火曜日に夜遅くまでかかって経糸を整経、巻き取りした服地
その後、講習の合間に1040本の経糸の綜絖通しと筬通しをしました
土曜日までに織れたのは、最初の30cmくらい

日曜日、10時前からから織りました

今回の服地はいつもより少し短めで5m40cmの整経
実際織るのは5m弱 その内殆どが横糸1色の杉綾で
その間に30cmほどのチェックの部分が3ヵ所


4月に同じ糸で織った後だったからか、とても楽に織れる
そこで、ちょっと時計とものさしでスピードを確かめてみました

このボビン1本織るのに約6分、織れるのは8cm 段数にすると80段余り

来客とお昼の休憩を挟んで・・・ 
午後8時前に終わった~

私の最速記録 楽しかった~~

10月の展示会にコートになってお見せできるかもしれません

*先日お知らせした奥田実紀さんから
「教室の方やブログを見て~と来て下さった方が何人もありました
 お礼をお伝え下さい~」とメールを頂きました

輪が広がってうれしいです
有難うございました~~

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色の不思議

最近体験講習にいらした2人が夫々に選んだ色がとても面白い効果を見せてくれました







このピンクは同じ糸ですが、相手によって違う色に見えますねぇ
明るさが違うように見えますが、
同じ1枚の写真なのでそこまで違わないと思います




他の1点は経糸が緑の濃淡
横に紺と黄色を入れたので、緑らしくない・・・
でもステキな深みが出た緑系 



10月に展示会を予定しています
こんな色の不思議を沢山見ていただきたいと準備を進めています~
昨年から手伝ってくれているTさんが
『オーバーチェックの色でチェックがどう変化するか』も準備中です

手織りをする方が見たら、すぐ役に立つ展示を目指しています
これから、構想をまとめ、DMを作り、もちろん販売品も準備して・・・

先日仕立てを依頼したデザイナーさんのアドバイスで
コート用の服地を織り始めました




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紳士ツイードジャケット


息子が自分で織った服地がジャケットになりました


仕立てをお願いしたのは京橋のテーラー・アスコット
タリフの糸で織った布をこちらのテーラーで仕立てた方が有ったそうで
1年くらい前に、「案内を送らせて下さい」と連絡が有りました

仕立てを頼みに行ったときに、ツイードの布見本を沢山見せてもらったというので
今日は一緒に行きました
手織りのツイード、気になるのはそのクオリティーですが
良い評価をしていただきました
量産品に対して、テーラーに依頼する方々は、布の質のみならず、
その布が持つストーリーに価値を評価されるとか・・・
***そのストーリーは任せてください***

現在の店長さんのお父様はツイードが大好きで
1990年には英国のBritish Wool Marketing Boardを訪ねられ
日本がバブルの頃、沢山のお客さんに英国のツイードの良さを紹介され
独自に研究され、資料を作られました
実際に布が貼られた資料の向こうに見えるのは
私も見慣れれている羊飼いのチェックや、グレンチェックの資料

今度、店長さんのお父様にお会いすることになりました
とっても楽しみ~~

またまたツイードが織りたくなりました!!!


その後、先日ご紹介した奥田実紀さんの
「赤毛のアンの世界 ~奥田実紀&水田彩生展~」を見てきました
プリンスエドワード島の写真はすぐ『アンの世界』を思わせる景色を捉え
また、スコットランドにも少し似ている
ハイランドの悲しい歴史の一端で、スコットランドの人々が数多くカナダに移り住んでいる
その人たちが、バグパイプやタータンをもち続け、そこから奥田実紀さんがタータンに出会い
スコットランドへと繋がって行った・・・

スコットランドや、タータンに興味が有る方にこの本はお勧めです


奥田実紀著
産業編集センター発行
スコットランド タータンチェック紀行

手織工房タリフにも置いてあります~

ちなみにこの展示会今日が初日、24日までです




収穫が沢山ある1日でした
感謝です~


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キハダ染めのご案内

5月にさくら染めをした群馬県に住む行松さんから
今度はキハダ染めの案内が届きました

絹、木綿、麻の染めサンプルも作れるというのも、たのしそう

涼しい所のようなので、夏休みのお楽しみにお出かけになりませんか?

キハダ染めのご案内
中之条町六合地区のキハダで絹を染めてみませんか?

キハダ(黄檗、黄膚、黄柏。学名 Phellodendron amurense)は、古くから生薬の黄檗として知られている植物です。薬用として、また染料として用いられてきました。
既に、六合で採取し、その樹皮をご用意しています。黄色に染まります。


場所:Kぷらんにんぐ(群馬県吾妻郡中之条町大字入山)
日時:7月21日(木)~7月31日(日)【27日(水)お休み】
   25日(月)26日(火)は個人でのお申し込みの方のみ
   他の日は、3名~5名さまのグループでお申し込み下さい。
   時間は、午前10時~2時間程度
申し込み方法:お電話でお願いします。0279-95-5571 行松まで
       お問い合わせもどうぞ。       
参加費用:絹スカーフ代(実費)+1000円
絹スカーフ
28cm×130cm    1100円
58cm×58cm    1100円
 絹ハンカチ     650円
ご自分で染めたい絹スカーフ(白)などがありましたら、お持ち頂いても結構です。
絹、木綿、麻の色見本を、別途500円で作れます。媒染剤としてミョウバン、酸化鉄、酸化銅の3種類を使用します。素材3種×(媒染剤3種+無媒染1種)=12枚の色見本ができます。(事前にお申し込み下さい。)


先日ろくろ式織機で綜絖3枚を下げて1枚上げるという記事をみて
『タイで見た織りにも、似た物がありました~』と知らせてくれました

いつか東京でも、彼女の話しを聞く会をしたいです
何度も言っていると、ほんとになるぞ~~

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さびた筬

きのうUPした写真、よく見たら筬がさびていますね~

使わなくなって長い間放置されていた物を、ずいぶん前に頂きました
私が使っている糸は油がついているので
織っている間に、段々きれいになってきます~


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スウィーディッシュ・レースと織機

中学2年で初めて手織りをしたのはろくろ式の織機でした

ろくろ式は踏んだペダルにつながれた綜絖が下がり、その反対が上がります
何もしないと経糸は織機の前後をつなぐ位置にあり
ペダルを踏むと経糸が上下に開くことから、両開口

それに対し、ジャッキ式、天秤式といわれるものは
ペダルを踏んでいない時、経糸は下にあり
踏んだペダルに繋がっている綜絖が上がる上開口

バランスを取りながら綜絖が動く ろくろ式の織機では
綜絖1枚下、3枚上の開きがあるスウィーディッシュ・レースは織れないと思っていました

それが、2.3年前にろくろ式でも1:3と開くものも織れることを聞き、試してみました

今回が2回目、新発見が有りました

綜絖4枚の内1枚だけを下げた開き
開きが少なく、3段になるので経糸をすくいそう・・・


それに対し、綜絖3枚を下げた開き
大きく開いてとても織りやすい

私は綾織りの時も綜絖1枚を1本のペダルにつなげているので
3枚を下げる時は2本の足で3本のペダルを踏む事になる
でも、とっても織りやすい
お試し下さい~

工房が狭く、手織り講習が出来るのは1度に2人まで
その範囲で講習の予約を受けていますが
7月は体験希望者が3人、
織機のやりくりをして、毎日にぎやかな工房です~




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模紗織りストール

工房で初めて綿糸で織ったWさんの作品が出来上がりました

レースの部分をアップで
手織りの本の中にこれを見つけて、
工房には綿糸がありませんから、その為に綿糸を購入して・・・
張りが有る、シルキーコットンの糸なので
打ち込みが結構大変でした

先日受けた半幅帯の講習をきっかけに、
少しずつみんなの興味が他の素材に向き始めました

今日は着付けグループの仲間に入れてもらって
目黒区にある民芸館にいきました
着付けの先生Kさんとグループの若手Tさんが着物で参加
暑さに頭が働かず2人の写真を撮り忘れてしまいました
残念!
Tさんはとても可愛かったし、
Kさんはとっても自然に着ている~

民芸館の特別展は 芹沢銈介と柳悦孝-染と織のしごと-
民芸の草分けとして良くお目にかかるお名前、
でもまだちゃんと作品を見たことがなく・・・

どれも、身に着けてみたくなる様な温かみが有ります

花織 浮織、吉野格子・・・
絹が主でも、ウールでも出来そうな組織を見つけては
『これできるかしら~』とみんなでわいわい楽しんできました

皆さんに『先生これ織れますか~?』と聞かれますが
自分でもしたことが無い
これから一緒に勉強です!!


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工房の日よけ

今年の夏は日本中が節電です
工房は奥に窓が無いので、風が全く通りません
道に面した大きな窓は午後から陽が沢山差し込んで暑くなります~
前から日焼け防止の為にスクリーンを使っていました

でも、窓に陽がじかに当たると部屋の中の気温が上がるので
今年は、日よけに外の幌から布を下げる事にしました

娘の言葉がきっかけでした~
『昔の店先に屋号が入った大きな布が張ってあるでしょう・・・
 あんなの作ったら?』

私が縫った布に、今日娘が屋号を書いてくれました

パソコンで打ち出した文字を下書きにして
耐水性があるポスターカラーで・・・ 上手にするものですね

曇りの予報だったのに陽が差してきて
出来上がった日よけを早速かけました

これで工房の中が見えなくても
外から見て、分かりますねぇ

度々中断したり、眠くなって思ったほど織れない日が続いています
                 (これっていつもの事!!!)
今日一つ終わり、明日から次にかかります~



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