2011年 の投稿一覧

スコットランドからのお客様

スコットランド北東部の街タリフの郊外にあるファームハウスを会場に
日本人のための手織りコースを始めたのが10年前
その当時高校生だったファームハウスのお嬢さんがすっかり成長して
アジアとオーストラリアを廻る5ヶ月半の旅の最後に日本に来ました

こちらからスコットランドへは何人もが行って沢山楽しい思い出をもらっているのに
あちらから来てくれたのは初めてです

初めて来たというのに、一緒に来たボーイフレンドがかなり旅慣れているようで
東京の入り組んだ鉄道も、簡単な説明で自分たちで乗りこなし
行ってみたい所、見たい物、すごい行動力
電車や駅名がアルファベットで書いてあるので、余り困らないそうです


日曜日の夕食に来た2人

隣の両親も加わって、私たちにとっても久しぶりの天ぷらを喜んでくれました
お箸も上手・・・
彼が一番気に入ったのは、母が作ったぶりが入った〝ぬた” 
一度タリフを訪れた事がある父は、その当時を色々思い出したようで
昔の話しをあれこれ 楽しみました
ちょっとした変化になって良かったね

彼が牛肉関係の仕事をしているというので、夕食後
11時まで営業している地元スーパーの食料品売り場を見に行きました

昨日京都へ行って、今日白馬へ移動してスキーを楽しみ
金曜に東京に戻って、帰国前日は4時半から築地の魚市場を見学
その後、ディズニーランドへ行って、我が家で一泊
次の朝早く家を出て帰国の途に尽きます

1週間の滞在にしては随分盛りだくさん
短時間行っただけの秋葉原で、
機械の操作もわからないままプリクラを大はしゃぎで撮ってきました

あぁ~ 考えるだけでもくたびれそう・・・
日本人が面白いだろうと思うところと彼らが見たい所は違いますね
若者らしい思い出を沢山持って帰るでしょう

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工業用コーン巻き機

日曜日に届いた工業用コーン巻き機です



















これまで、アメリカ製の家庭用コーン巻き機で少しずつ
切れないように、モーターが熱くなりすぎないように、
と細心の注意を伴う作業でした

これからは、巻く時間も早く糸切れが無いものが巻けるので
単糸も扱いを増やす事ができます

この機械を扱うのは、何でも器用にこなす息子です
多少の不具合は電話で教えてもらって自分で調整しました
課題はまだまだ沢山残っていますが、
この糸が好きだから、他の方々にも使って欲しい』という
この糸を販売する一番の目的を忘れずに頑張るぞ

(単糸をご注文の皆様一つ前の記事もご覧くださいね)


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お待たせしております

今年の計画その2・・・と書きたいところですが
最後の詰めが自分の中で確定できず、というか公表してしまっていいのか???
そんなに大それた事ではありません

それより例に漏れず、糸の輸入に悪戦苦闘しております
11月に注文を頂いた単糸もまだ届いておりません~
在庫切れの色が少しあるものの、一応発送の準備は出来ているようですが・・・
書類がまだそろえられないようです

なんせ、とても面倒な注文主なのです
通常は工場相手の1色50kg 100gの世界で
何と80近い種類と夫々に分量が違う注文を出すので
書類のページ数も大変
それはわかるのですが、せめてもう少し手早く仕事をして欲しいなぁ

ネットの通販だと次の日に届いて当たり前の世の中ですが
そういかないのが英国流です

そんな対応にエネルギーを取られてしまい
写真をUpするのも忘れています~

そんな時ですが、今週末からスコットランド手織りコースでお世話になった
ファームハウスのお嬢さんが来日します
短い滞在ですが、異文化の何かを感じてもらえればうれしいです


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何だかなぁ~

最近のブログを読んで、何だか端切れが悪いねぇ~と友だちが電話をくれた
そうなんです
うろうろしています

いつも、これ!!というのがあってそれに向かって爆走してきたような気がします
でも、歳の変わり目か・・・
子育てがもう少しの所まで来たからか・・・
仕事も夢中でして来たのが、転換期に差し掛かって
素人考えだけでは足りなくなってきている実感があるからか・・・

なんとも、定まらない時を過ごしています

今日は昔の手紙をびりびり破いて過去をすこし過ぎ去らせることが出来ました
過去に沢山助けて頂いた方々の顔が浮かび
ご無沙汰してしまった反省しきり
精一杯生きてきたと思っているけれど、生かされてきたのですね

それにしても《ひと仕事ひと片付け》は大事ですね
多分4・5年ぶりの大方付け(ガラクタの処分)です
溜まった埃と一緒に重たかった過去も少なくなり、軽くなった~

きつつきさんが石川県小松市までコーン巻き機を取りに行ってくれました
明日こちらに届きます

さあ それを楽しみにもう寝なくちゃね

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今年の計画 その3 手織り作家

その3を先に書きます~
その2はまだちょっと先にしたい

今年の計画、その3
手織りのためのチェックデザイン講習会を始めて2年
6回、40人ほどの方々が講習をうけられました

講習会の度に講習内容や資料を見直し、訂正や追加してきました
1回目が終わった時からそのテキストを本にまとめてみたいという思いを暖めています
とはいえ、言葉の説明だけでなく織ったもので裏付けしたいと思うと
その作業はとても大変

色の組み合わせは殆ど感覚的に決めてきているので
それをセオリーに組み合わせて考えるのは私にはとても難しい
それにサンプルを織っていると、自分で織りたい服地などが織れない・・・

状況が整い、しばらく前から時々工房を手伝ってくれているT さんを巻き込んで
サンプルを織り始めました
今年秋の作品展で「沢山のチェックを紹介する」をとりあえずの目標に
《チェックデザインの本》に向けて動き始めました

Tさんは私とまた違う側面を持っていて色使いが面白い
スコットランドの先生、Davidのデザイン集も含め
多分他には無い本になると思う
もう少し基礎固めが出来たら、専門家の意見を聞いてみたい

自宅にコーン巻き機を入れるために長い間手をつけずに溜まっていた物を片付けています
色々辛かった過去に手をつけれずに時が過ぎていた物
子供たちが夫々に確かな自分が形になりつつあり
手織りを通じて多くの方々との輪が広がって自信を沢山もらって
笑って過去を話す事ができるようになって、物を捨て身軽になれそうです

工房での講習日を調整して、随分久しぶりに自宅で過ごしています
好きな《手仕事をする》ことは出来ないけどね
前に進むために必要な時間・・・
スリムに暮らすために1ヶ月くらい欲しいなぁ


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今年の計画 その1 糸屋

ず~と暖めてきた事が、とうとう現実になります
と言うわけで年間計画の発表が今頃になってしまいました

スコットランドから糸の輸入・販売を始めて5年がたちました
始めはラムウールの双糸をマフラー用に販売を始めましたが
洗うとやわらかく変化して布になることと、色数が多いことで
少しずつ販売量が増えました

その内に服地用の糸が欲しいという声が聞こえてくるようになり
単糸の注文を受けて輸入すると言う事を始めて3年が経ちました

単糸の販売を始めて難しいのが糸巻きの作業です
初回は手巻きのコーン巻きで、2年目はアメリカ製の電動コーン巻きを買いました
それでも、まわし続けるとモーターが熱くなり、
スピニングパーティーで出会ったきつつき工房さんに相談したのが1昨年末

近々中古の工業用コーン巻き機が届く事になりました

ずっと前に吉祥寺のアブリルさんで見て、糸の販売を始めた時からの夢でした
きつつき工房さんが石川県小松まで取りに行ってくださいます

さて、どこに置こう
糸をストックしているロフトには入れられないので
とりあえず居間に入れて様子を見て考えようと思います
工房は狭くて織機を減らさないと入れられない
といって引っ越せる手ごろな場所もない
(目の前のポストが捨てがたい立地条件だったりして・・・)

このコーン巻き導入でこれまでの糸の販売と少し形態を変える事になります
一番コストがかかるのが手作業の部分ですから
それを機械にしてもらってなるべく安くお手元に届けられるように考えたいと思います
もちろん単糸の販売もやりやすくなります

それやこれやとこれまでと少し変えていくべきところがはっきりしてきて
素人上がりの糸販売ではなく、プロの糸屋としてやって行かれるか???

チェックデザインに関することも考えていて
飛躍の年になるのでしょうか?



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雪だ~

週末には度々の天気予報での警告にもかかわらず殆ど降らなかった雪

今晩は東京でも本格的な雪になりました
雪国の方々には申し訳ない・・・けど、
「雪だいすき」な娘は夕食後早速愛犬をお供に外に飛び出していきました
なぜか雪が降る夜は車の音も聞こえず、静かですね

虫に食べられちゃったからとお直しを頼まれた帽子

たくさんある色を使ってこんなカラフルな帽子を編んでみたいですね~

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ちょっと休みボケ

ブログの投稿が出来ないで時が過ぎているのですが
工房では毎日何かしら新しい出来事も有るし
人が出たり入ったり、充実しています

書きたいと思うことは多々有るものの
ちょっと気力が続かずこのような事に・・・・・

今日は祝日で、毎週金曜日の仕事も工房もお休み
ずっと休み無しみたいな状況が続いていたので
雪が降るし、家で何もせず、時間が過ぎました

昼寝したい~と思っているのに昼寝もせず
片付けるぞ~ と言っていたのに、たいした片づけもせず
インターネットであれこれ見て、帳簿の整理をちょっとして
編み物をちょっとして、残り物で食事を済ませ
簡単に洗い物・・・ 
これでもちゃんと1日過ぎますね

何もしない休日が、実は一番贅沢かも

3月始めにスコットランドからお客さまを迎える事になり、とっても楽しみ!

たくさんの日本人に良い思いでを沢山いただいた恩を少し返したい

受けた恩を返したいと思うのは日本人だからだろうか?



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新しい挑戦(手作りネクタイ)

今日は久しぶりに遠くへ出かけました

行き先は鎌倉
ネットで見つけた手作りネクタイを教えてくれるタイ工房へ自分で織った布をもって行きました

布は最近試しに織ったチェビオットとスーパーソフトの組み合わせ

正バイヤスに気をつけて布を断ちます

その後は、両方の剣先を手縫いで仕上げ

芯地を乗せて、仕上げていきます

スコットランドでよく見たツイードのネクタイが出来ました
ちょっと厚地な気がするけど、帰って早速息子が試してくれました

まだ改善の余地ありだと思いますが、久しぶりの針仕事は楽しかった
先生はとても親切に教えてくださり、物作りの楽しさを共有しました

その後、前から一度訪ねたいと思っていたペレンデールさんへ
スピニングパーティーでご一緒したことが有りながら、お話したことが有りませんでした
baruさんから聞いたり、ひま研さんのフリースを扱っていらっしゃる事など
お仕事とお人柄に少々興味有り・・・
期待を裏切らない、ステキな方でした
羊毛も話しをいろいろ、楽しかった~

その後ずっと会っていなかった同級生を訪ね、久しぶりのお喋り
留守番組みは自分たちで食事を作って夕食を済ませ・・・

久しぶりの楽しい充電だった




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増強されたチェックの魔力

この週末29日と30日のチェクデザイン講習会が無事終了しました
当然ですが、毎回集まってくださった方々で作り出す雰囲気や皆さんの興味が違い
その時々にとても有意義な講習会が出来ます
その時々に、教える側の私自身新しい発見がとてもうれしいものです

今回は関西方面から2人、関東1人、近くの方2人の計5人での講習会でした

直接チェックデザインとは関わりが有りませんが
30年以上前に体験して、このタイプの織のとりこになり、ずっとこだわってきた毛糸の話しから始まり、最初の半日はこの教材のサンプリングです

話しを聞いてわかっても、忘れてしまったり、すぐ理解出来ない事が多くあるという
自分の体験から、可能な限りの実物のサンプルを持って帰っていただくことを大事にしています

そして2日間で3つのタイプのチェックのデザインの仕方を講習していきます
実物を交え、その違いなど自分で確かめ・・・
夫々のオリジナルデザインが目的で、個別に相談しながら説明したり・・・
話しながら、どの道を通ったらその方が理解できるか・・・
フル回転の脳が充実感を感じるときですね
経験値が生かされているだけのようなものですが。
今回は、チェックデザインの事だけでなく、
手織り全般の事をあれこれ情報交換することがたくさん有りました。

土曜日の講習が終わってからの時間に企画したスライドショー
講習の参加者2人が残られ、他に5人来てくださってこじんまりとした会でした

前回来られなかった父が来てくれました
色々な感想が出て、又スコットランドのことをたくさん話す機会になって楽しかった

2日目のタータンタイプのデザインが思ったより早く出来上がり、
3時に終了、記念に集合写真を撮ってもらって解散となりました

いつかみんなが織ったものが見たいという希望が多く
機会を作って、これまでの参加者の方々合わせて自分の作品を見せ合う会をしたいと思う
チェックの魔法かけ、大成功!

この1週間に英国から訃報が2件入った
寂しくなるなぁ~


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