2012年 の投稿一覧

単糸の経糸について

最近チェビオットの経糸を巻き取るのがとても大変だったという話しを2人から聞きました
タリフの糸は油が付いていて毛羽立ちを抑えてあるので
とても扱いやすく、双糸は経糸の巻き取りも殆どトラブル有りません

そのつもりで単糸を扱うとちょっと大変だったのかもしれません
単糸は工場でコーンに巻き上げた後で程ほどの撚り止めはしてあるのですが
それでも、糸を緩めると、クルクル回ります

今日丁度服地の経糸を織機にかけ始めました

経糸を織機にセットする作業を簡単にする秘訣は
きれいな経糸を作る(整経) ⇒ それを崩さずきれいなまま織機にかけるの2点です

写真の経糸は960本織り幅86cm
糸が細いので、整経台には沢山かけられるのですが、全体を5つにわけて
約200本ずつの束にして、夫々に500mlのペットボトルを重しにします
クルクルなって巻き取り難いのはこのようにテンションをあげて引っ張ると解消します

経糸の本数が多くなって、複数を同時に引いて整経される方も有ると思いますが
大管などを使う場合も、均一な張り具合で扱えないようなら
手間でも1本ずつ整経するときれいに出来ます

経糸がきれいに巻き取れると、服地の出来上がりもスッキリしています
勿論織る時のトラブルも有りません

これらの糸は工業用で、機械で加工するためのものです
それが度々切れるような事が有れば、扱いがちょっと合っていないかもです
1本では弱くても束ではかなり強いので、工夫してみてください
これに関しての問合せにもお答えいたします~

明日、巻き取りをして、どこまで綜絖通しができるでしょう・・・

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えびときゅうり 2

先日煮た海老ときゅうりは、
実は週末に両親を連れて八ヶ岳へ行くために両親向けに作った物でした

効果抜群、少々食欲が落ち気味?? 嘘でしょ~ 
2人ともよく食べました
毎日2人だけで顔を突き合わせて食べているのと違い
人数も多く、目先が変わるだけで、食欲がでたみたいです

そこで、この海老ときゅうりの話しがでました
そもそもの始まりは、やっぱり土佐出身の祖母から伝えられたそうで
庭で大きくなったきゅうりが沢山取れたときに川海老と一緒に煮たとか
川海老が無いから、海老を使いました
これはアルゼンチン産解凍生食用、これがお安い時にします~

という訳で、年寄りサービスの週末でした
一緒に過ごしてみて、思うこと多々、
父から若い時の話しが出て良かった~

平日昼間の帰りのドライブはとても快適でした
車中から今まで見たことがない様な富士山を見ました
富士山の下に断層が見つかったというけれど、将来この形も変わってしまうのでしょうか?


さあ仕事モードにスイッチを入れましょう
ウェブショップへボチボチとご注文を頂き、有難うございます
これから秋に発売できるように織りやニットのキットの準備に入ります~

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えびときゅうり

珍しく料理の話題です



夏はきゅうりがとても安く、手に入りやすくなります
普通きゅうりは生で食べ、煮ることはないと思いますが
海老のだしで青シソと煮たきゅうりは美味しいです

作り方
海老(有れば小さくても有頭海老)を砂糖と醤油に少し水を入れてさっと煮る
煮すぎると硬くなるので、火が通ったら取り出し
輪切りにしたきゅうり、その上からざく切りにした青じそを散らして
10分くらい煮ます 煮すぎるときゅうりが崩れるので少し歯ごたえが残るくらい
えびを食べるのにどうしても手が汚れますが
食欲が無い時にあっさりとして、また暑い時に冷たいきゅうりがおいしいです

お試し下さい~

家庭を持つ前、これは年寄りが食べる物と思っていましたが
それを美味しいと思うような歳になったということでしょうか・・・

偶然BSで英国関係の番組を見ました
杏の英国ロイヤル物語~エリザベス・ダイアナ・キャサリン 愛に生きたプリンセス~
途中タータンチェックの話しが詳しく紹介されていました
興味深かったです
再放送ないかなぁ~

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最近の作品2

糸が細くても大丈夫、Hさんのスウィーディッシュレース

細いので織るのに時間がかかるのですが
1日で織り上げました
凄い、集中力です~Iさんの綿糸の作品

平織りですが、経糸、緯糸とも太さが違い効果が面白い
先日組織サンプルを織られたYさんの1つを使わせてもらいました
バックに仕立てられます~
そして息子さんのジャケット地を織っていたWさんが織り終りました


この時を楽しみに、頑張って織られました
5mの経糸をかけて
織り上がり4.5m
工場に仕上げに出して、紳士ジャケットの用尺4mに充分足りますね

洗い、縮絨、高圧高温のプレスの加工でテーラーのツイード地に劣らない服地になります~

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ロンドンの子供たちから被災地の子供たちへ

スコットランド手織コースでお世話になった農場の奥さんケイトの尽力で
今年4月 東日本大震災の被災地の子供たちへ、
ロンドンの小学校からメッセージカードが届きました


震災の時に日本滞在中だった娘のリサから様子を聞いて支援の申し出をしてくれました

リサの友人が先生をしている
ロンドンの小学校の子供たちが書いてくれました
英国では小学7年生(日本の6年生)で日本のことを勉強します
そして昨年は震災や津波のことを勉強したそうです

時間が経ってしまったために、現地の小学校へ伺い交流するというような支援は返って迷惑、
その時期は過ぎていました

でも、一生懸命書いてくれた子供たちの心を無にすることは出来ないと
唯一手織工房タリフのお客さんで被災されたIさんのお父様が
学校へ届けてくださることになりました

どのカードも書いた子供らしさがよくわかって、一生懸命さが伝わってきます
文章が書かれているものは、活字にした英文と日本語をつけました
インターネットで英文を翻訳して、一生懸命真似をして書いてくれた物もありました

受け入れて下さる方や学校に負担にならないように
掲示板にでも張って頂きたいとカードを厚紙に貼って飾りました




家族やタリフのスタッフの力をかりてこの作業をして、今日発送しました

見えない形での支援も頂き、感謝です
震災直後、願いつつも何も出来ずに固まってしまったので
何かさせて頂けて少し嬉しい

これからロンドンオリンピック、テレビで英国関係の番組も多く
子供たちが何か興味をもってもらえるといいなぁ~

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最近の作品

長い経糸を織機にかけて順番に織ったブランケット
この写真はAさんのもの


緯糸は夫々違うので、同じ経糸でも雰囲気が変わります
1人分経糸2mで1日で終わらない方が多い中、Aさんは朝始めて3時ごろには織り終わりました
幅広の織が楽しそうでした

これはMさんの作品
ウールの色々な糸をあわせました
レースのような風合いです

もう一人のMさんは8枚綜絖で2重織り


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Oさんの送別会

来週水曜日に函館のご実家に帰ることが決まったOさんの送別会を工房でしました

楽しそうな皆さんですがモザイクがけで失礼!

工房が広くなったことで、生徒さんが顔を合わせる機会が多くなり
その分みんな仲良くなりました
Oさんが清瀬在住中の1年半に熱心に通って下さった障害者福祉センターにきている
Kさんのご主人も参加され、話題様々楽しかったです~



Oさんが最後に取り組んだ
オーバーショットです
時間がかかり、集中力が必要な織りですが根気良くきれいに織り上げられました函館でタリフの糸を紹介したいと熱心に話されました
この工房の小さな人の輪が、離れた地で広がるでしょう

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ラグを織りました

久しぶりに独りで織りを楽しみました
それも、かれこれ40年足らず、好きでは無いから絶対しないと思っていたし
人にもそう話していたラグです

経糸が見えないように織るラグ

学生時代、手織を少し習った時にこのタイプを織って楽しめなかったのは経糸が見えず、緯糸だけで出す表情だからと思っていました

好きなのはのは綾織りで、経糸と緯糸の同じ密度・・・
ず~とウールの服地が好きです~~

でも不思議な成り行きでラグを織ってみたいと思うようになりました

時々机上講習にみえるWさんが、他の先生に習って・・・と
見せてくださったサンプルが始まりのようですが、
それが面白い!と思える下地は出来ていたようです

絶対自分では織らないと思っていたのに
何が変わったのでしょうね

年齢のせいか、それとも沢山チェックや服地を織って満足してきたのか・・・
(まだまだ服地は沢山織りたいですが)



織り上げて機から外しました

楽しかった~~
楽しめた自分が嬉しいですね

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ニットと紡ぎ

昨日は午後から月1回のBaru先生のニットの日でした
手織教室の生徒さんとニットクラスの常連のSさん、合わせて7人集まりました
(写真を撮るのも忘れて、編んでいました~)

工房に置いてあった中古の紡毛機を自宅へ持ち帰る為に紡ぎに集中するWさん
途中から紡いだ糸で挑戦している2足めのソックスを編んでいました
午前中は服地を織られました~

ずっと前にしただけのスピンドルに再挑戦したいと来られたHさん
織る時の集中力と同じでコンスタントにクルクルと・・・
きれいな糸が70gほど紡げました

本を見ながらかぎ針でレースのベストを編むMさん
靴下を編みたいと参加されたAさん
太い糸で編みこみのペットボトルカバーに挑戦したOさん

そして何時も珍しい編み方に挑戦のSさん
私は随分前から編んでいるかのんはぎのベストのVネックの減らしに挑戦
糸が足りない、ゲージが変わった、と何度も解いたり編んだり・・・

昨日の写真は無くて・・・
 (これは先月の写真)熱気ムンムンの工房でした~

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始めて織る服地

3月末から工房に通う生徒さん二人が初めての服地を織っています


最初は6月末に郷里の函館に帰る予定の
Oさん (下に移っているグリーン系)

かなり頑張って5.5mを織りあげました
1日に1m近く織った日も・・・
 ~これは私のスピードです~

工場での洗い・縮絨・プレスが済み、
布の完成度が上がりました

今織機にかかっている黒系はWさん
息子さんの結婚のお祝いのジャケット地です
初めての服地は、打ち込みが安定しにくい為に千鳥格子をお勧めしています
経糸に3色使っているので、服地になると深みのある色になります~今日は友人がとても嬉しいお客様を2人工房に連れてきてくださいました

2009年秋の作品展でこのジャケットを買ってくださったIさん
Iさんを紹介してくれたTさんとIさんの友人もう一人のIさん

3人であれこれ、お喋りが尽きない・・・
これがきれい、これ似合うわよ~と
興味はチェックや、梳毛糸・紡毛糸のことへ
あっという間に2時間過ぎました~
あ~~楽しかった同じ様なジャケットが欲しいと服地の注文を頂きました
丁度服地が織りたいと思っていたので、もっとやりたくなりました

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