2013年 8月 の投稿一覧

涼しかった~

1週間の夏休みを八ヶ岳で過ごしてきました
海抜1092m(息子がスマホ?に入れたアプリで調べた)は朝晩寒いくらい
秋の気配が感じられます  ゆっくり寝てきました~

この夏休みの一番のイベントは、これ!

毎年恒例になった山岳部OBの仲間のバーベキューパーティー
今年は参加者38人(内子供4人) 車12台、庭に張ったテント14張り

久しぶりにゆっくりお会いする方々と沢山話しをして
皆さんが楽しんでくださった様子に大満足

夏休みをその時期に合わせたので、少しゆっくりしてきました

ネット環境が無いため、この間に頂いたご注文は対応に時間がかかり申し訳ありません
一足先に帰宅した息子が今日発送致しました

来週の東京スピニングパーティーに向けて準備に入ります~

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苫小牧からのお知らせ

苫小牧の友人から作品展のお知らせが届きました
作品展に合わせて、手織体験ができる、とても楽しそうな企画です
近かったら行きたいし、こんなことが出来たらいいなぁ~といつも思います

詳細はポスターをご覧ください

この『ゆのみの会』簡易な織機を使っていた皆さんがそろって4枚綜絖の卓上機を購入され
とても熱心に手織りを楽しんでいらっしゃいます

お近くの方、ぜひお出かけくださいネ~

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スコットランドボーダーへ

スコットランド南部、イングランドと接している地方はスコットランドボーダーと呼ばれています
この地域にツイード川が流れ、毛織物産業が発展したところでもあります

ルイス島から本島に戻り、インバネスを通ってこのボーダー目指して南下しました
途中、やっぱりネス湖は外せません

同行者が湖面まで下りて撮ったンネス湖です
インバネスのB&Bの奥さんが『ウィスキーを飲まないとネッシーに会えないよ~』と教えてくれました

前と変わらず、歴史の流れを見続けてきた風格を感じさせるところです
ビジターセンターに新しくシアターが併設され、歴史を映像で見せてくれます


幹線に入り、高速をひた走って・・・ その日の宿はエジンバラの南の小さな街です

都会の高速道路はどこも同じ、知らないとわかりにくいのですが、エジンバラを抜ける道は空港のサインを追って進みます
日曜日に空いているニューラナークへ
ここに流れる川を利用して織物工場が作られました
急速に発展した織物産業、劣悪環境で働き暮らす人々のために、ロバート・オーエンという人が、お店、学校などを作ってコミュニティーを作ったところとして知られています。その後これがアメリカでも広がったとか・・・
今は、ホテルや保存された織物工場、ショップ等が整い観光地として人を集めています
昔の様に、ここに住んでいる人たちもいるそうです

個々のお目当ては、やっぱり稼働しているミュール

実際ここのショップで販売している糸を作っていました

最終日に駆け足になってしまったタータンを織っている工場ロッキャロン
工場見学を申し込んであった時間ぎりぎりについたのに、受付に人がいない!!
ショップにお客さんもいない! なぜか以前と雰囲気が違います~

前回はドイツからのグループとワイワイ見学したのに、工場にも人が少ない
空のビームが目立ちますね

ハリスツイードでは手で経糸をつなぐ技に驚きましたが、ここでは経糸をつなぐ機械があるそうです
金属の棒のようなものが並んでいるのは経糸が切れるとそれが落ちて機械が止まるようになっている装置、
経糸に間が空いているのは、幅広で織って後で切ってマフラーに仕上げるためです

色々なところでキティーちゃんの物を見ました
これはこの工場で作っているキティータータン 

韓国のアパレル大手に買収されたこの工場、働く人たちの気概の低下が気になります~

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ハリスツイード4 Weavers

約1ヶ月ぶりになってしまいました
自分でも前回までの内容を確認しないと書けない有り様、失礼いたしました

ハリスツイードは工場生産ではなく、個人の織手(weaver)が自宅で織ることが条件に入っています
Harris Tweed Hebridiesで紹介してくださったのは、有名なドナルドさん
South Harris のこんなきれいな景色の所でした

車1台がやっと通れるような道を心配しながら進み、表札が無かったので1度は通り過ぎ
目のいい娘が『小屋に糸のようなものが並んでいたよ~』と見つけて引き返しました

実は、有名なと聞いただけで、余力の無さから予備知識も無いまま訪ねてしまいました

ゲーリック訛りが強い英語、茶目っ気たっぷりで訪問者を楽しませてくれるお人柄
織手だった父の跡を継いだ彼でも、彼の後を継いでくれる息子さんはいないそうです

後で解ったことは、大手メーカーの注文を受けていたり、高い評価を受けたことがあるとか・・・
何で、もっと突っ込んでいろいろ聞いてこなかったのか、悔やまれるのですが
いつか再訪したいという夢が出来ました

道を走っていて、Harris Tweed Weaver のサインを見つけて訪ねたところ

あいにく本人はお留守でしたが、奥さんが対応してくださり
その後手に入れた本に紹介されていてノーマンさんというお名前を知りました

スコットランド本島で歯医者さんを退職後故郷に戻って織り始めたそうです
本によると、幼いころから織手だったおじさんを手伝って織ったそうで
退職後迷わずこの仕事を始めたとか

次の経糸の準備がしてありました

織られた布が沢山、 時間が無くて、ゆっくり写真も撮っていません~


思い起こせば、私が初めてデイビットに服地の織りを習いに行った30年程前
デイビットも同じようにハタスリーで服地を織って、観光などで訪れる人に売って生計を立てていました
ハリスツイードは糸の太さ等が決められていますが、
デイビットはいろいろな糸を使って色々な織りをしていました

Harris Tweed Hebridesで見せて下さった整経と巻き取り作業

日本で着物の経糸など大管に経糸を巻いて並べ同時に沢山の経糸を引いて整経するのと同じでしょう
1本ずつの綾と反対の終わりの部分で大きな束の綾も取っていました

その大きな束の綾は巻き取りの時に幅を決めるWarp Spreader(仮筬)に経糸を入れる時に使います

巻き取りまで長い距離を取ることで均一に広がって巻き取りはあっという間に終わりました


今回この作業の1連を撮影したDVDを手に入れ
短時間訪ねただけでは見ることが出来ない工程を通して知ることが出来ました

この工程を見て、私のしている経糸の機掛けの、
いいえ、 私の織りの原点はこれだ!と知りました

書いてしまえば、こんな短い文章になるのですが、ここに来るまで随分長い時間がかかってしまいました
確かにエネルギー不足はあったのですが、
それ以上にスコットランドの有名なハリスツイードをどの様に紹介するか迷っていました
ブランドが有名になり、名前が一人歩きしているハリスツイード、
その本来の姿と布が持っている意味や味わいなどをどのように紹介できるのか・・・
一番引っかかっていたの自分の織りを自分の中での意味を確かにすることだったのかもしれません

長くツイードが好きでただ『これが好き~』で突っ走って来たのですが、
深入りして知れば知るほど単純には割り切れなくなっていました~
でも、原点が見えたところで、自分が見えてきたのでしょうね

今回の旅行報告、あと少し、続けてきちんと終わりましょう~

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服地の経糸をかけました

昨日はお盆休みのために、いつもの金曜日の午後のお仕事が無かったので
久しぶりに1日工房で1人の時間を楽しみました

前から計画していた千鳥格子ベースのガンクラブ

ハリスツイードの手作業で機がけするDVDを見て気が付いた事があり
今までは2本で整経することが多かったのですが、今回は8本でしました
チェックのデザインによっては、出来ませんし、慣れないとかえって手間がかかりますが
何度かするうちにこつがわかってきました

840本の整経、巻き取り、綜絖通し、筬通しまで1日で出来ました
今日の講習の合間に織り始められると思います~

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マフラーキットの裏話2

前回からちょっと時間がたち過ぎ、間が抜けているようですが・・・
この間はせっかく書いたものを間違えて2回も消してしまっって、落ち込みました~
なので、続きを~~

今回の単糸マフラーキットです

前回書きましたように、デザインが出来るまでは、いろいろな経緯があります
やってみたいと思ったチェックは時間がかかっても自分で織るので
その中で、良いものや、生徒さん達の感想を聞いて、キットにするものを決めます

キットにするためにデザインするというより、できたものを見てキットにしたいと思う方が多いですね

使用糸量を計量していない時が多いので、、
各色をマフラー1本の総量から色の割合で計算して糸を準備して、実際にもう1本織ってみます
そんな作業を進めている間に、生徒さんが色違いで織られることもあります

今回の単糸のキットは玉巻きでは使いにくいので、写真の様に、コーン巻きと、少量は紙の管に巻きました
糸の量は、多少の失敗のやり直しや、少し長くしたり、サイズ変更に対応できるように大目になっています

暑い時にちょっとピンときませんね
今朝起きたら、リビングは32度 朝から汗だくです~

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暑中お見舞い申し上げます

更新しない時でも必ず訪ねて下さる方々
有難うございます

日本中、と言っても北海道の一部を除いて、本当に暑い日が続いています
今日の厚さはまた格別でした
工房の小さなエアコン2台フル回転でも30度位でした
外より涼しいけれど、飲み物と汗拭きは手放せず・・・

どうぞ みなさま、ご自愛ください~

世の中、お盆休みですが、当工房は営業しています
その代り、父の予定に合わせて月末にお休みを頂く予定
その後、すぐスピニングパーティーなので、準備を進めています~

スピニングパーティー限定の商品も考えています

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マフラーキットの裏話

先日販売を始めた新しいマフラーキットは随分前から温めていたチェックデザインです

マフラーキットNo22

このチェックの元になっているのは3年前に作った工房のパンフレットに使ったものです

このチェックはScottish Estate Tweedの中のGlenfinnanを再現してみたいと
2005年に手持ちの糸で織って、それ以来みなさんに気に入って頂いたチェックです

経糸の中の1色を他の色に変えると、また違う表情のチェックになります
経糸と緯糸の色を変えて、お互い邪魔にならず、でもチェックがきれいに見える色の組み合わせというのは中々ありません。 1色が少し暗くても、明るくても、また色味が少し違っても、良いチェックになりません

2本分の経糸を織機にかけて、赤と紺を変えるだけで、お揃い、色違いのマフラーが出来上がりますチェックキットNo20青

このキットに使った青は、1色で見るととてもきれいな色なのに、チェックに組み合わせると色が濁り、どちらかというと名脇役として活躍してしくれます
どんな色と組み合わせるとこの色がきれいに見えるのか、ずっと考えていました2011年春に初めての母と妹と訪れた城崎温泉と鳥取砂丘
この旅行で何かチェックデザインが出来る風景との出会いを探していました

写真では青く見えるけど、実際はもっと緑がかった青、砂丘の砂がきれいでした
そしてできたのがこのチェックです

ベージュの中に使ったオーバーチェックはくすんだ緑とこげ茶
砂丘の隅にみえた木と幹です

そして、No20赤は青の色違いです~  
長い間、この赤を眺めていて、そして試しに織ってみたら、やっぱり良かった!
なのでたので色違いとしてキットにしましたチェックキットNo21
Estate Tweedは千鳥格子やグレンチェック等、細かい格子柄がほとんどですから、タータンタイプのチェックを織り始めて組み合わせてみたいと思っていました

これも色をたくさん使っているので、夫々の組み合わせと、青が思いがけないく出てきて、良い効果を出してくれました
この青もまた脇役になりたい色なのですが、赤と組み合わせるとしっかり青にみえるから不思議ですこのようにタータンタイプのチェックを複雑にするには本数が必要なので、
どうしても細い糸の方が適しています

整経も手間がかかるし、織る時も度々色を替えなくてはならないけど
チェックはやっぱり楽しいです~

  ~*~ご注文お待ちしております~*~

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新しいチェックマフラーキット

新しいチェックマフラーキットが出来ました   しばらくこの記事がTopです

*ペアーマフラー 
  2本分の経糸をセット、緯糸の色をかえて2枚のマフラーが織れます
  扱いやすい双糸で、綾織りが出来る方向けのキットです
  また平織でも同じ効果のチェックを織ることが出来ます


*単糸のチェックマフラー 2種類
  青系と赤系の色違いと、千鳥格子が部分的に入っているタータンタイプ
  糸が細く、チェックが複雑なので、ある程度手織経験をお持ちの方向けです


秋のシーズンに先駆けて8月1日からウェブショップで販売致します
また9月6日7日のスピニングパーティーでは見本もご覧いただけます

是非お試しください~

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