2018年 の投稿一覧

カーブミラーの雀

玄関を出る時に、木の上の方で何かゴソゴソ音がすることがありました
時々、でももう1か月くらい続いているでしょうか
そ~と見ると雀が木にとまって、カーブミラーに移る自分を見て
カーブミラーをツンツンつついています~

今日は出かける時に急いでいなかったので
少し離れて写真を撮ってみました

渡り鳥じゃないから、仲間に置いてきぼりということはないけど
もうそろそろ本物のお相手見つけてください~
写真の真ん中あたり、自分を見つめています

木がこんなに茂っているのはカーブミラーの役割を果たしていないのですが
このカーブミラーの方向は見通しが良くて、無くても大丈夫なんです

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40年使った千切り布

私の最初の織機の千切布がとうとう裂けてしまい
新しいものに取り換えました
ついていたのはシーチングで大型の織機よりはうすい布ですが
糸の油がしみ込んで、こんなに色が違います

これは片方の端が布の耳、反対側の端は折り返して縫ってあるため
巻き取ると左右で若干の差が出ていましたから
新しい布は両端切りっぱなしです

新しい布になって、気持ちよく次の経糸がかけられます

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体験講習 報告

先日お知らしたオーバーショットの体験講習にお二人来られました

午前中は今年になって4枚綜絖の織りを始められたOさん
カード織りを自分で挑戦して織っていただけあって
一つ一つを確かめて、理解をして、自分の書き方でノートに書き留めて。。。
今すぐ解らなくても、続けていくと、いつか “これ”と “あれ” がつながって、
「あ~ そうか」と わかる時がくるでしょう~

午後から来られたのは以前工房に来られて冊子を買って下さったMさん
冊子を見ながら織ったものをご持参くださいました

初めてオーバーショットを織ったとは思えないでき栄えですお手持ちの色々な毛糸を使って試されていて
次の作品へつながると思うのですが
模様が織れたことが嬉しくて、織りあがって終わりになっていたようです

使った糸の太さ、性質、密度、段数などと織れた模様を注意して見て
次のために、これで満足?何かを変えるともっと良い作品にならない?と
ちょっと考えてみてください~

「質問にお答えします」では
色々と違う糸をどのように使ったら良いのかが解らないというご質問でした
そこで、梳毛糸と紡毛糸のお話をしました
手編み用の糸は梳毛糸が多く、手編みにすると編地もきれいだし良い風合いなのですが、
織るとどうしても固い風合いで重くなりやすいですね
それに対して紡毛糸(タリフの糸はこれ)は膨らみが出て、縮絨しやすい
糸を見た時にそれはどっちのタイプ?と見ると少しわかってくるでしょう

織るのが楽しくて、でも出来上がったものが何にもならず溜まっているというお話でした
私だってそうでした・・・ (昔のものは見せたくないものがたくさんあります)
いつまでもそれでは楽しさ半減ですから、少しずつ完成度を上げることを考えてはいかかでしょう?

織りは織り方が書いてある表を一つ一つ確かめながらすすめ
時間内に織りあげられました (写真忘れました!)

今回の体験、春から工房のお仕事を手伝ってくれているMHさんが教えています
4枚綜絖の織り経験はそれほど長くありませんが
「色々な綾織り」を自分で勉強してから工房に来られただけあって
自分のものになっているし、初めて織る方のことが良くわかり、説明も上手です
他の日はまだ空きがありますから、ご連絡くださいね

通常の体験講習の申し込みも入っていて
工房の中にまた新しい風が吹いてくれそうです
教え始めた頃の初心に戻って、私も楽しみたい!

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オーバーショット体験講習

工房での手織体験講習のお知らせです

4月にオーバーショットの冊子ができたので
今年の東京スピニングパーティーでオーバーショットの手織体験をします
その先取りとして、工房で体験講習をしたいと計画しました
ご都合に合わせて下記のいずれかをご予約ください (各1名)
日程 6月12日 (火) 14日 (木) 17日 (日) 20日 (水) 23日 (土)
時間 10:30〜11:30    13:30 〜 14:30
費用 ¥1000 手織体験の他 質問にお答えします
※ 手織りが初めての方向け 千鳥格子の織り体験もお受けいたします(1名×2回 限定)
※ 突然のキャンセルが無いように注意ください

お申し込みはメールでお願いいたします weaving★jcom.home.ne.jp
                   ★を@に変えてください
希望日時、フルネーム、連絡先をお知らせください
又、返信メールが受け取れるように設定をご注意ください

工房へのアクセスはこちらをご覧ください

一度織ってみたいと思っていらっしゃる方、
冊子を購入してくださって、見たけどまだわからない~と思われる方
ぜひ一度織ってみてください

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東京スピニングパーティーに出店します

今年も東京スピニングパーティーに出店が決まりました


新・東京スピニングパーティー2018
~紡ぐ、染める、織る、編む、組む、縫う。 人から人へ 手から手へ。~
今年のテーマは「手紡ぎ “Hand Spinning”」

開催日:2018年9月15日(土)&16日(日)10:00~17:00
(WSは14日(金)から開催あり)

会場:すみだ産業会館 (丸井錦糸町店8・9階)

紡ぎの色々な先生のワークショップもあって
出店していなかったら参加したいテーマがたくさんあります
1年に1回同じ楽しみを持つ仲間と会えるのも、
スピニングパーティーの楽しみです

そしてタリフでも準備を始めています
色々な方にタリフの糸を楽しんでいただけるように思考錯誤しています
まずは、毎年好評な糸セットを作りました
今年は若手の助っ人を得て
少しずつ弱っていく母を看つつ、準備を早めに進めていきます

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タリフのオリジナル冊子

ずいぶん間が空いてしまいました
書くことが無いわけではありませんが、他のことが先に来ると
「あ~ また先延ばしになってしまった」と1日が終わってしまいます

現在タリフのオリジナル冊子は3冊、
「手織のためのスコットランドチェック」は誠文堂新光社出版です

4月に販売を始めたオーバーショットの冊子が売れ続けて
ウェブショップ週に2~3件のご注文をいただいています

他の冊子とチェックの本も合わせてご購入くださる方もあって
少しずつ広がる気配に、ワクワクします
皆さんご覧になっての感想はいかがでしょうか?

残りが少なくなってきて
9月の東京スピニングパーティーまでに3冊とも増刷します

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経糸を数えるときは

              オープン工房のお知らせはこちらから

手織りには、数をかぞえることがたくさんあります

綜絖が4枚で、綾織りが4の倍数なので、特に4を数えることが多いですね
4本は、1本ずつ数えなくても、見てすぐわかります
2本が2つと見てもいいですね

5本になると、2と3に分けてみると、1、2,3,4,5と数えなくても
パット見てすぐわかります
7本は3と4でしょうか

チェックを織るときは、デザイン通りに色と本数を合わせて経糸を作ります
4~6色使うことが多いので、私は1本ずつ整経します

今日の整経は、服地タイプの経糸で18本というところがありました
18本ということは9往復・・・
それを3本を3つに分けて、確かめながら経糸を作りました
普段からそんな習慣をつけておくと、
少し複雑なことも、簡単にできるようになります

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オープン工房のお知らせ

2か月に1度 どなたでも工房に来ていただける日です
手織工房タリフはどんなところ?
糸を実際に見てみたい~
手織りの話がしたい~
手仕事を一緒に楽しみたい~
           などなど

5月27日(日曜)  10:30~16:00

教室をしている時は、ゆっくりお話しもできませんが
この日は予約も問い合わせもなしで、好きな時間にお越しください~

今回はオーバーショットの織り体験をします
コースターサイズ 500円 
事前にご連絡いただければご希望の時間の予約を承ります

編み物など手仕事ができるコーナーも用意します
織ったものをお持ちいただいて見せ合う情報交換もいいですね

お待ちしています

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新しく仲間入りした織り機

先月ですが、工房に新しい織り機が仲間入りしました
友人のお母さまが大切にされた織り機を譲り受けましたホームスパンで服地も織られたとのことですが
その頃は友人も私も子育てで忙しかった時期
今だったら色々お話できたのになぁ~と思いながらいただいてきました
これは八王子の大忠さんの織り機、現在は残念ですがもうありません
和の織り機から少し手を加えて、天秤式のパーツもついています
間丁が長く、いわば和洋折衷で、服地を織るのにとても適しています
そして、体格に合わせて少し低くしてもらったのか、織る位置からペダルまでも近い
何より本体の重さがあり、フレームがしっかりしているので
狂いもないし織りやすい~

移動もしにくいので、工房の一番奥が定位置になりました
私が試しを織ってみて、昨日から生徒さんが服地タイプの糸をかけ始めました

工房の織り機はほとんどが使わなくなった織り機を入手して集めているために
色々な種類があり、織るものに合わせて使う機を変えています
全て具合が良いという織り機はなかなかありませんが
少し手を加えて、タリフ仕様にして使っています~今年も9月の東京スピニングパーティーに出店が決まりました
オーバーショットの織り体験をしたいと計画中で、詳細は追ってお知らせします

連休中母の体調が少し落ちて、例年のように八ヶ岳へ行かれないし
自分のことを後回しにする日々に少々疲れがたまっていましたが
久しぶりの服地の織りを楽しみ、エネルギー補充をしました
落ち着いてきたので、また少しずつ発信したいと思います~

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みんなで織ったタータンの話

山形の糸の話の続きもあるのですが
今日は高校生が登録してみんなで織ったタータンの話

初めて高校3年のHMさんから相談の電話がかかってきたのは昨年秋でした
「登録したタータンをみんなで織っても、そのタータンと言える?」
昨年、本場スコットランドでタータンを織る工場で
一つのデザインを色合いやチェックサイズを変えても
同じタータンだという話を聞いてきたことをお知らせしました

それから、色々話を聞きました
高校生のグループが学校の25周年を記念してタータンをデザインして登録
それを小学生から高校性までのみんなで織りたいという計画をしていると話す彼女の話に熱意が伝わってきました

それから電話とメールのやり取り数回
登録するタータンというのは、1リピートのサイズが大きいので
実際にその本数で織ることはできないし
手織りにするためには織りやすい本数でのデザインが大事です
糸のこと、本数のこと、タータンは四角が正方形でなくてはならないことなどを話して
タリフの糸で手織のためのサンプルを織って送りました

その後、卒業の時期になり「どうなったかなぁ~」とおもっていたら
先日嬉しいメールと写真が届きました

タータン企画、大成功!!!!!!!!
明石さんに相談にのっていただき、覚悟ができ、何度か挫折しましたが、無事企画を晴れ晴れと終えることができました

素敵な糸が見つかり、念願の「みんなで織る」という目標も達成しました。私の通っていた学園は、和歌山以外に3つ姉妹校があり、福岡県、福井県、山梨県を織り機とともに旅をして、各地の子どもたちが携わってくれました。行くさきざきで、織り機に食らいついて離れない子が続出し、みんな興味津々で長蛇の列ができ、一人横糸三回ほどのガチヤガチャンを楽しんでいました。「織ってみるの、夢だったのー!!!」と興奮している小学生の女の子もいて、とても心があったかくなった旅でした

私が覚悟させた???というのは、織ったことが無いのに
チェックをきれいに織るのは大変だということですが
見事にやりきった彼らに大きな拍手を送ります

この経験を足掛かりに次のステップに飛び立ってください

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