自分の織りたい物を織る時間がなかなか取れないので、
12月まで少し講習の予約を減らしています
今日は午後からの講習だったので、午前中に外回りの用事をしました
まず、この間から引き取り手を捜している織機が分解できるかの確認に、その方のお宅へ
それから、注文があった糸を送るために郵便局の本局へ
最後に、家の近くの八百屋さんによって、野菜を色々買って
自転車に積んで家の近くまで来たら、近くで火災報知機が鳴っています
角を曲がったら、工房の建物で鳴っているのです
貸し店舗が6つ、住宅が幾つか入っていて、大家さんも住んでいるのですが
火事ではなさそうなのに、火災報知機が鳴りっぱなし
近くの方が一応消防署に知らせてくれて消防車が来ました
何人もの消防士さんが来て、1件1件調べていますが
肝心の大家さんがお留守で火災報知機が止められません
その内にパトカーが来て、自転車のおまわりさんが来て・・・
近所の人も次々出て見ています
結局小1時間して大家さんが帰ってきて警報は止まりました
警報機の誤作動だったようです
鳴りっぱなしの警報と集まってきた人たちで、なんだかとても疲れました
そして、先日100g玉を全色1つずつ送った工房から突然の注文
昨日留守電に入要っていたのに連絡が取れたのが昼過ぎ
すぐにでも欲しい!!! 週末が重なっているので
とりあえず糸の用意・・・
荷造りがもう少しというところで、宅急便の先月分の集金・・・
後10分遅かったら荷物が出来ていたのに、でも後でとりに来もらっていとも無事発送
講習を受けている方と並んで、織り始めたとたん又電話
先日急にカシミヤの毛糸を持ち込んで織りに来た方が
この間織った4枚綜絖の千鳥格子を子犬がじゃれてだめになってしまった
ほどいた糸でやり直したい???????
こんな、予期しなかったことが続いた1日でした
今日織れたのは30cm足らず、明日は織れるかな?
2006年 の投稿一覧
リジットで織る平織りチェック
しばらく暖めてきたリジットで平織りのチェックを織るという構想が進みつつあります
以前自分で試みた時には、途中で織り続けるのが嫌になってしまったので
今度は、いつも織りに来ているRちゃんにお願いしました
これまでもリジットで織っている彼女、どんどん作業を進めます
来年に入ってから、『リジットで織るチェック』という1日講習会をしたいと思っています
会場の手配など、少し進めましょう
そんな事をしている時に、全く予期していなかった講習を引き受けることに・・・・
私は編み物用の糸で織ることを極力避けてきているのですが
何と、市販のカシミヤの糸で千鳥格子を織りたい
それも糸が夕方届き、出来れば明日1日で出来ないか???
もちろん手織り経験全くなし!予備知識も殆んど無し!
新規の講習受付はしないつもりが、その熱心さに動かされてしまいました
市販の編みもの用とは言え、カシミヤなので、さほどひどい結果にはならないでしょう
届いた糸を持って早速工房に来た彼女、縦糸だけ作って帰りました
太めなので本数も少ないから、どうにか仕上げられるかもしれません
いつも何時も予期せず起こる事に、教えられることがたくさん有ります
初めての人に教えるのは手間と時間がかかります
でも、その中に初心に帰らせてくれる何かがあるように感じて
エネルギーをもらう事ができます
楽しみです
このごろ、元気な我が家のウサギ
朝ケージから出してもらって、新しく入れてもらうラビットフードをひとしきり食べて
ソファーで寝ている犬のところへ・・・
思いつめたようなラブコールに、ほほえましい限りです
毛をなめたり、周りをぐるぐる回ったりしても
ううう・・・と時々うなる以外怒らない犬、我が家のウサギが長生きなのは、
1匹だけじゃないからかもしれません
出来立てほやほやのバック
この間からパソコンに向かう時間を減らして
バックの仕立てを進めていました
とりあえず今日は試しの1点が形になりました
色が良く出ていません、本物はこれより地味目の青と紺です
昨日は皮のもち手を縫いつけるのに、指の先が痛くなりました
これからまだ幾つか作るので、どうしたらいいか考えなくては・・・・
高機の引き取り手をさがしています
高機を欲しい方はいませんか?
ご近所の方から、使っていない織機を手放したいけれど、
よくわからないから見て欲しいと頼まれました
私は日本の織機のことを良く知っているわけではありませんが、
着尺用の高機で、本体も、部品も埃はかぶっているもののしっかりしています
詳しくはこちらをご覧ください
取りに来てくださる方なら、無料で差し上げたいとのことです
工業用のアイロン&デンマークの毛糸
先週まとめて織ったバック用の布を洗いました
すごくホコリっぽいにおいがしていたので、洗剤を多めにし
集めのお湯につけたら、色落ちもあると思うけど、真っ黒の水になりました
ゆすいで、軽く脱水してから、乾燥機に入れてみました
ガスの家庭用としては大きな乾燥機なので、7枚の布をまとめて入れて約10分
まだかなり湿っているけれど、縮みすぎても困るので取り出しました
堅めの糸なので、目だってフェルト化はしていないけれど布としては確かに縮んだ様子
その後、服地を自分で洗っていたときの事を思い出して
母が持っている工業用のアイロンを使ってプレスしてみました
設定温度は高温(リネンや厚手の綿がきっちり伸びる温度ですからかなり高い)
ウールですが、布がぬれているので焦げません
最初ジューーという感じですぐ湯気が上がります
大体乾くまで、表、裏、表と3回かけました
糸がなじんで布になり、バックに仕立てるのが楽しみです
もう一つの話題は、デンマーク製のナチュラルの糸の事
25年ほど前に手に入れたデンマークの小さな紡績工場で作られた糸です
おとといから、大きな織機でひざ掛けを織り始めました
綿糸が通してあるので、同じ色をまとめて整経してからつなぐのですが
こげ茶と白の伸び・縮み具合が全く違います
整経台の上では同じなのに、こんなに違います
気をつけて巻き取れば、まとめて使わない限り影響はありませんが
皆さん、この違いは何が原因だと思いますか?
実際糸も見ていないし、触っていないので、ちょっと無理かもしれませんね
同じ番手でも、糸の太さが違ったりしているので、
毛質の違いだと思います
ずっと紡毛糸、梳毛糸の違いにこだわってきて思うのは
きっと、紡毛糸になりたい毛は、弾力性のある糸に
長めで張りのある毛は梳毛糸に似た、伸び・縮みの少ないきれいな滑らかな糸になるという事
技術で変えられる毛もあるけれど
かなりの部分、原毛が持っている性格は変えられないような気がします
素敵なできごと
先日、息子の大学文化祭に出かけた時の事
乗換えで電車から降りて改札口に向かっている時
5mほど先の人の背中に目が釘付けに・・・・
杉綾のジャケットを着た白髪の男性です
その杉綾の綾織りの斜めの線の角度が、45度以上平らな感じにな
んだか違和感があります
背中心の縫い目は何となく波打っているし、明らかに手作りでしょう
少しずつ近くへよっていって、もう少し見たいと思いましたが
何せ、人混みのこと あまり近くへは行かれませんでした
私の観察では、多分手紡ぎ、手織り、素人の方の仕立てでしょう
人混みにまぎれる直前に一瞬、目にしたその方の様子が
その手作りのジャケットを着て楽しんでいらっしゃるように感じられました
ともすると、技術的なことばかりが一人歩きしかねない状況がありますが
この方のように楽しめる織り、それもとてもうれしいと忘れずに居たいものです
沢山の人の中で、誇らしく歩いていたこの方がまぶしかったです
トートバックを作る布
先週1週間の間に集中して織っていたトートバックを作るための布が6枚出来ました
綿糸を通しておいた同じ組織の色違いです
何時も単純な綾織りで織っているチェックとは少し違いますが
目立つ派手な色を入れることで、一味違う面白い模様が出てきて
まだまだ色違いを沢山やってみたいチェックです
使った糸は毛質の硬い糸なので、マフラーの糸のようにフェルト化しないでしょう
前から聞いていて、やったことが無い乾燥機を使った縮絨をしてみようと思っています
表と裏で少し柄が違うので、洗ってからどちらを使うか決めます
3日には息子の大学文化祭にみんなで出かけました
キャンパスが広く、坂が多いので、歩き回って疲れました
人が多く、にぎやかな様子に、若いエネルギーを感じて帰って来ました
そんな中で、やりたいことを見つけて勉強している息子は
いい時を過ごしているとうれしくなりました
1人暮らしで料理も頑張って、つましく暮らしている彼に、
買い物をして作り置き出来る料理を作り、少し母らしいことをしてきました
兄弟3人の楽しそうな姿も見れて、充実した1日でした
彼が夢中になっていること・・・
迷惑メール対策
ホームページをしているアドレスに毎日あきれるほどの迷惑メールが届いて
うんざりしていましたが、最近サーバーが新しいサービスを始めたと
息子が教えてくれました
というわけで迷惑メール撃退サービスの自動振分機能を設定いたしました
サーバーが判断して迷惑メールを一時的にサーバーに作ったホルダーに
割り振ってくれるということで、入ってくるメールは必要なものだけになりました
しかしながら、機械もミスをするので、2・3日返事が無い時は再度お願いします
先日も、問い合わせの返事や妹へのメールがどこかへ行ってしまいました
今週一杯の予定で、バック用の布を織っています
1昨年スコットランドの閉鎖になった工場から手に入れた糸の中に、少量ながら硬い毛質の糸があり、それを使って、トートバック一つ分を色違いで何枚か・・・
私にすれば、結構珍しい色の組み合わせで、でもとてもきれいに出てきました
洗うのが楽しみです
工房へのお客さん
話はおとといになりますが
工房に英国人のお客様がありました
私の妹は社会人対象のデンマーク体操のグループをいくつか指導していますが
都内の広尾に一つグループがあり、そこへ英国の人が来ていることは聞いていました
その方が、1年半の滞在をもうすぐ終えられるとのことで、その前に尋ねてくださいました
それは、ずいぶん前に妹にあげた植物染色、手紡ぎのマフラーを見て
それと同じようなものがほしいと思ってくださったようです
まだ織り機が広げられずにいたころ、手当たり次第に植物染色をしていた時期があります
身近にあったブタクサで緑を次々染めたら、グラデーションができて
それを杉綾に入れて織ったものです
2年程前には、思わず買ってしまった原毛のコリデールのグレーを
白と混ぜる割合を変えて紡いだ糸をグラデーションに入れてマフラーを織りました
それを気に入ってくださいました
案内して一緒に来てくださったSさんも、
デンマーク製毛糸を使って織ったブランケットとを気に入ってくださいました
Sさんはデンマーク体操クラブ”アンセル”のメンバーで
デンマークから体操チーム受け入れをしたり
デンマークで開催されるの体操の大会に参加したりしている方
その糸は、彼女も知っている体操学校の隣にあった工場で作られたもの
自然色で、デンマークの羊特有のパリッとした風合いです
それを手に入れたのはもう25年位前、その工場はもうありません
短い時間でしたが、講習を受けに来ていたHさんも交えて楽しいおしゃべりをしました
『日本で、怒られたり、声を荒げられたり、という経験は一度もなかった
やさしいいい人ばかり・・・ 』と言われたウェンディーさん
それは、彼女の穏やかな暖かい持ち味で、周りの人をやさしくしているからと言うのが私たちの共通した思いでした
私たちもそうありたいものです
思いもかけず、いくつかの作品が売れていったので
これから、クリスマス時期のデパートの1坪ショップ出展に向けて
講習を減らして、作品つくりに没頭することにしましょう
フジコ・ヘミングの演奏
昨晩、パソコンをしている時に何気なく手に取ったフジコ・ヘミングのラ・カンパンネラのCDをかけました。 隣で、メールの返事を書いていたRの手が止まり、この演奏は???と
前にテレビでフジコ・ヘミングの生涯をドラマにしたものを見たときに
同じものを見た父が聞いてみたいと買ったCDだった
『彼女の体から感情が演奏に伝わってくる』
『小さな音まで丁寧なきれいな音で演奏されている・・・』
『このような演奏をする人にはめったに出会えない』
『このCDのプロデューサーは彼女の特別な音の違いをよくわかっている・・・・』
など、私にはわからない音の違いを聞いているRはデンマークの音楽の先生
いつもはとても物静かな彼女、一端指導を始めると、すごいパワーでぐいぐいひっぱていく
10月から通い始めた日本語学校でも、マニュアル通りに進める新米先生に
『解らない』と言って、解る授業を求める彼女 先生を育てている
人には違う能力が与えられている
人に解る違いが、私には解らない事がたくさんある。
私にも、他の人が見えない違いが見えることもあるとは思うが、多分少ない
見えない、解らない、これもいいことだと思う
一つを掘り下げて楽しむ人、一つを浅く楽しむ人、浅く広く楽しむ人
どれもいいことだと私は思う、要は自分にあった楽しみ方をすればいい
Rの弾くピアノの音、何が違うか私には解らないけれど、何かが違う
その心を和ます音が私は大好きだ!
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