ブレ無いだけ・・・

最近、ブログを見てくださった方や、久しぶりにお会いした方から
『パワフルですね』とか『バイタリティーが有って・・・』といわれることが続きました

私はといえば、体力は無く、すぐ疲れるし、疲れると思考は停止するし
美味しいものを前にしても、気が利く一言も出てこない・・・
思うように出来ない~~と本人は思っているのだけれど
周りの人には、何かがむしゃらに突き進むように見えるのだろうか???

多分、そのように見えるのは、
自分で何がしたい、何を他の人たちに伝えたい
何が好きで、人との関わりで何を大事にしたいか・・・などが
はっきりしているからではないでしょうか

何の為に手織りをし、手織りを教え、糸を輸入販売しているのか
答えはとても単純
この糸が好き、この糸で織る事が好き、人との関わりが好き

でも、これらを本当に楽しむためには
自分をしっかり持つことが不可欠だと感じる

自信を無くす時も少なくない
そんな時は、つい他人と比べたくなる・・・・
でも堂々巡りをして帰る着くのはいつも同じ自分
自分以上でもなく、自分以下でもない (当たり前!)
だからブレ無いのか・・・

就職活動中の息子にも、
『ブレ無いものを持っている母さんがうらやましいよ~』と言われた
これから最終の面接に行くという彼に
会社勤めの経験が無い母は
『面接する人も、その道のプロ、表面取り繕っても見抜かれるから、ありのままの自分を見せておいで~』
くらいしか言ってやれない

自分を知っていること、なりたい自分を持っていることが
他の人にパワーが有ると感じてもらえるのかもしれない

この下地は学生時代、馬鹿らしいと思いつつも続けた小さい事から来ていると気がついた


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半幅帯のグループ講習

工房の8人で風あい工房の森田先生に半幅帯の講習を受けました

事の始めは
今年初めからKさんを先生に4人で続いている着付教室
色々な物を織っているKさんに刺激されて
ウールやチェック以外の手織りに興味をもつようになった方たち
『半幅帯が織りたい~』という声になりました

私は、和装も絹・木綿の事はあまり知らないので
森田先生にお願いしました
始めは4人だったのに、段々増えて昨日は8人で
神奈川県二宮まで行って来ました

先生や生徒さんが織った半幅帯を見せて頂き、オリエンテーション

森田先生がこの日の為に用意してくださったのは
4種類(風あい工房のブログで紹介)の綿絹と違う糸違うデザインの縦糸
それを一つずつみんなが織って体験させて頂きました

その一つを織って見せてくださる森田先生

裂き織りですが、端をきれいに、また帯の固さに織る為にちょっとしたテクニックが・・・

服地タイプの織りをしている私たちにとっては
経糸の密度がとても高く、経糸の織である帯は初めての体験
踏み木を踏んでも簡単に経糸は開かない
横糸の太さ固さによっては、縦糸がうねってしまう




梳毛のウールで大管を使った整経も教えて頂きました
6本一度の整経で綾を取る方法・・・全員が試しました
(この経糸は工房に持ち帰り順番に試し織りをします)


みんなが楽しみにしていたもう一つは
森田先生手作りのマクロビオティックのランチ

『美味しい』とこっちから、あっちから
いつものお教室でもこの人数でしていらっしゃるとか
しゃべりながら、食べるのが遅い私は美味しいパンを最後まで”もぐもぐ”

数年前に橋本でのワークショップイベントに参加した時に頂いた手作りお弁当も美味しかったし、うれしかった事を思い出すなぁ
さりげなくおもてなしをなさる森田先生のお人柄が暖かい

実際に織るための講習を希望していた5人は夫々に使いたい糸を分けていただいたり
染めをお願いしたり、織り計画を持って帰ることが出来ました
既に用意された糸を使って織ってきた皆さんには
染め、カセの糸を巻くことなども初めて見る道具も多く
得るものも多かったでしょう

これからは、工房を始める前に私がしてきた事も経験してもらいましょう
『糸紡ぎや染めもやってみたくなってきましたねぇ~』とT.Wさん
・・・やりましょう・・・

曇り/雨の予報だったのに、天気がよく暑かった1日
大きく開け放った窓から海が近い心地よい風が吹く中
大汗をかいて、夢中になって、みんなでわいわい、楽しい時間でした

工房に通われている方々これだけ一同に集まるのは初めてのこと

沢山、沢山、宝を頂きました



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暑いけど・・・

この2・3日暑くなり
少々思考能力が低下・・・しております

でも、工房では毎日講習をして
自分でも織って、活動は低下しておりません~

我慢しすぎず、でも節電するというのは難しいですね

今週月曜日のテレビで
新潟県小千谷市に非難した方々の様子をレポートした番組
『小千谷市の人たちが本当に浴してくださって・・・』と涙する避難所の人たち
それを聞いた小千谷の方も涙声
『自分たちが被災した時に沢山の人に助けてもらったお礼をしただけ、
お礼なんて言わんでいいんですよ』と
テレビを見ているこちらまで、何だか心がほわぁ・・とした

受けた恩は忘れない、それを謙虚に繋げていく被災を体験した方々
人の上に建つ人たちは底辺の人たちの心に学べ!と大きな声で言いたいなぁ・・・



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新緑の中で

週末に八ヶ岳へ行き、新緑がきれいになった自然の中で過ごしてきました

この梅雨の時期に行く事が少ないのか
これまで気が付かなかった植物を色々見ました

その中でも、とても不思議な植物がこれ
八ヶ岳に行くようになって33年、初めて見ました


全体が透き通るような白
妖精が森の枯葉の上で踊っているかのようにあるところに群生していました

これが何かご存知の方いらっしゃいませんか?

銀竜草(ギンリョウソウ)だそうです
お2人が教えてくださいました
有難うございます









もう一つ新発見はこのお弁当¥150

小淵沢インターのそばにあるスーパーで売ってみました
ご飯は柔らかめ、お茶碗に軽く1杯くらい、おかず少々
この量、お年寄りの1回の分量にちょうどいい
高齢化社会、こんな物がもっと有ってもいいのになぁ

大きなお弁当もあって、これも割りに安い
なるべく地元で食料調達を心がけています

休み明けの火曜日はいつも大忙し
今日は講習に2人、お得意様から注文1件
午後からお得意様が2人別々に来訪

その合間を縫ってOさんの組織サンプル織りを進め
カシミヤでグレンチェックを織り終えたWさんが次の網代織りをはじめ・・・

おまけ1
午前中両親宅のエアコン掃除の業者さんが入り、始めと終わりに立ち会う

おまけ2
愛犬の薬が切れるため、仕事が終わって獣医さんへ
(すいていて短時間で終わり、助かった・・・)

重なる時はいろいろある
織りたいと思いながらその時間が殆ど取れなかったけれど
お会いする方々との話しはいつも楽しい!



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次々織りあがります

工房に来られる方たち、みんなとっても熱心

次々と様々な思いが詰まった作品が出来上がります

綾織りの次に挑戦する杉綾、その応用編

タータンタイプのデザインは、実際のタータンの布をヒントにして・・・


この頃、工房の様子を外から見ていく人
興味をもって話していかれる方が増えています~
体験講習の申し込みも2件入っている

震災後不安要素が多くて、なんとなく空いてしまった心の隙間を感じる
実害は無いけれど、毎日ニュースを見ていると、気が遠くなる程の状況に
不安を感じ無い人はいないだろう

何か心を満たしてくれるものを求めているような気がする
そういう自分も『これだ~』と思える物が織りたい




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ストール織りあがりました

土曜日、日曜日と2日連続で講習にみえたKさん
スウィーディッシュレースのストールを織り上げました
その前に1日経糸をかけて少し織り始めていたので、計3日間かかりました

使った糸はラムウールの単糸
マフラーより少し長めで、最後半日ほど予想より長くかかりました

忙しいお仕事をしているKさんですが
『仕事と全く違うことがとても楽しい・・・』とても集中して作業を進められます
織り始めこそ足の踏み方を一つ一つ確認していましたが
その内に組織が理解できて、その後はひたすら迷うこと無く織り上げました

皆さん2年を過ぎた頃から細い糸もなんのその
腕を上げてきましたねぇ~
私がしたこと無いことなどの希望も増えて来ました~

月末にはみんなで風あい工房さんへ伺い、半幅帯を講習していただく予定

工房を見に立ち止まられたり、見ていらっしゃる方が増えています
講習のキャパシティーが無く、残念がる方も・・・

震災の後、何か確かな楽しみを求めている人が多いのだろうか?

昨日は久々の休日を取り、学生時代の友人達とお喋りを楽しんだ
お邪魔した友人宅、きれいなお庭と心のこもった手料理
ほっと、心が和む時間
アボガドと小エビのサンドイッチがとても美味しかった

長い間会っていなくても、通じ合える友人は心地よい~
子供たちのこと、仕事のこと、日々の葛藤を『偉い』と誉めてもらって
新たなエネルギーを充電してもらった
ありがとう



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草むしり

毎日自宅と工房を行ったり来たり
自然の移り変わりに目を止めることも少なくなって、ちょっと残念

昨日の午前中、家の周りを少しだけ草むしりと伸びすぎた枝を少し切り
ちょっとすっきり
花を育てる余裕も無いなぁ~

アジサイが色付き、トケイソウが咲き始めました


このトケイソウはイングランド南部の友人宅で見た、思い出の花です

思うこと色々あり、でもまとまらない・・・
こんな時は無心に織ると見えてきます

やりたいことが有り過ぎ[#IMAGE|S8#]

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ウールと絹

『ウールと絹、お互いに失礼ですねぇ~』
一つ前の記事、市松模様に織ったマフラーを見せたらこう言われた

言ったのは、絹を専門に織っている行松啓子さん
(言われても又織りますよ~)

東京に出るついでに、私の所に流れてきた絹糸を見にきてくれて
色々な糸についてどういうものか、どのように使えるかをいろいろ教えてくれた

この方、学会で発表したり、中之条大学の市民講座で話しをしたり
織った着物を出展して賞をもらったり(どこに出展したのか失念!)
5年滞在したタイでは英語で学会発表もした、実は、とてもすごい人

絹がそれだけ大切な素材だからこそ、上記の発言になったのだろう

先日の桜染めのことも
『布を入れたとたんにさぁ~と染まる
 参加した人たちは、びっくりするけど、
 時間と手間をかけて染液をそのように作ってあるし~』

話しを聞くとやっぱりやってみたくなる

流れてきた絹糸の中にあったとてもきれいな白の糸が
めでたく行松さんの元にお嫁入り
帯になるらしい
糸が生かされて、とてもうれしい

失礼度が少し少ない?綿と絹を合わせて織るアイディアも教えてもらった
何だかチェックから離れて違う方向へ道が開いてきたような・・・

いつか彼女が市民講座でしている講演を東京でもやってほしいなぁ
それにはもっと色々紹介しなくてはね
聞いてみたい人、この指と~まれ[#IMAGE|S49#]

スタッフのMさんが服地を織り終え
糸が外れた大きな織機は、何だかさみしそう
次に織るものは決まっているから頑張ろう


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異素材の組み合わせ

絹糸を巻きながら、試してみたいという組み合わせで織ってみた
パリッとした感じの絹糸はどういうものなのかなぁ
セルシンが付いたままなのか、糊が付いているのか・・・
失敗覚悟で双糸のウールと絹糸3本取りの組み合わせ


織っている時から、多少波うっている

洗ったらウールが縮み、絹は縮まないから面白い

この組み合わせにはまりそう


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オーバーショット

しばらく前から組織図を書いて準備していた
オーバーショットのマフラーを織りました

この織りは目が詰まっていないときれいに見えません
なので、糸はカシミヤ

2,3年前に自分用に織ったものがとても良いので
手間はかかるけど、模様が出てくるととても楽しい

生徒さんに教えながら何度か間違っては直し、
組織図を迷いなく書けるようになった

先日お見せしたニットのバック
この2.3日気温が下がり、娘が使いました

やっぱりベルト部分が延び、少し短くしたほうがいいみたい
アラン模様が斜めに出るのがいいですね~

最近いろいろな事が思わぬ方向へ道が開けていく
何だかとても不思議に感じる


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